はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

日産メンバーシップNFT「NISSAN PASSPORT」のメリットを解説、進化可能な4種類のNFTとは

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

応募締め切り迫る

日産自動車は、ブロックチェーンおよびWeb3技術を活用した新サービス「NISSAN PASSPORT(BETA)」の展開について詳細を明らかにした。

米マサチューセッツ工科大学(MIT)メディアラボ所長、金融庁参与などを歴任した伊藤穰一氏のYouTubeライブ番組「weekly gm」にゲスト出演した​日産自動車の山口稔彦氏が解説した。

2024年12月5日から募集を始めた「NISSAN PASSPORT(BETA)」は、Polygonブロックチェーン上に構築された近未来型の会員サービスであり、これまで提供してきた「NISSAN ID」を基盤に、web3技術を活用することで顧客との関係性をより深める新たな取り組みとなる。

応募期間は 2025年1月14日までとなっており、会員権となるNFTは5,523名のみ抽選されることから、人気化して応募超過による抽選となることも想定される。

NISSAN PASSPORTの応募はこちら

メンバーシップNFTの可能性

「NISSAN PASSPORT BETA」のサービスの中核となるのは、顧客の活動に応じて進化する「メンバーシップNFT(非代替性トークン)」だ。

未来志向のイノベーター向けの「Futuristic」、高性能車の愛好家向けの「Performance」、クラシックカーファン向けの「Classic」、そして新しいカーライフスタイルを求める層向けの「Smart Life」の4種類が用意された。

各NFTはユーザー(顧客)の活動・アクションに応じてレベルが上がることで進化し、デザインが変化する仕組みとなっている。

また、新設されるリワードプログラムは、従来型の購入金額に応じたポイント還元とは一線を画す。

ミッションのクリアやコミュニティ活動などに応じてトークンを獲得でき、ランクは「Bronze」から「Diamond」まで4段階で構成される。獲得したトークンは日産独自の特別体験と交換可能で、シーズン制を導入することで継続的な参加を促す設計となっている。

集めたトークンは、トークンでしか交換することができない特別な体験であったり、特別なイベントのチケット権利を享受することができるようになるといい、期待が高まりそうだ。

このように、購入や消費といった従来型の経済活動だけでなく、コミュニティへの参加や企画への関与など、多様な形での関係構築を評価対象としている点が特徴的である。

このプログラムは単なる顧客還元の仕組みを超え、日産車への愛着やコミュニティへの貢献を可視化し、それに応じた特別な体験を提供する包括的な顧客エンゲージメントプラットフォームとして位置付けられている。

公式コミュニティ開設へ

さらに、顧客との直接対話を実現する場として、グローバルに普及するチャットアプリ「Discord」にて、専用の日産コミュニティを立ち上げる。

これまでの自動車メーカーと顧客という垣根を超え、日産の従業員が直接参加して新サービスの企画や開発に顧客の声を参考にする方針だ。日産車の所有者だけでなく、購入検討者も参加可能となる。

日産自動車が展開する新たなコミュニティプラットフォームでは、車に関する幅広い対話や相互サポートの場を提供する。このコミュニティは日産車オーナーに限定せず、自動車文化全般について関心を持つ参加者との交流も視野に入れており、従来の自動車メーカーの枠を超えた新しい対話の場を目指している。

コミュニティ運営では、日産の従業員が直接参加し、メンバーとの双方向のコミュニケーションを通じて、新たな体験型プロジェクトを共創していく方針だ。

現実資産との統合

今後、日産自動車は、RWA(現実資産)とのコラボもNFTを通じて発展させたいと考えている。自動車に対してNFTを付与したり、NFTを使用した上で所有者が保有している車と連携をし、DID(Decentralized Identifier)やVC(Verifiable Credential)といったユーザーの身分証明書としての機能を持たせていくことも目論んでいる。

ブロックチェーンの技術を活用し、NFTは今後車の所有証明書となるだけでなく、カーシェア利用時の証明書などにもなっていく予定である。今後の動きについても日産自動車とファン・オーナーが意見交換をしながら新たなサービス共創していく。

今後のロードマップ

* 第1弾:2024年12月5日〜2025年1月14日 NISSAN PASSPORT 募集期間
* 第2弾:2025年1月21日 NFT当選者発表、Discordコミュニティーオープン
* 第3弾:時期未定 リワードプログラム開始

