CoinPostで今最も読まれています

米コインベース顧客にBybit関連の「召喚状」通知、CFTCの動きに焦点

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

Bybtに対する調査か

米国の暗号資産(仮想通貨)取引所Coinbase(コインベース)が27日、「米規制機関からBybitに関連する召喚状を受け取った旨」を一部顧客に通知したと報じられている。

この情報は、ソーシャルメディアでの複数ユーザーの投稿を通じて広まった。

共有された画像によると、Coinbaseは「顧客からの行動は必要ない」としながらも、「2023年11月30日までに裁判所の差し止め命令やその他の異議申し立てが提出されない場合、召喚状に従って行動する可能性がある」と述べ、その場合、「Coinbaseアカウントに関する情報を米商品先物取引委員会(CFTC)に提供することも含まれる」と加えた。

召喚状とは

Subpoena(召喚状)は、証人や証拠提出者に対して法廷で証言したり、文書や証拠物件を提出するように命じる文書。

▶️仮想通貨用語集

これらの状況から、CFTCはBybitを利用したCoinbaseの顧客を調査対象とし、顧客のアカウント情報と取引履歴の提供を要求していると見られている。

Bybitは2018年に設立されたドバイに本社を置く仮想通貨取引所で、日本人トレーダーの利用率が高い。利用規約では、米国ではサービスを提供していないと主張している。

しかし、VPN(仮想プライベートネットワーク)を使用してのアクセス可能性に言及する第三者情報も見受けられる。

Bybitは28日、取引量がトップ3に入る仮想通貨取引所であり、ユーザー数が2000万人に達したと発表した。同社はまた、慎重なリスク管理とAML(マネーロンダリング防止)コンプライアンスの準拠を強調していた。

関連:バイナンスが米CFTCに反論、裁判所に訴訟の却下を要請

CFTCとは

CFTCは、商品取引所に上場する商品や金利、デリバティブ全般など、米国の先物取引市場を監督する機関。CFTCは今年3月、「CFTCに登録申請を行わず、米国でデリバティブ取引サービスを提供していた」としてバイナンスおよびチャンポン・ジャオ(CZ)CEOらを相手取って訴訟を起こした。

CFTCは、デジタル資産市場への取り締まりを強化している。2022年度には、60億ドル(9,000億円)以上の罰金と賠償金を命じた、特にデジタル資産分野で45件の訴訟を行い、2015年以降の総アクション(131件)のうち約34%を占めた。

関連:米CFTC委員長、仮想通貨含む新技術への規制見直しをアピール

CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
10/27 日曜日
13:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、アバランチのVisaカード発行やAI系ミームコインGOATの高騰など
仮想通貨市場の1週間の動きをまとめ、ビットコイン、イーサリアム、XRP、アバランチなど時価総額上位の仮想通貨の最新の材料を紹介。米国著名投資家の発言やマイクロソフトのビットコイン投資検討など、重要なトピックスも取り上げた。
11:30
心理的節目の上抜けに成功すれば、ショートカバー伴い最高値を試しにいく展開も視野|bitbankアナリスト寄稿
bitbankアナリストが1000万円台前半で底堅い推移となるビットコイン(BTC)相場を分析。今週の相場失速で失望するのは時期尚早だと言及し、今後の展望を解説した。
11:00
週刊仮想通貨ニュース|DOGE時価総額3兆円突破に高い関心
今週は、ドージコインの時価総額3兆円突破、米政府のウォレットから30億円相当の仮想通貨が不正流出した可能性、マイクロソフトのビットコインへの投資評価に関するニュースが最も関心を集めた。
10/26 土曜日
14:00
「ビットコイン現物ETF、個人投資家が需要の8割を占める」バイナンスが報告
バイナンスがビットコインの流通量4.5%を現物ETFが保有していると指摘。個人投資家主導の需要拡大と機関投資家の緩やかな参入を分析している。
11:55
リップル社、仮想通貨XRPめぐる対SEC控訴裁判で4つの論点を提出
リップル社がSECとの裁判で控訴審に向けた陳述書を提出。ハウィーテストの適用など4つの重要論点を提示している。
07:20
マイクロストラテジー、24年ぶりの高値 ビットコイン強制売却の可能性は「極めて低い」 BitMEXが分析
BitMEX Researchのアナリストは、マイクロストラテジーが現在の債務構造に基づいて保有しているビットコインを強制的に売却する可能性は「極めて低い」と主張した。
06:35
ハッカー、米政府の仮想通貨ウォレットに大部分の流出資金を返還
米政府の仮想通貨ウォレットから流出した約30億円相当の資金のほとんどが、24時間以内に返還されたことが観測された。
06:15
テザーCEO、米政府捜査の報道を否定
ステーブルコイン発行企業テザーのパオロ・アルドイーノCEOは26日、米国の連邦検察当局が同社を調査しているとのWSJ報道内容を否定した。
10/25 金曜日
18:05
AIエージェントと仮想通貨の融合 コインベースが描く未来像
米コインベース・ベンチャーズは、人工知能(AI)とブロックチェーン技術の新たな融合がデジタル経済を変革すると主張。Web3上で、自律型AIエージェントが人間と自由にやりとりする世界「エージェントWeb」が誕生する未来のビジョンを描いた。
13:28
国内における「暗号資産ETF」実現に向け、 ビットバンクが勉強会の総意として提言公表
暗号資産(仮想通貨)bitbankを運営するビットバンクは、証券会社や資産運用業者、信託銀行等と共同で行う「国内暗号資産ETF」勉強会への参加とともに、参加メンバー一同として日本における暗号資産ETFの実現に向けた提言を発表した。
11:40
個人マイナーが再びビットコインブロック採掘に成功、3200万円相当の報酬獲得
仮想通貨ビットコインのソロ個人マイナーが再び大きな報酬を獲得したことが判明した。9月に続く事例である。
10:45
1995年公開「攻殻機動隊」のNFT、アニモカブランズジャパンから発売へ
今回は第一弾で、1995年に公開された押井守監督作品『攻殻機動隊』をフィーチャーしている。このNFTコレクションでは、作中に登場するキャラクターのパーツを、Mocaverse、CoolCats、San FranTokyoのPFP専用Traitsとしてそれぞれ描き下ろした世界に1つだけの作品となっている。
09:35
米国ビットコイン現物ETF、約100万BTCの保有でサトシ・ナカモトに迫る
米国ビットコイン現物ETFの保有BTCが98.5万枚を突破。サトシ・ナカモトの推定110万枚に接近している。
07:50
マイクロソフト、12月株主総会で「ビットコインへの投資評価」を議決権行使項目に設定
米IT大手マイクロソフトは12月上旬に予定されている2024年の年次株主総会に向けて、「仮想通貨ビットコインへの投資の評価」を議決項目の1つとして設定した。マイクロストラテジーのようにビットコイン保有企業になるか。
07:20
取引所らの企業、日本の仮想通貨ETF誕生に向け提言作成
日本で仮想通貨ETFが承認されることを目指し、取引所や法律事務所らが税制改正などを含め提言を作成した。対象銘柄をビットコインとイーサリアムに絞ることも提案している。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
イベント情報
一覧
2024/12/01 09:30 ~ 20:00
東京 墨田区文花1丁目18−13
重要指標
一覧
新着指標
一覧