WebX完全ガイド
TOP 新着一覧 取引所 WebX
CoinPostで今最も読まれています

ノルウェー政府系ファンド、550億円相当のビットコインを間接保有 マイクロストラテジー株などで

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

 

仮想通貨市場の成熟か

デジタル資産の分析を行う「K33リサーチ」でリサーチ部門のトップを務めるVetle Lunde氏は29日、世界最大規模のノルウェーの政府系ファンド(NBIM)が2024年末時点で、間接的に暗号資産(仮想通貨)ビットコイン(BTC)を3,821BTCを保有していると公表した。

これは、多様化されたポートフォリオにどのようにビットコインが組み込まれているのかを示す強固な事例であると主張。そして、NBIMの保有量が増加していることは、市場が成熟している証拠であるとも述べている。

政府系ファンドとは

各国の政府や政府機関が運用するファンドのこと。英語では「Sovereign Wealth Fund(SWF)」と呼ばれる。

今回のファンドを運営しているのは「Norges Bank Investment Management(NBIM)」で、ノルウェー中央銀行投資管理部門を指す。

▶️仮想通貨用語集

「間接的にビットコインを保有している」とは、ビットコインを保有している企業の株をNBIMが保有しているということ。具体的には、米国で上場するマイクロストラテジーや日本で上場するメタプラネットらの株を保有しているという意味であり、各社のビットコイン保有量とNBIMのポートフォリオに占める割合をもとに今回の計算を行っている。

Lunde氏のリサーチによれば、2024年6月末時点では保有数量が2,446BTCだったため、半年で1,375BTC増加した。また、2023年末時点と比較すると2,314BTC増えている(153%増)。これまでの推移を表したのが以下のグラフだ。

出典:X

また、間接的なビットコイン保有量をドルとノルウェーのクローネで表したグラフが以下。2024年末時点のビットコインのエクスポージャーは、およそ3.6億ドル(約550億円)と試算している。

出典:X

関連:ノルウェー国民、一人当たり4000円相当のビットコインに間接投資 世界最大規模の政府系ファンドで

銘柄ごとの配分

NBIMが保有する株の内、ビットコインへのエクスポージャーを提供しているのは以下の銘柄。この表は、2024年の6月末と12月末時点における配分の割合や変化も記載している。

出典:X

上記の表からは、メタプラネットの株を6月末時点では保有していなかったが、その後に購入したことがわかる。配分率は0.55%だ。

また、上場企業として最も多くのビットコインを保有するマイクロストラテジーの株の割合は0.89%から0.72%に減少。Lunde氏は、これを「大幅な減少」と表現し、「21/21プラン」が減少の要因の1つだとの見方を示した。

21/21プランとはマイクロストラテジーのビットコイン投資戦略の1つで、210億ドルの株式と210億ドルの債券で合計420億ドルを調達するというものである。

関連:マイクロストラテジー、ビットコイン戦略などで6兆円調達へ 2027年までの「21/21プラン」発表

Lunde氏は「NBIMはビットコインへのエクスポージャーを意図的に優先するのではなく、ルールに基づいてセクターごとに資金を配分している可能性が高いことも重要である」と指摘した。

