STEPNGOアルファリリース
2024年6月、Android版に続いてiOS版の「STEPN GO(ステップンゴー)」のアルファ版がリリースされました。同月17日から、ゲームプレイに有利な特典がもらえる体験キャンペーン「アルファドロー」が開催されており、注目が高まっています。
Dear Community,
— STEPN GO (@Stepnofficial) May 23, 2024
We are incredibly proud to introduce STEPN GO, the latest innovation from @fslweb3!
Get ready to join the ultimate social lifestyle app that rewards your movement and social interactions ✨
Here’s a sneak peek at what’s coming:
🔹 Easy Onboarding with the Haus… pic.twitter.com/JCjcLGIWUY
- 特徴とビジョン
- 前作との違い
- ゲームの概要
- 新エナジーシステム
- プロジェクト詳細と参加方法
「STEPN GO」はWeb2ユーザーとソーシャル面に焦点を当て、創業者のYawn氏が公言したように、1,000万人規模のユーザーをWeb3業界にオンボード(案内)することを目指しています。メールアドレスとアクティベーションコードだけで始められる手軽さが特徴です。
「STEPN GO」は、運動強度に応じたNFTの靴を購入し、歩くことで暗号資産を稼ぐM2E系ブロックチェーンゲーム「STEPN(ステップン)」の続編です。既存のSTEPNユーザーは、より低コストでSTEPN GOに参加できる方針が示されています。
プレイヤーは保有するデジタルシューズのタイプに合わせて、歩いたりジョギングしたりすることで暗号資産トークンを獲得できます。公式サイトでは、「STEPN GOのスニーカーは単なるコレクションではなく、フィットネス活動を追跡し、動きに基づいてトークンと報酬を獲得できるツール」と説明されています。
STEPN GOでは、エナジーを獲得したり上限を増やすために、スニーカーをバーン(焼却)する必要があります。バーンにより流通量が減少し、NFTの靴の価値が下落しにくくなり、エコシステムの維持につながる設計となっています。
この記事では、STEPN GOの注目機能と暗号資産GO GAME TOKEN(GGT)の役割、そしてアルファドローへの参加方法を詳しく解説します。
STEPNGO参加に必要なポリゴン(MATIC)の購入に
STEPN GOの注目点
STEPN GO(ステップンゴー)は、前作の基本的なコンセプトを踏襲しつつ、新機能「The Haus(ハウスシステム)」を導入。このシステムにより、友人や家族に貸し出すことができる機能が追加され、初期投資ゼロでもスニーカーのレンタルが可能となり、エナジーの共有や収益分配ができるようになるなど、新規ユーザーの参入障壁が大幅に下がります。
さらに、自分のイメージに合った3Dアバターを作成して、NFTの衣装を着せることができます。
他のユーザーとの接点となるインタラクティブマップや、プレイヤー対プレイヤー(PvP)モードを実装。ソーシャル要素が強化され、ユーザー同士のコミュニケーションを活かした攻略も可能になり、多様なゲーム性を楽しむことができるでしょう。
名称 | STEPN | STEPN GO |
---|---|---|
開始 | 2021年 | 未定 |
開発会社 | Find Satoshi Lab (FSL) | Find Satoshi Lab (FSL) |
特徴 | 「Pokemon Go」で本格的に普及したARゲームのように、GPSを使って運動の進捗に基づいてポイントを獲得する。 暗号資産で報酬を得る「Play to Earn(プレイ・トゥ・アーン)」モデルを採用 |
追加機能: ・Haus System: スニーカーのレンタル、耐久性の管理に必要な「エネルギー」の共有、報酬の分割も可能。 ・FSL ID:Eメールアドレスで取得可能。Web3特有のシードフレーズが不要。 ・インタラクティブマップ ・PvPモード |
暗号資産 | GSTとGMT | GGTとGMT |
対応チェーン | ソラナ、イーサリアム、BNB | ポリゴン |
利用者数 | 560万人以上 | ー |
提携企業 | アディダス、アシックス等 | ー |
2024年7月現在、アルファ版リリースを予定しているSTEPN GOの正式リリース日はまだ決まっていません。最新情報については公式SNSや公式サイトのホワイトペーパーやロードマップを確認しましょう。
アルファドローとは?
