はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 取引所 WebX
CoinPostで今最も読まれています

上場企業の仮想通貨トレジャリー戦略に警鐘、F・テンプルトンが「負の連鎖」リスク指摘

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨トレジャリー戦略に警鐘

フランクリン・テンプルトン・デジタル・アセッツのアナリストは、企業の仮想通貨トレジャリー戦略について分析し、上昇局面での利点がある一方で「負の連鎖」が生じる可能性があると警告した。現在135社の上場企業がビットコインを中心とした仮想通貨保有戦略を採用している。The Blockが3日にレポート内容を報道した。

マイケル・セイラー氏のストラテジー(旧マイクロストラテジー)に触発された企業群は、2024年初頭から数十億ドルを調達している。これらの企業は株式発行や転換社債、優先株などの手段を通じて資金を調達し、ビットコイン(BTC)やイーサリアム、ソラナなどの仮想通貨を保有する戦略を展開している。

関連:上場企業のビットコイン購入量24万BTC超えも、価格には反映されず その理由は?

アナリストによると、この戦略の利点として純資産価値を上回るプレミアムでの資本調達が可能な点が挙げられる。仮想通貨の価格上昇により企業の市場価値が向上し、投資家を引き付ける「正の循環」が生まれる可能性がある。

一方で、市場価値と純資産価値の比率が1を下回った場合、新規株発行が既存株主に不利益をもたらすリスクが存在する。さらに仮想通貨価格の下落により、企業が資産売却を余儀なくされ、価格下落と投資家信頼失墜の悪循環に陥る危険性があるという。

関連:ビットコイン保有企業の増加でシステミックリスク上昇=コインベース分析

また、著名ヘッジファンドのスカイブリッジ・キャピタルのアンソニー・スカラムッチ氏は2日のブルームバーグ取材で、このトレジャリー戦略の流行が最終的に消失すると予測している。投資家が直接保有可能な資産に対して仲介業者にプレミアムを支払う合理性に疑問を持つ時期が来ると指摘した。

著名なショートセラーのジム・チャノス氏も、セイラー氏のモデルを「金融的な戯言」と批判。アナリストは、プレミアムの維持と市場ボラティリティへの対応が企業の長期的成功に不可欠であり、大幅な下落や長期弱気市場では下降スパイラルに陥るリスクがあると結論付けている。

関連:ストラテジー社のビットコイン財務戦略:価値創造と潜在リスクの両面

関連:ビットコインと仮想通貨関連株はどちらを買うべき?メリット・デメリットを解説

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
05/12 火曜日
17:41
ブータン、100BTCを売却 保有残高は9月末に枯渇の可能性=アーカム
アーカムの分析により、ブータン政府が2026年に入り約362億円超のビットコインを売却済みと判明。現在の売却ペースでは9月末に保有残高が枯渇する見通し。
16:19
ビットコイン、オンチェーン活動・収益性が同時改善 グラスノードが指摘
グラスノードの週次レポートによると、BTCのオンチェーン活動・収益性・ホルダーポジションが同時改善。ただし資本流入は鈍化しており、市場は依然としてリスク変化に敏感な状態が続いている。
15:35
米上院銀行委、「クラリティ法案」草案を公開 ステーブルコイン利回り禁止など盛り込み
米上院銀行委員会が309ページのクラリティ法案草案を公開。SECとCFTCの管轄区分明確化、ステーブルコイン利回り禁止、CBDC規制など包括的な仮想通貨規制の枠組みを提示。5月14日に委員会審議へ。
14:43
三井物産デジタルAMが底地デジタル証券を発行、イオン大宮の土地に10万円から投資可能
三井物産デジタルAMが日本初の底地デジタル証券を発行。イオン大宮の土地に10万円から投資でき、年3.4%の予想利回りとWAON POINT優待が魅力。
13:05
マラソン決算、AIインフラ開発もビットコイン採掘は「基盤事業」
クリーンスパークが2026年1〜3月期決算を発表。BTC評価損が影響して純損失を計上、売上高が前年同期比で18%減少した。BTC採掘を基盤としつつAI対応データセンターを開発している。
12:44
アーサー・ヘイズ、AI投資とドル流動性拡大でビットコインに追い風と分析
アーサー・ヘイズが新論考を公開。AI覇権争いによる信用膨張と米イラン開戦を背景に、ビットコインの強気相場が本格化すると主張した。
11:45
メルカリ第3四半期決算、営業利益70%増 メルコインの仮想通貨収益は横ばい
メルカリが2026年6月期第3四半期決算を発表。売上収益は前年同期比16.1%増の1672億円、コア営業利益は74.5%増。メルコインの仮想通貨収益は13億6200万円と前年同期から横ばいで推移した。
10:46
アンソロピック、トークン化された自社株に警告 権利は認めず「無効」を明言
Anthropicが未承認の株式譲渡を「無効」と警告。SPVやトークン化証券、先渡契約を対象とし、HiiveやForgeなどを名指しした。二次市場の評価額は1兆ドル超え規模に達している。
10:44
バイナンスがユーザー保護にAI活用、15カ月間で計約1.7兆円の潜在的被害を阻止
仮想通貨取引所バイナンスは、2025年1月から15カ月間にAIを活用して詐欺による潜在的被害から合計で約1.7兆円を保護したと公表。取り組みの成果に加え、ユーザー保護策を説明している。
09:50
クリーンスパーク、1~3月期に590億円超の損失 保有ビットコインが大きく影響
ビットコインマイニング企業クリーンスパークが2026年1〜3月期決算を発表。ビットコイン評価損で純損失を計上。AI・HPC関連の事業開発を進めている。
08:15
イーサリアム財団、78億円相当のETHをステーキング解除 Glamsterdam準備と体制刷新も発表
イーサリアム財団は2万1271ETHをアンステーキング。同時に開発者会合でGlamsterdamの準備状況を公表し、200Mガスリミット下限とプロトコルクラスター長3名の刷新も発表した。
07:50
イーサリアムDAT企業シャープリンク、2026年1Qは純損失1100億円相当
米上場のシャープリンクは2026年第1四半期決算で純損失6億8560万ドルを計上。ETH保有量は5月4日時点で87万2984枚に拡大し、ギャラクシー・デジタルと共同で1.25億ドル規模のオンチェーンファンド設立を発表した。
07:22
仮想通貨ETFなど、先週は1300億円超が純流入
コインシェアーズは、仮想通貨投資商品全体の先週における資金フローは約1,349億円の純流入だったと報告。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナなどの商品に広く資金が流入した。
06:50
リップル・プライム、ニューバーガー・バーマンから2億ドル融資枠を確保
リップル社のプライムブローカー部門「リップル・プライム」が、米運用大手ニューバーガー・バーマンから2億ドルの融資枠を確保した。株式、債券、仮想通貨を一つの与信枠で取引できる次世代の金融インフラを構築し、機関投資家の資本効率を最大化する狙い。
06:25
ソラナの新コンセンサス「Alpenglow」、テストネット稼働開始
ソラナの研究開発企業Anzaは11日、新コンセンサス「Alpenglow」がテストクラスターで稼働開始したと発表。メインネット移行は今年第3四半期末から第4四半期初めを想定。
今から始める仮想通貨特集
通貨データ
重要指標
一覧
新着指標
一覧