- ビットコインOTC取引を基準にしたインデックスが開始
- ビットコインETFを申請中のVan Eck社の傘下企業、MV Index Solutions社が米国のOTC取引プラットフォームの取引データを基準にしたビットコイン・インデックス「MVIS Bitcoin US OTC Spot Index」の開始を発表した。
OTC取引を基準にした初のビットコイン・インデックスがついに始動
米国内のビットコインOTC取引を基準にしたインデックス「MVIS Bitcoin US OTC Spot Index」の開始がMVIS社から発表された。
MVIS社は米SEC(証券取引委員会)が2月27日までに最終判断を下すと発表しているビットコインETFを申請しているVan Eck社の傘下企業である。
同インデックスは、2018年11月20日に発表されたもので、米国規制下におけるOTCプラットフォーム(Circle Trade, Genesis Trading, Cumberland)のビットコイン価格に対応する業界初のインデックスとして注目を集めていた。
Van Eck社の仮想通貨戦略部門ディレクター、Gabor Gurbacs氏も今回の開始発表を以下のようにツイートしている。
Bitcoin’s 10Y bday🎁: @MVISIndices releases real-time U.S. OTC #Bitcoin index data to the public in partnership with @circlepay, @CumberlandSays & @GenesisTrading. Ticker: $MVBTCO. For commercial opportunities contact MVIS. Public rule-book & index info: https://t.co/m2qqbhs2c6 pic.twitter.com/fhsLwpCq8S
— Gabor Gurbacs (@gaborgurbacs) 2019年1月3日
今回のニュースの注目点は、発表されたOTCインデックスは定評のあるインデックスを開発や監視、ライセンス供与するMV Index Solutions社が提供する点や、OTC取引を元にした初のビットコイン・インデックスである点がこのような状況に変化をもたらす可能性があることだ。
実際にこれらの問題を、米SECはビットコインETF申請に向けた課題(判断延期時の課題提示)の一つとして挙げており、複数に渡り「適正な価格形成プロセス」はVanEck社においてもより多角的な解決策を模索していたと思われる。
Gabor Gurbacs氏も同インデックスの発表当時、ETFなどの機関投資家向け商品への道を開く可能性を秘めており、OTC市場において透明性のある価格で機関投資家規模の取引を行うための新たなツールを提供する存在になるかもしれない。と言及し期待感を募らせていた。
ビットコインETF許可に向けて懸念点の払拭に力を入れるVanEck社、その結果もBitcoinETF最終期限となる2月27日までに一旦の状況が明らかになるだろう。
日本時間午前10時時点でのインデックスは以下の通りである。
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