今後も日産ファンをはじめ、自動車好きにはたまらない体験型の取り組みが公開されていく予定だ。

NISSAN PASSPORTの応募はこちら

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
11/03 月曜日
13:40
欧州が仮想通貨・証券の統一監督機関設立を検討 米SECモデルに
欧州委員会が仮想通貨・証券取引所を一元監督する機関を構想している。米証券取引委員会をモデルにしており、ESMAの権限拡大案も検討していると伝えられる。
13:36
FTX債権者は仮想通貨上昇分の恩恵受けられずか 債権実質回収率の試算は9%~46%
仮想通貨取引所FTXの債権者は破綻時の現金相当額で弁済されるため、債権者はビットコインなどの上昇分を受け取れないことになる。債権者代表は、実質回収率は9~46%と推算した。
10:25
仮想通貨Zcash、プライバシー取引機能をさらに強化へ 新ロードマップ公開
匿名機能を重視する仮想通貨Zcashが2025年10~12月期のロードマップを発表した。プライバシー機能を大幅強化し、スワップ毎の使い捨てアドレスなどを導入する計画だ。
09:00
Sui DEX「Momentum」、11月上旬にTGE予定 累積取引量250億ドル超でエコシステム基盤化
Sui最大のDEX「Momentum」、210万人のユーザーを獲得。投票型ガバナンスで投票者自身が報酬配分を決定し、プールの手数料を得る仕組みで流動性の安定化を目指す。
07:00
【流通額1億円突破】JPYCの買い方・使い方まとめ|何ができる?
JPYCが資金移動業ライセンスを取得し、日本初の円建てステーブルコイン「JPYC EX」を発行へ。特徴や将来性を徹底解説。
11/02 日曜日
14:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、フランスのビットコイン戦略的備蓄法案提出やソラナETFの米上場など
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナといった主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
12:00
メタマスクの使い方、仮想通貨の送金や交換、便利機能を図解で簡単に
MetaMaskのインストール方法から送金手順、暗号資産(仮想通貨)取引所への送金や取引所からの出庫方法、セキュリティ対策までを初心者向けに詳しく解説。自己管理型ウォレットの基本知識を身に付けましょう。
11:30
ビットコインは売られ過ぎ水準、来週の指標次第で利下げ期待強まるか|bitbankアナリスト寄稿
ビットコインは逆三尊形成中でギリギリの水準。来週のISM統計で景気減速が確認されれば12月利下げ期待が強まり、11.6万ドルのネックライン到達も。今後の展望を解説。
11:00
週刊仮想通貨ニュース|Bybitの日本人新規登録停止に高い関心
今週は、日本初のステーブルコインJPYC始動、SBIインシュアランスグループによる株主優待へのXRP導入、仮想通貨取引所Bybitによる日本人の新規登録停止に関する記事が関心を集めた。
07:30
米国アルトコインETFの審査状況一覧 ソラナやXRP・ドージなど
ビットコインやイーサリアムに続き、ソラナやリップルなど多数のアルトコインETF申請が進行中。2025年の米国規制環境で加速するETF審査状況を整理しました
11/01 土曜日
13:50
ステーブルコイン覇権争い激化 テザーが過去最高益、USDCは機関投資家採用加速
ステーブルコイン最大手テザーが2025年第3四半期報告書を公表し年初来利益が100億ドルを超えたことを明らかにした。米国債保有額は1350億ドルに達し国別ランキング17位相当。
13:20
仮想通貨市場の現状、センチメント冷え込み=CryptoQuant分析
CryptoQuantがビットコインとイーサリアムの週間市場レポートで投資家の慎重姿勢を指摘した。現物ETFや先物ベーシスなどの指標から市場のセンチメントが冷え込んでいると述べる。
10:20
イオレがSBI VCトレードと提携、ビットコイントレジャリー事業強化へ
イオレがSBI VCトレードと提携し、法人向けサービスを活用したビットコイン取引・保管・運用を開始した。Neo Crypto Bank構想の実現に向けSBIグループとの初の具体的連携となる。
09:50
チェンジHD、JPYCで地方創生へ ふるさと納税・インバウンド決済に円ステーブルコイン導入検討
チェンジホールディングスが日本円ステーブルコインJPYCを活用した地方創生に着手する。「ふるさとチョイス」での決済導入検討やインバウンド事業での実証実験を計画している。
09:20
欧州中央銀行がデジタルユーロ開発加速、2029年導入目指す
欧州中央銀行が中央銀行デジタル通貨(CBDC)デジタルユーロの開発を次段階に進めることを決定した。2027年にパイロット実験を開始し、2029年の正式導入を目指す。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