Alpha Draw(アルファドロー)は、STEPN GOのベータ版テストへの参加権を獲得するための抽選機会です。開催期間は、2024年6月17日から7月16日まで。期間中、毎日8時間ごとに3ラウンドが予定されており、さらに追加のエクストララウンドがあります。
アルファドローは最小ロット5GMT〜と少額からでも参加可能ですが、非常に人気が高く当選確率はかなり低いです。抽選に参加したGMTは4年後の2028年までロックされます。
参加特典として、先行でゲームに参加するためのシューズボックスや3種類のステッカーコレクションが手に入ります。また、ベータ版参加者には、STEPNで期待されながらも実現しなかったスニーカーレンディング「ハウスシステム」のオーナーになれるなどの特典があります。
ハウスシステムのソーシャル機能によって、暗号資産の初期投資やデジタルウォレットの知識がなくても手軽に始めることができます。
Alpha Drawの日程と特典
アルファドロー | 時間 (日本時間) | 当選NFT |
---|---|---|
12回x3ラウンド | 午前10時~午前11時 | 各回当選者1名: Soul-Bound STEPN GOシューズボックス3個 |
午後6時~午後7時 | ||
午前2時~午前3時 | ||
追加ラウンド3回 | 午前11時5分 | 各回10名の当選者: Soul-Bound STEPN GOシューズボックス30個 |
午後7時5分 | ||
午前3時5分 |
キャンペーンを通じて、合計で約6,000個のSTEPN GOスニーカーが抽選でプレゼントされます。さらに、アルファドローでシューズボックスを3つ入手すると、STEPN GOのアルファテストへの限定アクセスが可能になります。各ボックスには(売買の出来ない)ソウルバウンドスニーカーが1足入っています。
STEPNGO参加に必要なポリゴン(MATIC)の購入に
Find Satoshi Lab(FSL)について
STEPN・STEPNGOを手掛けるFind Satoshi Lab(FSL)は、多くのプレイヤーをWeb3(分散型アプリ)に導くことを目指す開発会社です。他にも分散型取引所「DOOAR」、スニーカーNFTの専用マーケットプレイス「MOOAR」、Web3 MMOゲームの「Gas Hero(ガスヒーロー)」など、仮想通貨GMTを中心とするエコシステムを拡充しています。
関連:STEPN運営企業Find Satoshi Lab、Web3ゲーム「Gas Hero」をローンチへ
同社は、過去にセコイアキャピタルやソラナ・ベンチャーズ、バイナンスラボなどの大手ベンチャーキャピタルから出資を受けたほか、アシックスやアディダスといった大手スニーカーブランドをはじめ、NTT docomoや攻殻機動隊と提携するなど、Web3企業としての存在感を強めています。
関連:「STEPN」のビジョンとは|グリーンなWeb3.0が築くカーボンニュートラルな世界
関連:STEPNとアディダス提携、NFTスニーカーリリースへ
Web3×ヘルスケアの親和性
FSLの使命の一つには、STEPNを代表とするWeb3ライフスタイルアプリのエコシステムを通じて、「ユーザーの健康的な生活を奨励すること」があります。
現代社会において、デスクワークの増加に伴う慢性的な運動不足や不健康な食生活が健康問題を引き起こしています。これには生活習慣病、不安やうつ病などのメンタルヘルスの悪化も含まれます。
定期的な運動は、脳内のセロトニンレベルを上昇させ、認知機能の改善、ストレスの軽減、心臓の健康向上に寄与します。ハーバード大学の研究によると、1日21分(週に2.5時間)のウォーキングで心臓病のリスクが最大30%減少し、毎日30分のウォーキングでメンタルヘルスが大きく改善されるとされています。
このような背景から、STEPNは「ウォーキング」「ジョギング」「ランニング」といったシンプルな運動に着目し、ユーザーに明確なインセンティブを提供することで、運動習慣の形成を促進し、世界中の人々の健康状態を改善することを目指しています。
STEPNが560万人ものユーザー基盤を獲得した要因の一つには、Web3業界においてエンジニアや投資家の比率が高く、彼らが投資活動と運動不足の解消を兼ねてSTEPNを利用したことが挙げられます。
