はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

韓国の国民年金公団、米コインベース株に30億円投資 約40%の含み益

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

暗号資産市場への新たな進出

韓国の公的年金制度である「国民年金公団(NPS)」が、米国の暗号資産(仮想通貨)取引大手、コインベース(COIN)の株式を30億円分購入していたことが、15日に明らかになった。

韓国のニュース通信社News1によると、NPSが米国株ポートフォリオに仮想資産関連企業を加えたのはこれが初めて。現在のところNPSによるCOINへの投資は約40%の含み益となっている。

NPSは韓国国内の約2200万人の退職者の貯蓄を管理し、2023年初めにはその運用資産が976兆ウォン(約116兆6931億円)に達している。

SEC(米証券取引委員会)への報告によれば、NPSは2023年第3四半期(7-9月)に、平均価格70.5ドルでコインベース株282,673株を購入し、合計で261億ウォン(約30億円)を投資した。

コインベースは、米国のナスダック市場に上場しており、15日の取引終了時に6.58%上昇し、1株当たり98.15ドル。NPSが保有するCOIN株の資産価値は362億ウォン(約41.7億円)に増加している。

ビットコインETFの上場承認に対する期待の高まりを受けて加熱するビットコイン市場を背景に、コインベースの業績も回復基調だ。

同社の第3四半期の売上高は6億7410万ドルと前年同期比で14.2%増加しており、同期間の純損失は200万ドル、前年同期の5億4500万ドルの損失から大きく改善されている。COINの株価は年初から192.1%の上昇を記録している。

関連:米コインベースのビジネス分析と収益モデル、ブラックロックETF申請の影響は?

コインベースの主要な投資家

コインベース(COIN)は、株式市場におけるビットコイン投資への間接的なアクセスを提供する代替手段として、投資家から注目を集めている。ビットコインに直接投資する代わりに、その動向に連動する企業の株式に投資することを意味する。

同様に、ナスダックに上場しているマイクロストラテジー(MSTR)も、ビットコイン市場への代替的な投資方法として注目されている。マイクロストラテジーは、15万BTC(ビットコイン)を保有しており、そのビットコイン資産により、同社の株価はビットコイン価格の動向に影響を受けやすい。

また、コインベースとマイクロストラテジーの両社は、世界最大級の機関投資家であるブラックロックやバンガード・グループ、さらには運用資産が4.5兆ドルを超えるフィデリティ関連企業など、巨大な投資家に支持されている。ブラックロックやフィデリティは、ビットコインETFの上場申請をSECに提出しており、その審査動向にも注目が寄せられている。

