はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

イーサ財団ドレイク氏、Eigenの顧問就任で数億円の報酬受け取りを開示

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

数億円相当の顧問報酬は寄付へ

イーサリアム(ETH)財団の研究者ジャスティン・ドレイク氏は19日、Eigen財団のアドバイザーに就任し、多額のEigenトークンを報酬として受け取ることを開示した。

Eigen財団はイーサリアムのリステーキングプロジェクト「EigenLayer」のエコシステムを支えている組織だ。

関連: EigenやAltlayer、仮想通貨領域で注目度高まる「リステーキング」とは|特徴や将来性を解説

ドレイク氏は、アドバイザー就任で3年間にわたって数百万ドル(数億円)相当のトークンを受け取ることになると説明した。役割は、リステーキングのリスクについての調査に限定され、マーケティング書類にドレイク氏の名前を使わないという条件で引き受けたものとしている。

ドレイク氏は、収入の使い道について次のように述べた。

私は、すべてのアドバイザー収入を、投資あるいは寄付として、イーサリアムエコシステム内の価値のあるプロジェクトに注入することを誓約する。

また、万が一EigenLayerが、イーサリアムの利益に反するとみられる方向に進んだ場合は、いつでもアドバイザーを辞める用意がある。

また、イーサリアム財団は300名以上のスタッフを擁する大規模な組織であり、ドレイク氏がアドバイザーとして報酬を受け取ることがEigenLayerからの「賄賂」のようなものとして働くことはないとも説明している。

ドレイク氏が知る限り、現在、EigenLayerと正式な関係があるイーサリアム財団メンバーは3人で、1人はEigenLabsの初期投資家、他2人は、アドバイザーだという。

関連: 最終判断期限迫るイーサリアム現物ETF、予想外の進展で承認観測強まる

リステーキングとは

ステーキングを発展させた新しい仕組み。文字通り、一度ステーキングされたPoSブロックチェーンのデリバティブ(派生的な金融商品)を再度ステーキングする仕組みや機能を指す。

▶️仮想通貨用語集

リステーキングのリスクと改善案

ドレイク氏は、これからもEigenLayerに対して批判的な姿勢を取っていくとも述べた。批判を建設的なものにし、ソロバリデーターへの悪影響などのリスクを軽減することを唱えていくようにしたいと続けている。

ドレイク氏は、現時点でのリステーキング改善案も披露した。例えば、ブロックの提案などを行う作業と、ブロックを検証するバリデーターの作業を分離することを挙げた。これにより、リステーキングがブロック提案作業などに過度な負荷を与える状況が軽減されるとしている。

また、分散化を促す方策として、ステーキングされるETHの量がある上限に近づくとゼロ(またはマイナス)になる発行曲線により、すべてのイーサリアムの1/4を超えるステーキングを防止することにも言及した。

関連: ETH再ステーキング「EigenLayer」、独自トークンをローンチへ エアドロップ発表

ステーキングについてはイーサリアム共同創業者ヴィタリック・ブテリン氏も、集中化リスクを指摘しており、ネットワークの分散性を促進する「レインボーステーキング」を提唱している。

