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トランプ家支援のビットコインマイニング企業American Bitcoin、9月上場見込み 

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ナスダック「ABTC」で上場予定

グリフォンデジタルマイニング(GRYP)の株主が8月7日、ハット8子会社アメリカンビットコインとの合併提案に関する投票を開始した。株主承認を前提に9月初旬の取引完了が予定され、合併後のアメリカンビットコインはナスダック市場で「ABTC」として上場する計画だ。

親会社のハット8コーポレーションはAIデータセンター、高性能コンピューティング、エネルギーインフラに特化した企業だ。データセンターネットワークをAIや機械学習ワークロード向けに活用し、ビットコインマイニング事業は子会社アメリカンビットコインに移管している。

アメリカンビットコインは3月にハット8(80%出資)とエリック・トランプ氏、ドナルド・トランプ・ジュニア氏支援のアメリカンデータセンターズ(20%出資)の合弁で設立された企業。エリックが最高戦略責任者を務め、マイニング事業とビットコイン保有を通じた戦略的ビットコイン蓄積を目標としている。

同社は7月に2億2,000万ドルの資金調達を完了し、約1,000万ドル相当の株式はビットコインで売却された。調達資金はビットコインやマイニング機器購入に充当され、5月31日時点では215 BTCを保有している。

関連:トランプ家支援のAmerican Bitcoin、約320億円調達でビットコイン購入とマイニング機器導入へ

合併後の新会社では既存株主のエリック・トランプ氏、ドナルド・トランプ・ジュニア氏、ハット8が約98%の株式を保有する予定だ。マイケル・セイラー氏の戦略に倣ったビットコイン財務戦略を採用し、長期的にはエネルギー・データセンターインフラ企業との垂直統合も目指している。

この合併はトランプ政権下での仮想通貨業界支援を背景とする初の大型マイニング企業上場案件として注目され、米国でのビットコインマイニング事業の成長加速が期待されている。

関連:トランプ、政治的理由での銀行サービス停止に罰金科す大統領令を準備中

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