関連:4億ドル投資のマイクロ・ストラテジーが加速させる、ビットコインと主流投資機関の接点

ビットコインETF審査リスト 出典:Bloomberg Intelligence

ビットコインETF特集

ビットコインETFの仕組み、基本から徹底解説 ブラックロックが仕掛けるビットコインETF、投資家必見のポイント
ビットコインETF上場承認後のBTC価格はどう変わる? 米投資会社の資金流入予測 ビットコイン半減期とは?市場価格への影響と注意点
初心者が学ぶトレード知識 CoinPostアプリで優位性を
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/21 日曜日
14:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、ビットコインの2026年相場予測やブロックチェーン人気ランキングなど
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナといった主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
11:30
ビットコイン、流動性低下で来週も不安定な展開か|bitbankアナリスト寄稿
ビットコインの今後の見通しをbitbankアナリストが解説。年末のホリデーシーズンで流動性が低下する中、来週にかけても方向感に欠ける展開が続く可能性。12月の米雇用・物価データが金利見通しの鍵を握る。
11:00
週刊仮想通貨ニュース|与党税制改正大綱の決定に高い関心
今週は、米SECのポール・アトキンス委員長の講演、ノルウェー政府系ファンドによるメタプラネットのビットコイン戦略に対する支持、政府・与党の2026年度税制改正大綱の決定に関する記事が関心を集めた。
12/20 土曜日
13:22
イオレがビットコイン追加取得、累計保有量101BTC超に
日本上場企業イオレが約1億6640万円分のビットコインを追加取得。ネオクリプトバンク構想の初期トレジャリー運用の一環として実施され、2026年3月期中に120億円から160億円規模の取得を目指している。
11:55
ブラックロックのビットコイン現物ETF、年初来リターンはマイナスも流入額6位入り
ブラックロックのビットコイン現物ETF「IBIT」が年初来のETF流入で6位にランクインした。一方でリターンはマイナスとなっており背景にある投資家心理が注目される。
10:50
メタプラネット、米国預託証券プログラム設立
ビットコイン保有企業メタプラネットがドイツ銀行を預託銀行とする米国預託証券プログラムを設立し、19日より米国店頭市場で取引を開始する。米国投資家の利便性向上と流動性拡大を目指す。
10:33
ビットコイン提唱者ルミス米上院議員が再選不出馬、仮想通貨法案成立に注力へ
仮想通貨推進派として知られるシンシア・ルミス上院議員が2026年の再選不出馬を表明した。任期終了までに包括的な仮想通貨規制法案や税制改革の成立を目指す方針を示している。
10:05
「ビットコイン価格は2035年に2億円に到達」CF Benchmarksが強気予想
CF Benchmarksが2035年の仮想通貨ビットコインの価格を基本シナリオで142万ドルと予想した。ゴールド市場のシェアを獲得することなどを前提とし弱気・強気シナリオも算出している。
09:10
イーサリアム、Glamsterdamの次のアップグレード名は「Hegota」
仮想通貨イーサリアムでGlamsterdamの次に実施されるアップグレードの名称がHegotaに決定。2025年と同様、イーサリアムは2026年に2回アップグレードを行う可能性がある。
08:15
ビットコイン、弱気相場入りか クリプトクアントが需要減速を指摘
クリプトクアントが仮想通貨ビットコインの需要成長鈍化を指摘し、弱気相場への移行を指摘。ETFの純売却や大口保有者の需要縮小、デリバティブ市場のリスク選好低下などが要因として挙げられている。
07:10
コインベース、2026年の税制変更で予測市場がギャンブルより有利になると指摘
コインベースが2026年の見通しレポートで、トランプ大統領が署名したワン・ビッグ・ビューティフル・ビル法により予測市場が従来の賭博より税制面で有利になる可能性があると指摘した。
06:50
アーサー・ヘイズ、FRBの新資金供給策RMPでビットコイン4年サイクル論が終焉と再度主張
著名トレーダーであるアーサー・ヘイズ氏がFRBの準備金管理購入プログラムを分析し、実質的な資金供給(QE)により仮想通貨ビットコインの従来の4年サイクルが崩れたとの見解を示した。ビットコインは2026年に20万ドルに向かうと予測。
06:20
仮想通貨の冬到来か、フィデリティ責任者がビットコインの2026年底値を6.5万ドル付近と予測
フィデリティのグローバルマクロ責任者ジュリアン・ティマー氏がビットコインの強気サイクル終了の可能性を指摘し、2026年の底値を6.5万ドルから7.5万ドルと予測した。機関投資家の参入により従来のサイクル論が変化しているとの見方が広がっている。
05:45
米FRB、仮想通貨企業向け「簡易版マスターアカウント」開設に進展か
米連邦準備制度理事会が仮想通貨関連企業を含む適格機関に決済サービスへの限定的なアクセスを提供する「ペイメントアカウント」案についてパブリックコメントを募集開始。
12/19 金曜日
17:38
税制改正大綱で仮想通貨税制が大きく前進、申告分離課税20%と3年間の繰越控除を明記
政府・与党が2026年度税制改正大綱を決定。暗号資産取引に申告分離課税を導入し、税率は株式と同じ一律20%に。3年間の繰越控除制度も創設される。金商法改正を前提とした条件付きで、2028年施行の見通し。昨年の「検討」から具体化が進み、web3業界の発展に向けた重要な一歩として評価されている。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