はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

ブラックロックのビットコイン現物ETF「IBIT」、3週間ぶりの純流入

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

16日に22億円が流入

ブラックロックのビットコイン現物ETF「IBIT」は16日月曜日、8月26日から約3週間ぶりに純流入を記録した。1,580万ドル(約22億円)が流れ込んだ形だ。

IBITが1月に取引を開始して以来、今回は流入がない日が連続した最長記録となった。3週間の11営業日を通して流入がなく、さらに8月29日と9月9日の2日間には純流出がみられた。

一方、グレースケールのGBTCは13日金曜日、7月19日ぶりの純流入となる670万ドル(約9.5億円)を記録したが、16日には2,080万ドル(約30億円)の純流出へと戻った。GBTCは1.5%という手数料の高さから、流出が続いている。

グレースケールは7月31日に、手数料を業界最低水準の0.15%に設定したビットコイン・ミニ信託(ティッカー:BTC)を提供開始したところだ。16日には、このミニ信託の方に280万ドル(約4億円)の純流入があった。

関連グレースケールのミニ版ビットコインETF、ニューヨーク証券取引所に上場

直近数週間は停滞が見られたものの、ブラックロックのIBITは依然として、10社の現物ビットコインETFのうち、流入総額で首位を走っている。立ち上げ以来209億ドル(約3兆円)の純流入を生み出している格好だ。

なお、各社の現物ビットコインETF全体への純流入は、合計で173億ドル(約2.4兆円)だ。8月下旬時点で、ブラックロック「IBIT」とグレースケール「GBTC」が保有するビットコインの合計枚数は、循環供給量の約3%まで増加している。

関連ブラックロックとグレースケールのETF、ビットコイン循環供給量の約3%を保有

ビットコインETFとは

ビットコインを投資対象に含んだ上場投資信託(Exchange Traded Fund)のこと。投資信託とは、投資家から集めたお金を1つの資金としてまとめ、株式や債券などに投資して運用される金融商品。運用成果が投資家それぞれの投資額に応じて分配される仕組みになっている。投資信託の中でもETFは証券取引所に上場しているため、株式と同様に売買ができる。

▶️仮想通貨用語集

関連ビットコインETFは日本で買える?現物BTCとのメリット比較や関連銘柄の買い方も紹介

イーサリアム現物ETFの状況

イーサリアム現物ETFについては、各社の商品全体で13日に150万ドル(約2億円)の純流入があったが、16日には940万ドル(約13億円)の純流出に戻った。

直近では、8月28日と9月10日以外は純流出が続いている。

出典:coinglass

イーサリアム現物ETFは、7月の取引開始以来、全体で5億9,080万ドル(約838億円)相当の純流出となっている。流入よりも流出が多い状態だ。

なお、流出の大半はグレースケールが投資信託からETFに転換したETHEからのものであり、この商品から27億ドル(約3,830億円)の資金が抜けている。一方で、その他各社のETFは、合計21億ドル(約2,980億円)の純流入を生み出しているところだ。

これまで流入をリードしているのは、ビットコインETFと同じく、ブラックロックの製品である。ブラックロックの「ETHA」には16日に420万ドル(約6億円)が流れ込んだ。同日には、グレースケールによるミニ版イーサリアムETFにも、230万ドル(約3億円)が流入している。

