今年最大の調達額
「ソラナキラー」とも呼ばれる新たな高速L1 ブロックチェーンMonadを開発するMonad Labsは9日、340億円以上(2.25億ドル)をParadigmなどから調達したことを伝えた。
調達を主導したのは業界のVC大手パラダイム(Paradigm)で、コインベースベンチャーズや、Electric Capital、Greenoaks、Egirl Capitalなどの企業や、ソラナRPCノード開発企業HeliusのMert Mumtaz CEO、MakerDAO創設者であるRune Christensen氏、個人投資家であるAnsem氏やHsaka氏も出資に参加している。
実際調達した金額は、先月報道された交渉段階の2億ドルを上回っており、「ネクスト・ソラナ」を探る投資家による高い需要を反映した。
Monadは2023年にもDragonfly Capital主導のラウンドで1,900万ドルを調達した。
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Monadとは
VC大手Jump Cryptoの元開発者 Keone Hon氏が2022年に立ち上げたMonad LabsがMonad技術を開発。Monadは、イーサリアムのEVM互換性を持ちながら、パラレル処理(並列処理)ができるブロックチェーンで、パラレル処理を特徴とするソラナやAptos、Suiのライバルという立ち位置にいる。
テストパフォーマンスとして、10,000 TPSの処理容量と1秒のファイナリティが出せると掲げられている。まだメインネットはローンチされてないが、年内リリースの予定だ。
Electric CapitalのMPを務めるAvichal Garg氏はDecryptの取材で、Monadへの期待について「私たちがMonadに期待しているのは、イーサリアム・エコシステムのスケーラビリティにおける重要なボトルネックの1つであるEVM(仮想マシン)を解決するところだ。Monadの並列化されたEVMは、EVMエコシステムのスループットを100倍向上させ、消費者グレードの分散型アプリケーションを可能にしてくれる」と語った。
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