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TON、Telegramの9億ユーザーに照準──100億円相当のトンコイン奨励金を提供 テザー(USDT)がTONに対応

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テザー(USDT)がTONに対応

ステーブルコイン「テザー(USDT)」が20日、The Open Network(TON)ブロックチェーン上での流通を開始した。金に連動するトークン「XAUT」も、数ヶ月以内にTONで稼働する見込みだ。発行会社のTether社が発表した。

TONはブロックチェーン技術を用いて、従来のインターネットに代わる分散型サービスを提供しており、分散型アプリケーション(dApps)、分散型ストレージや決済システムを提供している。また、大手メッセージングサービスであるTelegramとの連携も特徴的だ。

Telegramは9億人以上の月間アクティブユーザーを有する大規模なエコシステムであり、Tetherも世界中で3億人以上のユーザーを持つ。特にUSDTの流通量は1,090億を突破している。

USDTは15のブロックチェーンで利用可能だが、XAUTの展開はイーサリアム以外ではTONが初めて。USDTとXAUTを導入することにより、TONのエコシステムと他のブロックチェーンネットワーク上のユーザー間でのシームレスな価値移転が可能となる。

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100億円相当のトンコイン奨励金

Telegramの暗号資産(仮想通貨)ウォレットは、様々なブロックチェーンをサポートしているが、TONの普及を推進するために取引手数料が削減されている。また、TONは1,100万TONのインセンティブプログラムを開始し、そのうち500万TONはテザー(USDT)を専用ウォレット「Wallet in Telegram(@wallet_tg)」に入金したユーザーへの報酬として提供される。

残る500万TONは、TON上の主要な分散型取引所(DEX)である「Ston.fi」と「Dedust」のUSDT/TONペアの流動性プールにおけるリワードに使われる。さらに、120万TONは、2024年6月までの期間限定で、OKX、Bybit、Kucoinなどの仮想通貨取引所からTONを出金する際の手数料を免除する措置に充てられる。対象となるユーザーはTONネットワークへの資産引き出しを無料で行うことが可能となる。

仮想通貨トンコインとは

The Open Network(TON)は元々Telegramが始めた分散型レイヤー1ネットワークだが、規制上の懸念から独立した経緯がある。今年2月、Telegramは広告収入をチャンネル所有者と共有し、その報酬をTONのネイティブ仮想通貨であるトンコイン(TON)で支払う計画を公表した。トンコインは時価総額244億ドルに達し、市場で第9位になっている(執筆時点)。

Tonstatによると、このエコシステムはTelegramユーザーへのインセンティブ提供により、最近急成長を遂げ、月間アクティブアドレス数が6ヶ月前の10万未満から170万以上に増加した。

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