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K33リサーチ、トランプミームコインの設計を批判も供給懸念は否定

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

「当面の供給懸念はない」

トランプ米大統領の公式ミームコイン(Official Trump)は過去24時間で13%以上下落。昨日は一時48ドルを超える水準まで回復したが、トランプ氏が記者会見で関わりを否定したことを受け価格が反落した。先週土曜日にローンチされて以来急激な価格変動を見せていたが、アナリストらは短期的な供給ショックへの懸念は不要との見方を示している。

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現在の流通量は総供給量の20%に留まっており、その半分が流動性のために確保され、残り半分が一般に公開された。残りの80%は36ヶ月(3年)かけて段階的に解放される予定で、「Creators」および「CIC Digital 1-6」と呼ばれる6つの主体に分配されている。

K33リサーチのデファイアナリスト、デビッド・ジマーマン氏は、この種のトークノミクスはミームコインとしては時代遅れであり、市場は発行時に全量が流通する形態を好む傾向にあると指摘。「このトークノミクスは最悪と言わざるを得ない」と厳しい評価を下している。

同社の調査報告によると、トランプ氏はCIC DigitalおよびCIC Venturesとライセンス契約を結んでおり、両社は「ドナルド・J・トランプ撤回可能信託」が所有している。ジマーマン氏は「発行者の正体は不明確だが、トランプ氏はCIC Digitalを通じてこのミームコインに重要な金銭的利害関係を持つことになる」と分析している。

この動きに続き、メラニア夫人も日曜日に独自のコイン「Melania Meme(メラニア)」を発行。わずか12時間で価値が250倍に跳ね上がり、時価総額は一時20億ドルを突破したが、5.5億ドル規模に縮小してきた。トークン配分はチーム、財務、コミュニティ向けの大規模な割り当てを含む構造となっている。

Melania Memeはトランプコインと異なり、より積極的なアンロックスケジュールを採用しており、初期ロックアップ期間はわずか30日で、その後チーム向け10%のアンロックと12ヶ月にわたる線形ベスティングが実施される予定だ。この迅速なアンロックスケジュールは、長期的な価格安定性に対する懸念を引き起こす可能性があると見られている。

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