特に日本でSTEPNは人気があり、日本人ユーザーの割合が高いことが特徴です。これは、健康への意識の高さ、デジタルシューズを購入・売買できる所得水準、外出時の安全性など、日本の環境も大きな要因となっています。
仮想通貨GO GAME TOKEN(GGT)の役割と将来性
STEPNでは、歩いて稼ぐMove to Earn(M2E)によってGMTやGSTトークンを獲得することができました。GMT(Green Metaverse Token)は、STEPNやGasHeroで利用される発行上限ありのガバナンストークン。
市場価値は共通であるものの、対応するブロックチェーンとしてはソラナ(SOL)、BNB、イーサリアム(ETH)チェーンのレルムごとにsGMT、bGMT、eGMTと3種類ありました。
GST(Green Satoshi Token)は、STEPNのゲーム内通貨であり、ブロックチェーンごとに異なる市場価値のsGST、bGST、eGSTが存在します。
関連:STEPNの「GMT(Green Metaverse Token)」とは|主な特徴と注目ポイントを解説
一方、STEPN GOでは、GasHeroと同じくポリゴン(MATIC)基盤のpGMTが利用されるほか、新たな暗号資産(仮想通貨)であるGGTが使用されます。
GO GAME TOKEN(GGT)
ユーティリティートークンであるGO GAME TOKEN(GGT)は、供給量に制限はなく、ユーザーが屋外で移動することで獲得できます。
その報酬は、歩行距離や速度、時間などによる条件やルールに基づいて決められます。
またユーザーはアプリ内でGGTをburn(燃焼)させることで、様々なレベルアップ機能を得ることができます。
STEPNのユーティリティートークンであるGSTは、新しいNFT靴を生成するためのmint(鋳造)コストをはじめ、靴5足をバーンしてレアリティを1段階引き上げるともに超低確率で超高性能なRainbow Sneaker(レインボースニーカー)を入手可能なエンハンスや、摩耗したスニーカーの修復、ミステリーボックスの開封、ジェムのアップグレードなどで利用できました。
STEPNGOでは、新たなユーティリティを含むさらに多様な使い道が想定されます。
ホワイトペーパーの記述によれば、NFTのデジタルスニーカーをレベルアップすることで1日あたりに獲得可能なトークン量を増やすことができるほか、NFTのジェムを燃やすことで、靴レベルをMAXにした時の獲得上限「300GGT/日」をさらに増やすことができます。
そのため、STEPN GOがブームになった場合は、GGTを取扱う暗号資産(仮想通貨)取引所が増えて上場先の売買出来高が急増したり、mint需要やGGTの獲得キャップ解除需要が大幅に上昇する可能性が考えられます。
STEPN GOでは、スニーカーに装着可能なジェムの属性にEfficiency、Luck、Comfort、Resilienceに加え、「魅力」と「カルマ」という新属性が2つ追加されているほか、FSLが開発中のソーシャルプラットフォームであるMoonBaseと名付けられたメタバース(仮想空間)を想定した3Dアバターおよび「衣装(Outfit)NFT」などが発表されており、GGTやpGMTの消費先は多数用意されていそうです。
GMT(Green Metaverse Token)
STEPNGOでは、STEPNで主流だったソラナ基盤の「sGMT」ではなく、ポリゴン基盤の「pGMT」が使われます。
STEPNGO参加に必要なポリゴン(MATIC)の購入に
アルファドローの抽選申し込み方法
Alpha Draw(アルファドロー)は、STEPN GOのアルファテストへの参加権を獲得するための抽選機会です。アルファドローの抽選機会は、以下の手順で申し込みできます。
- STEPN GOアプリをダウンロードして新規アカウントを登録、またはログイン
- GMTをSTEPN GOアプリに送付
- GMTをロックしてAlpha Drawに参加
※このGMTは4年間ロックアップされます
アプリをダウンロードして新規アカウントを登録、またはログイン
Apple App Storeや、Google Playで、アプリをダウンロードし、Eメールアドレスで登録します。
秘密鍵やシードフレーズは、設定画面より二段階認証を設定することで確認が可能です。
