はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

金融庁が検討していると報じられた「仮想通貨ETF」について、自主規制団体の奥山会長がコインポストの取材に回答

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨ETFについて、自主規制団体の奥山会長が回答
金融庁が検討していると報じられた「仮想通貨ETF」について、自主規制団体の奥山会長にコインポストが取材。回答をいただいた。
ETFとは
Exchange Traded Fund (上場投資信託)の略でインデックスファンドの一種。 金融商品取引所に上場している投資信託を指し、莫大な資本を有する「機関投資家」の参入障壁低減などの観点から、仮想通貨市場における重要ファンダの一つとされている。

▶️CoinPost:仮想通貨用語集

仮想通貨ETFについて、自主規制団体の奥山泰全会長が回答

米ブルームバーグ誌は昨日、日本金融庁(FSA)が、「仮想通貨ETF」に対する業界関心度を調査し、許可・承認に関して検討していると報じた。

これまで金融庁のスタンスとしては、個人投資家がトラブルに巻き込まれるケースなどが相次ぎ社会問題化していることで、投資家保護を図るべく、新たにICOを行う事業者に対し金融庁への登録制を設ける方針を示している。

また、2019年の通常国会に「金融商品取引法」、および「資金決済法改正案」の提出を目指しており、仮想通貨デリバティブの上場についても、「積極的な社会的意義を見出しがたく、取り扱う必要性は、現時点では認められない」と指摘していた。

そのような状況にある中、仮想通貨取引所で売買してウォレットなどで「秘密鍵」を保有する仮想通貨と異なり、ETF(上場投資信託)にはハッキングリスクがないことから、金融庁による「個人投資家保護」や「健全な市場整備」の観点では一致していると見られる。

また、株式市場における「上場インデックスファンド225」や「JASDAQ-TOP20」のように、金融庁のホワイトリストに登録された日本上場銘柄など、時価総額上位の仮想通貨を基準とした”一定の審査基準”を満たしたETFが組成されて取引可能になった場合、現在問題になっているボラティリティ(価格変動性)の大きさに関しても、ある程度解消できる効果も期待できる。

質疑応答

奥山泰全 会長

コインポストの取材に対し、金融庁の認可を受けた自主規制団体「日本仮想通貨交換業協会(JVCEA)」の奥山泰全会長は、以下のように回答した。

日本の金融庁が仮想通貨ETFに対する業界の関心度を調査し、承認を検討中だとブルームバーグ誌が報じたが、この内容が話題になったことはあるか
初見。(事実かどうかは不明だが)当局においては、米国の金融当局の情報も拾っているだろうから検討されている可能性は考えられる。
JVCEAなどの団体では、指数連動するETFについて、どのように捉えているか
仮想通貨を取り巻くエコシステム(環境)が整備されていくのは良いことだ。 ただし、対象が現時点では不明確なのでコメントしづらい面がある。(ビットコインのみなのか、海外ものだけなのか)
日本の仮想通貨業界において「仮想通貨ETF」が実現した場合、どのような変化が考えられるか
日本の法制上のホワイトゾーンに「仮想通貨ETF」を持ち込んでいくのは非常にハードルが高い。 (外貨連動投信ですら上場に至ってない) 仮に実現するとすれば、仮想通貨のプレゼンスが再確認されることにもなるので良いことではないか。
CoinPostのLINE@

スマートフォンへの「プッシュ通知」で、相場に影響を及ぼす重要ニュースをいち早く知らせてくれる「LINE@」の登録はこちら。大好評につき、登録者10,000名突破。

