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「ビットコイン価格上昇も仮想通貨保有者率は伸び悩み」米連銀調査

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

価格上昇も保有率はわずかに減少

米フィラデルフィア連邦準備銀行の消費者金融研究所は、暗号資産(仮想通貨)の価格の変化が、その所有者数に与える影響についてのレポートを発表した。

仮想通貨価格については代表的なビットコインを参照。2023年10月以降でビットコイン価格が上昇したが、それに伴って仮想通貨全般の所有者率が増えることはなかったと報告している。

出典:フィラデルフィア連邦準備銀行

2023年10月23日時点で、仮想通貨の保有率は約17%だったが、2024年7月24日時点で約15%と、価格上昇にも関わらず、保有率は低下していた格好だ。

FTXが破綻した2022年には「仮想通貨の冬」とも呼ばれる市場低迷があった。この際の調査では、所有率が減少していた。しかし、回復期にはそれに見合うペースで所有率が増加していなかったと指摘している。

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仮想通貨の購入意欲は上昇

2022年1月と2022年10月に行われた調査は、同研究所の新型コロナウイルスのパンデミックに関する消費者調査の一環として実施されたものだ。また、最近の4回の調査は、消費者生活調査の一部として行われた。

すべてオンラインで米国全土の5,000人の回答者に対して実施され、結果は実際の人口構成に合わせて調整されている。項目としては、仮想通貨を保有しているかどうかや、今後購入する意欲があるかを尋ねた。

具体的には、2023年10月から2024年1月までにビットコイン価格は約60%上昇し、「仮想通貨の冬」期間に失われた価値の半分以上を取り戻した。しかし、何らかの仮想通貨を所有しているとした回答者の割合は15.5%となり、わずかに減少した格好だ。

ただし、最近の価格上昇は、「将来的に仮想通貨を購入する可能性が高い」とした回答者の割合の増加には影響しているとみられる。

この回答は、2022年10月時点で約11%だったが、ビットコインの価格が3年ぶりの高値となった2024年4月には約22%にまで上昇した。

消費者金融研究所のトム・アカナ研究員は「市場の急速な成長により、消費者にとって仮想通貨の魅力が高まったようだが、グループ内の所有率の上昇にはつながっていない」とコメントしている。

また、「こうした傾向をよりよく理解するために、消費者の市場参入と市場退出のパターンを調査するためのさらなる研究が必要だ」と結論した。

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規制のあり方も鍵か

グレースケールが5月に発表した、米国人の仮想通貨に対する意識調査では、購入意欲に影響する要因の一つとして、規制のあり方も浮上していた。「仮想通貨に対する新たな政策や規制」を確認してから、仮想通貨に投資したいと答えた回答者が44%を占めていた形だ。

関連:米国の大統領選と仮想通貨政策、グレースケールが意識調査発表

米国における今後の規制のあり方は、11月の大統領選の結果にも左右されると考えられているところだ。トランプ氏とハリス氏の動向に注目したい。

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