STEPN GOアプリにGMTを送る方法
STEPN GOはポリゴン(MATIC)ブロックチェーン上で展開されます。STEPN初心者の日本の投資家が、アルファドロー参加のために必要なGMTを調達するには、以下の手順が必要です。
- 国内取引所(ビットバンクなど)でMATICを購入し、メタマスクなどに送付する。
- FSL開発の分散型取引所「DOOAR」でMATICをpGMTにスワップする。
- STEPN GOアプリで取得できるウォレットアドレスにpGMTを送金する。
STEPNGO参加に必要なポリゴン(MATIC)の購入に
1.国内取引所(ビットバンク)でMATICを購入し、メタマスクに送金
①bitbankアプリ「取引所」→ 「MATIC/JPY」を選択しMATICを購入
②「メニュー」→ 「出金」→「MATIC」を選択
③「アドレス一覧」からメタマスクのアドレスを追加→「ネットワーク」はPolygonを選択、「MATICアドレス」にメタマスクのアドレスをコピペし任意の情報を入力し追加する
④数量を入力後出金し、メールで出金申請の確認をし完了する
メタマスクへの送金方法は下記の記事で詳しく解説されています。
関連:仮想通貨ウォレット「メタマスク」の使い方、送金、セキュリティ対策を徹底解説
2.分散型取引所「DOOAR」でMATICをpGMTにスワップ
①DOOARに接続し、「Connect Wallet」でメタマスクに接続
②対応チェーンをデフォルトのSolanaから「Polygon」に変更
③Swapしたい「GMT」を選択し、数量を入力後「SWAP」をクリック
③ガス代(手数料)を確認し「確認」をクリック
※ガス代分のMATICは残してSWAPします。
3.STEPNGOに紐付けたウォレットアドレスに送金
①画像矢印の辺りをタップ
②STEPN GOのウォレットアドレスをコピーし、メタマスクで送金先アドレスにペーストし指定する
③メタマスクからGMTとガス代としてのMATIC(1〜2Maticで充分)を送金する
アルファドローの申し込み手順
アプリにGMTとMATICが準備できたら、いよいよアルファドローに参加です。
①「PLAY」をタップして、抽選に参加するチケット数を入力し「STAKE」できたら完了
チケットごとに5GMTのロックが必要です。ロック期間は2028年4月19日まで。
②画面上部にロック(STAKE)されたGMTが表示される
※まとめて参加する場合は「BULK PARTICIPATE」から参加
③画面下部右のアイコンをタップすると、入手したチケットが表示され、抽選後に削るとステッカーが表示される
エクストラ ラウンド: 12回のいずれかに参加した場合、エクストラ ラウンドに自動的に登録されます。
チケットをスクラッチすると、ユーザーは次のいずれかを獲得するチャンスを得ます。
- Soul-Bound Sneakerが入ったSoul-Bound Shoebox 3個
- エクストララウンドの勝者にのみ与えられる、Soul-Bound Shoebox10個
- Uncommonコレクションステッカーセット(6 Stickers)
- Rare コレクションステッカーセット (12 Stickers)
- Epic コレクションステッカーセット(24 Stickers)
・ユーザーは1ドロー(抽選)ごとに最大10枚のチケットを取得でき、エクストララウンドごとに合計で最大120枚のチケットを取得できます。
・ユーザーは、5GMTのロックごとに、アルファドローラウンド チケット1枚とエクストララウンドチケット1枚の計2枚のチケットを自動的に受け取ります。
・なお、Soul-Bound ShoeboxとSneakerは取引や譲渡ができません。
まとめ
STEPN GOは、健康的なライフスタイルを促進しながら暗号資産を稼ぐという革新的なアプローチを提供しています。追加機能により、さらなる拡大が期待されます。投資初心者の方は、まず国内取引所のビットバンクに口座を開設し、MATICを購入してみましょう。アルファドローへの参加をきっかけに、STEPN GOの楽しさと健康効果を体験してみてください。
STEPNGO参加に必要なポリゴン(MATIC)の購入に
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