CoinPostの関連記事

金融庁が「仮想通貨ETF」承認を検討か|米有力誌ブルームバーグが報道
日本の金融庁が仮想通貨ETFに対する業界の関心度を調査し、承認を検討中だと、ブルームバーグ誌が報道した。なお、金融庁はこれまでビットコインやイーサリアムの先物やオプション取引に対して否定的な姿勢を示していた。
『日本市場における”Huobiブランド”の確立を目指す』海外取引所や仮想通貨自主規制団体など、2019年の抱負まとめ
仮想通貨業界団体などの新年の抱負では、2018年に失われた”信頼回復”を目指すべく前向きなメッセージが相次いだ。そんな中、世界最大級の取引所「Huobi」は、日本のマーケットに改めて期待を寄せている。
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
08/20 水曜日
20:06
SBI VCトレード、仮想通貨積立でキャッシュバック 最大1%還元 キャンペーン
SBI VCトレードが暗号資産(仮想通貨)積立投資のキャッシュバックキャンペーンを開始。期間中の約定金額に応じて最大1%を還元、上限なし。9月20日まで実施で新規・既存ユーザーが対象。ドルコスト平均法でリスク分散も可能。
14:40
WebX 2025完全ガイド|日本最大Web3カンファレンスのチケット料金・見どころ・参加方法まとめ
国内最大手仮想通貨メディアCoinPostによる「WebX 2025」の特集ページ(公式ガイド)。SBIの北尾会長、平 将明デジタル大臣、小池都知事、ホリエモン、オードリー・タン、アーサー・ヘイズなど豪華な注目スピーカーをはじめ、お得な割引情報を含むチケット料金、会場アクセス、サイドイベント情報を詳しく解説。
13:15
イーサリアムトレジャリー企業が市場に与える影響は? クリプトクアント分析
クリプトクアントが仮想通貨イーサリアム・トレジャリー企業の台頭を分析した。16社以上がETH財務戦略を採用する中、そのメリットや問題点を解説している。
13:00
J-CAMのWebXブースは「体験型エンタメ空間」遊び心と近未来を彷彿とさせる仕掛け|WebXスポンサーインタビュー
大規模カンファレンス「WebX 2025」のタイトルスポンサーとしてブース出展を決めた、株式会社J-CAMの新津俊之CEOへインタビュー。BitLendingやIoliteを通じた暗号資産レンディングサービスの展望ついて聞いた。
11:45
JPYC、日本円ステーブルコイン発行へ 新サービス「JPYC EX」とは?
JPYCが資金移動業ライセンスを取得し、日本初の円建てステーブルコイン「JPYC EX」を発行へ。特徴や将来性を徹底解説。
11:25
岐路に立つビットコイン、次の上昇はいつから? 専門家の見解
仮想通貨ビットコインが11万4000~11万5000ドルで調整継続中。アナリストは9-10月回復予測する。バーンスタインは2027年まで強気相場継続と分析。
10:30
スカイブリッジ、アバランチで440億円の資産トークン化
米投資運用会社スカイブリッジが主力ヘッジファンドを仮想通貨アバランチのブロックチェーンでトークン化する。RWA市場が成長し機関投資家のトークン化参入が本格化している。
10:20
テゾスエコシステム at WebX 2025:RWA最新動向から日本限定グッズ、体験型コンテンツまで一挙公開
WebX 2025でテゾス共同創設者Arthur Breitman氏が登壇。そのエコシステムについて、ハードフォーク不要でアップグレードできるブロックチェーン技術と100万TPS対応のレイヤー2、世界初ウラントークン化など最新動向を解説。日本限定グッズ抽選やフォトブース体験も。
10:15
ロビンフッド、NFLと大学のアメフトの予測市場を提供へ
仮想通貨などの取引サービスを提供するロビンフッドは、米国のプロと大学のフットボールの試合結果に賭けることができる予測市場のローンチを発表。ロビンフッドのアプリから直接使用できる。
08:12
ワイオミング州、米国初の州発行ステーブルコイン「FRNT」をローンチ
ワイオミング州が米国初の州政府発行ステーブルコイン「フロンティア・ステーブル・トークン(FRNT)」を正式リリース。7つのブロックチェーンに対応。
07:00
カインドリーMD、5744BTCを購入 ナカモト合併後初の大型投資
医療企業カインドリーMDが5744BTCの仮想通貨ビットコインを約679億円で購入。ナカモト・ホールディングスとの合併完了後初の大型投資で総保有量は5765BTCに拡大。
06:35
米SEC・FRBトップ、仮想通貨規制方針転換を宣言
米SECアトキンス委員長とFRBボウマン副議長がワイオミング・ブロックチェーン・シンポジウムで仮想通貨規制の抜本的方針転換を発表。イノベーション重視の新時代開幕。
05:55
テザー、トランプ政権仮想通貨評議会の元高官を戦略顧問に起用
世界最大のステーブルコイン発行会社テザーが、トランプ政権でホワイトハウス仮想通貨評議会を率いたボー・ハインズ氏を米国戦略担当の戦略顧問に任命。
05:45
シャープリンク、イーサリアム保有量74万ETHに拡大
米上場のシャープリンク・ゲーミングが8月17日時点でイーサリアム保有量を74万760ETHまで拡大。前週は新たに14万3593ETHを購入した。
05:30
仮想通貨取引所Bullish、IPO調達資金全額をステーブルコインで受領
仮想通貨取引所ブリッシュがIPO調達資金11.5億ドルを全てステーブルコインで受け取り、米国IPO史上初の事例を達成。ソラナネットワークを活用しコインベースが保管。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