関連イーサリアム次期アップグレード「Pectra」、2段階の実施案が浮上

関連日本版ビットコインETFを見据える金融機関の動向 次世代の分散投資|WebX2024

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
11/19 水曜日
18:44
ストラテジーのセイラー会長、ウォール街参入による「ビットコイン弱体化」論を否定 
ストラテジーのセイラー会長がフォックス・ビジネスで、機関投資家の参入によりビットコインのボラティリティが大幅に低下していると発言した。2020年の約80%から現在50%まで縮小し、今後はS&P500の1.5倍程度に収束すると予測している。
18:25
アーク・インベスト、コインベースとサークル株を買い増し
ARK投資のキャシー・ウッド氏、コインベースとサークル株を計720万ドル購入。ステーブルコイン市場の成長を見据え、仮想通貨関連株への投資を拡大。
13:55
ブラジル、仮想通貨のクロスボーダー決済に課税検討 規制強化で抜け穴封じ=報道
ブラジル政府が仮想通貨を利用したクロスボーダー決済への課税を検討している。中央銀行は2026年2月から新規制を施行し、ステーブルコインを含む国際送金を外為取引として扱う方針だが、税収漏れ対策として金融取引税(IOF)の対象とする案が浮上している。
13:35
サークルが「xリザーブ」発表、USDC担保型ステーブルコインを展開可能に
サークルがブロックチェーン間でUSDC担保型ステーブルコインを展開可能にする相互運用インフラ「xリザーブ」を発表した。
13:15
米SEC、2026年度検査で仮想通貨監視を重点項目から削除 規制緩和加速
米SECが2026年度の検査優先事項から仮想通貨監視を除外。トランプ政権下で規制姿勢が執行重視から対話重視に転換。コインベースやリップルとの訴訟解決など、業界への軟化姿勢が鮮明に。
11:35
イーサリアム財団、レイヤー2を単一チェーンのように操作できる「相互運用レイヤー」構想
仮想通貨イーサリアムの財団が複数のL2を単一チェーンのように操作できる相互運用レイヤー(EIL)の構想を解説。現在開発中のEILへの参加を呼びかけている。
10:50
コインベース上のモナドICO、開始23分で65億円弱調達も販売ペース鈍化
コインベースで開始されたモナド(Monad)のトークンセールは、開始23分で64.5億円を調達したが、その後失速。高いFDV評価額やVC比率の高さが投資家の慎重姿勢を招いたとみられる。
10:33
全米初のビットコイン担保地方債、米ニューハンプシャー州が承認
ニューハンプシャー州が全米初のビットコイン担保地方債を承認した。1億ドル規模の債券でデジタル資産が140兆ドル規模の世界債券市場に参入する道を開く可能性が出た。
10:00
ハイパーリキッド・ストラテジーズ、ナスダック上場に向けた合併が延期に
ソネット・バイオセラピューティクスらの合併によるハイパーリキッド財務企業の上場が延期された。株主投票の賛成票が必要数に達していない形だ。
09:45
ビットコインとイーサリアムの現物ETF、資金流出が継続
仮想通貨ビットコインとイーサリアムの現物ETFは、資金が純流出する日が継続している。この点について、ソラナやXRPなどのETFに資金が循環している可能性が指摘された。
08:50
テザー、ビットコイン担保融資企業レドンに戦略投資
テザーがビットコイン担保融資のリード企業Lednに戦略的投資を実施した。Lednは設立以来28億ドル超の融資を実行し、2025年だけで10億ドル超と見込まれている。
08:00
GMOトラスト、Japan Smart Chainと提携し日本法準拠ステーブルコイン発行を検討
GMOトラストがJapan Smart Chainと提携 AltXリサーチは18日、日本向けレイヤー1ブロックチェーン「Japan Smart Chain(JSC)」において、…
07:15
資産運用大手6社、日本での仮想通貨投資信託の提供を検討
資産運用大手6社が、日本での仮想通貨投資信託の開発を検討していることがわかった。米国でビットコインの現物ETFが認可されたこともあり、日本でも仮想通貨投資信託の誕生に期待する声は多い。
07:05
クラーケンがシタデルから2億ドル調達し企業価値200億ドルに、IPO前に資金基盤強化か=報道
クラーケンがシタデル・セキュリティーズから2億ドルの戦略的投資を確保し企業価値200億ドルと評価された。9月の6億ドル調達に続きIPO前に資金基盤を強化している。
06:35
米通貨監督庁、銀行に「ガス代支払い用」の暗号資産保有を承認
米財務省通貨監督庁が国法銀行によるブロックチェーンネットワーク手数料支払いのための仮想通貨保有を正式承認した。トランプ政権下で仮想通貨に対する規制姿勢が転換している。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