メタプラネットの代表取締役社長であるSimon Gerovich氏は30日、今後NBIMがメタプラネットの保有比率を増やす可能性も十分あると期待を示している。

出典:X

Google Newsでフォロー
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
09/30 水曜日
07:50
米イリノイ州、仮想通貨取引に0.2%課税する規則案を公表
米イリノイ州歳入局は仮想通貨取引に課税する規則案を公開し、業界からの意見を募集している。税率は資産価値の0.2%で、2027年1月1日に施行される。
07:20
S&PとCboeがオプションのトークン化を模索する可能性、契約を25年延長
シーボー・グローバル・マーケッツとS&Pダウ・ジョーンズ・インデックスは、ライセンス契約を25年間延長することを発表。トークン化したオプション契約などの新たな金融商品の提供を模索する可能性がある。
06:45
イーサリアムの『グラムスターダム』テストネット、10月6日に先行稼働
イーサリアム財団は次期アップグレード「Glamsterdam」を10月6日にセポリアテストネットで稼働させると発表。ePBSやBAL導入でL1処理能力向上を目指す取り組みで、メインネット実装時期は今後決定される。
06:25
予測市場カルシ、10億ドル調達で協議 評価額400億ドルへ
米予測市場プラットフォームのカルシが、タイガー・グローバル・マネジメントやドラゴニア・インベストメント・グループを含む投資家から10億ドル規模の資金調達を協議しており、評価額は約400億ドルに達する見通しだ。
06:10
ビットワイズ、NEAR現物ETFを米国初上場
米仮想通貨資産運用会社ビットワイズが仮想通貨NEARの現物ETF「NRR」を米国で上場した。信託手数料は年0.75%で、投資家はNEARのステーキング報酬獲得を期待できる。
05:45
業界初、コインベースが米CFTCの主要3登録を完全取得──USDC担保の24時間体制実現
コインベースは9月28日、米CFTCからデリバティブ清算機関の登録承認を取得したと発表した。先物取引業者・指定契約市場と合わせて主要3登録を全て保有する初の仮想通貨企業となり、規制対象デリバティブ市場での存在感拡大が見込まれる。
05:00
金融大手モルガン・スタンレー、ステーブルコインなど検証するデジタル資産ラボを設立
モルガン・スタンレーは、ステーブルコインやトークン化、分散型金融関連技術を検証する「デジタル資産ラボ」を設置した。分散型金融保管庫の検証にも取り組んでおり、大手金融機関による仮想通貨分野への関与拡大を示す動きとなっている。
09/29 火曜日
17:17
Bitcoin Japan、初のビットコイン購入完了 約12BTC
Bitcoin Japan(旧堀田丸正)は29日、100%子会社BTC JPN Ltd.によるビットコインの初回購入が完了したと発表した。取得額は約100万ドル。投資資金総額6.62億円の上限内で、引き続き購入を進める方針だ。
15:09
韓国金融委、マーケットメイク制度を検討 取引所規律でJPYCの急騰に言及
韓国金融委員会の幹部は28日、仮想通貨市場へのマーケットメイク制度導入を検討する考えを示した。現行法では禁止されており、第2段階の立法で扱う見通しだ。アップビットでのJPYC上場時の価格急変動を例に、取引所への公的規律の導入にも言及した。
14:20
アップル、悪用疑いのiOS脆弱性を修正 専門家はウォレット窃取を示唆
アップルがiOS 26.7.1を公開し、特定個人を狙う高度な攻撃に悪用された可能性があるCoreGraphicsの脆弱性を修正した。SlowMistのCISOは仮想通貨ウォレット窃取に使われたゼロデイの可能性を指摘したが、アップルは詳細を明らかにしておらず、関連は確認されていない。
14:00
米上院小委員会、イランの影の銀行におけるUSDTの使用を分析
米上院の常設調査小委員会は、仮想通貨とイランのシャドーバンキングネットワークに関するレポートを公開。USDTがシャドーバンキングネットワークで多く使われていたり、テザー社の対応に問題があったりしたことを指摘している。
13:25
金融庁、貿易決済へのステーブルコイン活用実証を支援決定
金融庁は29日、トレードワルツやNTTデータ、みずほ銀行など6社による貿易決済でのステーブルコイン活用実証を、「決済高度化プロジェクト」の支援案件に採択したと発表した。
13:10
「Z世代は若年から投資始める傾向」仮想通貨人気の背景は格差拡大か=グレースケール
グレースケールは、Z世代の平均投資開始年齢が19歳と早く、長い投資期間が仮想通貨への配分余地を広げうると論じた。Z世代は予測市場への関心も高いと報告されている。
11:55
シティ、トークン化預金サービスを日本とUAEに拡大 米ドル24時間決済
米シティグループは29日、トークン化預金を用いた法人向け決済サービス「シティ・トークン・サービス」を日本とUAEへ拡大したと発表した。許可型ブロックチェーン上で24時間365日の資金移動を可能にし、展開先は計7市場となる。
11:45
チェーンリンクの新標準『CCIP2.0』始動、トークン化資産の移転を高速化
チェーンリンクは28日、相互運用プロトコルの大型アップグレード版「CCIP2.0」の稼働開始を発表した。検証機能の追加やコンプライアンス対応の強化により、機関投資家のトークン化資産移転を後押しする狙いだ。
今から始める仮想通貨特集
通貨データ
重要指標
一覧
新着指標
一覧