関連: ヴィタリック、イーサリアムで「レインボーステーキング」提唱

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
13:44
イーサリアム「フサカ」実装直後にPrysm障害、1.8億円の報酬損失が判明
イーサリアムの大型アップグレード「フサカ」実装直後、Prysmクライアントでバグが発生し382ETH(約1.8億円)の報酬機会が失われたことが判明し、ネットワークの堅牢性においてクライアント多様性の重要性が再確認された。
13:22
英国、2027年に仮想通貨規制を本格導入へ 政治献金も禁止方針
英国財務省が2027年施行予定の仮想通貨規制案を策定中。英国金融行動監視機構の監督下で取引所やウォレット企業に透明性基準を義務付け、消費者保護を強化。仮想通貨による政治献金も禁止へ。
10:50
ストラテジー、ナスダック100指数への残留決定 ビットコイン買い増しの意欲示す
世界最大のビットコイン保有企業ストラテジーのナスダック100指数への残留が決定した。セイラー会長はビットコイン追加購入への意欲を示唆している。
10:41
日銀30年ぶりの0.75%利上げ見込み 仮想通貨市場への影響は?
日本銀行が12月19日の金融政策決定会合で政策金利を0.75%に引き上げる方針。30年ぶりの高水準となる利上げが、円キャリートレード巻き戻しを通じてビットコインなど仮想通貨市場に与える影響を分析。米FRBのQT終了による影響緩和の可能性も解説。
10:10
2025年末までに済ませておきたい仮想通貨に関する税金と確定申告への準備|Gtax寄稿
仮想通貨の税金の仕組みと、年末までにできる節税対策を解説。損益圧縮やふるさと納税・iDeCoの活用法、確定申告に向けた取引履歴・経費の整理ポイントをまとめています。
08:50
米SEC、個人投資家向けの仮想通貨保管ガイドラインを提示 姿勢転換示すか
米証券取引委員会が個人投資家向けにビットコインなど仮想通貨を保管する方法に関して推奨事項を提示した。ウォレットの選び方やカストディアン選定の注意点を解説している。
12/14 日曜日
14:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、トム・リーのイーサリアム相場分析やXRP現物ETFの連続純流入など
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナといった主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
11:30
来週の米雇用統計に注目、労働市場減速ならビットコイン相場に追い風か|bitbankアナリスト寄稿
BTC相場は1450万円周辺で推移。FOMCで利下げ決定、流動性供給再開で中期的な下支え期待。来週の米雇用統計で労働市場減速が示されれば、追加利下げ観測強まりBTCの追い風となるか。
11:00
週刊仮想通貨ニュース|仮想通貨税制に関する国会質疑に高い関心
今週は、ストラテジーによるビットコイン押し目買い、仮想通貨税制に関する国会質疑、仮想通貨マーケットメーカー大手Wintermuteの市場分析レポートに関する記事が関心を集めた。
12/13 土曜日
14:05
米インタラクティブ・ブローカーズ、ステーブルコインでの口座入金を開始
ステーブルコイン入金を導入 ブルームバーグが報じたところによると、オンライン証券大手インタラクティブ・ブローカーズ・グループが、個人証券口座へのステーブルコインによる入金を可能…
13:35
仮想通貨業界団体ら、シタデルに反論 「DeFiは仲介事業者ではない」
DeFi教育基金など仮想通貨業界団体らが米SECに書簡を提出した。シタデル・セキュリティーズによるDeFi規制要求に反論し、自律的ソフトウェアは仲介者に該当しないと主張している。
11:55
ブラジル金融大手イタウ、3%のビットコイン配分を推奨
ブラジルの金融機関イタウがポートフォリオの1%から3%をビットコインに配分するよう推奨した。米国のバンク・オブ・アメリカやモルガン・スタンレーも最大4%の配分を提案している。
11:20
ファントムウォレットが予測市場機能を導入、カルシと提携
主要仮想通貨ウォレットのファントムが予測市場プラットフォームのカルシと提携し、ウォレット内で政治、スポーツ、文化イベントの契約を可能にする新機能を発表した。
10:25
Pyth Network、トークンの買い戻しメカニズム「PYTH Reserve」を導入
分散型オラクルPyth Networkが、収益の一部で仮想通貨PYTHを毎月買い戻す新メカニズムを導入する。DAOの資金残高の3分の1程度を購入に充てる予定だ。
09:20
テザー、イタリアサッカー名門ユベントス買収を提案
ステーブルコイン発行企業テザーがサッカークラブのユベントス買収を提案した。エクソール保有の65.4%株式を現金取得後、残る株式も公開買付けし、10億ユーロの投資を準備している。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