はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

仮想通貨税改正提唱の藤巻健史氏、日本維新の会から繰り上げ当選 参院比例

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

藤巻氏 繰り上げ当選

日本維新の会に所属していた参議院議員の死去を受け、令和元年の参議院選挙比例代表における同党の名簿次点者であった元参議院議員藤巻健史氏の繰り上げ当選が確定した。この決定は、1月19日の官報に告示され、正式な効力を持つ。

73歳の藤巻氏は、外資系金融機関の東京支店長を経て、平成25年の参議院選挙で初当選を果たし、令和元年の選挙では日本維新の会から比例代表で立候補し落選していた。

藤巻氏は、日本の将来の成長に資する要素としてブロックチェーンや暗号資産(仮想通貨)の重要性を強調していた。これらの技術が日本の経済に新たな活力をもたらし、世界中から資金と人材を引き寄せる鍵となるとの見解を示していた。

当時の選挙演説の場で、藤巻氏は仮想通貨税制の変更が日本の将来の収入源を生み出すと主張し、仮想通貨ETF(上場投資信託)の導入にも言及した。同氏によれば、仮想通貨ETFが認可されれば、仮想通貨が20%の源泉分離課税の対象となり、仮想通貨市場の発展に大きく寄与する可能性がある。

2024年1月11日には、米国で史上初となるビットコイン現物ETFが認められた事実がある。

関連:11銘柄全てのビットコインETF上場へ、SEC米国史上初の現物ETFを承認

藤巻氏のビジョンと現行のデジタル通貨規制

近年、ブロックチェーン、仮想通貨、NFTなどを含む分散型インターネットが「Web3」と定義されており、日本国内では与党自民党がこれを新時代の国家戦略の一環として位置付け、AI(人工知能)・Web3の推進チームをそれぞれ設置している。

この動きに伴い、銀行によるステーブルコインの発行や、法人によるガバナンストークンの発行・保有に関する期末課税免除の条件面の規制など、相次いで整備されてきた。

2023年6月に施行されたステーブルコイン発行に関する新規制は、個人間(CtoC)および企業間(BtoB)の決済取引における新たなビジネスチャンスを見据え、金融業界から特に高い関心を集めている。この規制により、三菱UFJ信託銀行、みずほ信託銀行、みんなの銀行、オリックス銀行などの主要金融機関がそれぞれ独自のステーブルコイン関連プロジェクトを推進している状況が生まれている。

また、2022年11月にFTX.comの破綻が発生した際、金融庁は日本で認可を受けた国内のプラットフォームに対し、迅速に事業停止命令を発令し、顧客資産の保護に尽力した。このような対応により、日本の仮想通貨規制体制が国際的に先進的であるという評価が再び強調されている。

関連:藤巻議員、金融庁前の選挙演説で仮想通貨の税制改革とビットコインETF実現を訴える

厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
05/15 木曜日
17:44
リミックスポイントが決算発表、経常赤字5.4億円に 来期の暗号資産は強気シナリオ想定
リミックスポイントが25年3月期の決算を発表。暗号資産(仮想通貨)評価損が影響し、5.4億円の経常赤字となった。一方、来期はビットコインETF資金流入やトランプ政権政策を背景に、業績の大幅回復を見込んだ。
14:00
「イーサリアムにおける重要な転機」BTCS社、ETH保有増やすために最大84億円調達へ
ナスダック上場のBTCS Inc.が84億円規模の転換社債発行で仮想通貨イーサリアム購入戦略を強化。第一弾の調達ではバリデーターノード運用拡大とステーキング収益増加を目指す。
13:15
米民主党、トランプ一族の仮想通貨事業に関する「疑わしい活動報告」提出を財務省に要請
米下院の民主党幹部が財務省に対し、トランプ一族のDeFi事業「WLF」とミームコイン「TRUMP」に関する疑わしい活動報告(SAR)の提出を要請した。民主党は、要請の根拠として「贈収賄、汚職、利益相反」への懸念を挙げた。
13:00
パンテラCEO、ビットコインが米株式市場を凌駕する理由を解説
仮想通貨VC大手パンテラキャピタルの創設者がToken2049で講演。米政権の好意的な政策や市場の割安感から、ビットコインが株式市場を上回る成長をいずれは遂げると分析。
12:00
JPモルガン・Ondoなど、RWAトークン化のクロスチェーン決済実験に成功
チェーンリンク、JPモルガン、Ondo Financeが共同でトークン化米国債ファンドのクロスチェーン決済テストを実施した。DvP取引の効率化とリスク低減を実現するとしている。
11:53
アジア富裕層が仮想通貨投資を拡大、アルトコイン市場は節目を超える
暗号資産(仮想通貨)ビットコインは10万ドル台を堅持し、過去最高値まであとあと6%の位置に迫る。アルトコイン市場も840億ドルの抵抗線を突破し、底打ち反転のシグナルも。UBSの調査ではアジアの富裕層が従来の資産から仮想通貨へ資金を移している現状が指摘された。
11:20
ウクライナ、国家のビットコイン準備金創設へ=報道
ウクライナが国家戦略としてビットコイン準備金創設を進める模様。トルコでのロシア・ウクライナ首脳会談の動きと併せて解説。
11:15
カルダノ創設者ホスキンソン、3700万ウォレットに仮想通貨エアドロップ計画を発表
チャールズ・ホスキンソン氏がConsensus 2025で8つのブロックチェーンをまたぐ「Glacier Drop」を発表。ベンチャーキャピタル排除の新エアドロップ戦略で仮想通貨コミュニティの統合を目指す。
10:30
セイラーのストラテジー社、「ビットコイン戦略でナンバーワンの上場企業へ」=アナリスト
アナリストのジェフ・ウォルトン氏はFTの特集で、ストラテジー社が仮想通貨ビットコインを基盤に市場で最強の企業になると予測。
09:50
リミックスポイント、ビットコインを追加購入 暗号資産保有総額は111億円超に
リミックスポイントがビットコインを5億円分追加購入。イーサリアムやリップルなども含めた暗号資産(仮想通貨)の総保有額は111億円を突破。Web3領域の投資事業を加速。
09:45
イーサリアム価格急騰の3つの要因とは、資産運用会社が分析
仮想通貨イーサリアムの価格急騰の背景には、ステーブルコインとトークン化、Layer 2の進展、投資家のショートポジション解消などが影響。市場動向と成長要因を詳しく解説。
09:31
BTC以外の仮想通貨に分散投資するメリット、Bitwise幹部が考察
ビットコイン以外の仮想通貨にも分散投資を行うメリットをBitwise幹部が考察。インターネット業界の株価の歴史を例に挙げ、大多数の投資家がアルトコインも保有すべきだと主張している。
09:25
メタプラネット1Q決算、ビットコイン投資で135億円の含み益
メタプラネットが2025年第1四半期決算を報告。5月時点で保有ビットコイン量が6,796BTCに到達し含み益へ転換している。株主数も増加中だ。ビットコイン財務戦略の最新状況を解説する。
08:41
テザー社、AI開発プラットフォーム「QVAC」を発表 ビットコインとUSDT決済も対応
テザー社が分散型AI開発プラットフォーム「QVAC」を発表。ユーザーのデバイス上でAIが動作し、クラウド接続不要。AIエージェントがビットコインやUSDTで自律取引が可能。2025年第3四半期リリース予定。
06:35
イーサリアム財団、セキュリティ向上計画を発表
イーサリアム財団は、仮想通貨イーサリアムのセキュリティを向上させる取り組みを発表。イーサリアムの目標は、インターネットや世界経済を安全に支えることができる文明規模のインフラになることだとした。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