はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 取引所 WebX
CoinPostで今最も読まれています

コア・サイエンティフィック、JPモルガンらから10億ドル融資枠確保 AIインフラ拡大へ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

この記事のポイント
  • 米大手銀から計10億ドルの融資枠
  • 保有BTCをほぼ全て売却し資金化

データセンター事業拡大へ

上場ビットコイン(BTC)マイニング企業のコア・サイエンティフィックは23日、JPモルガン・チェース銀行から5億ドルの追加融資枠を確保したと発表した。

モルガン・スタンレーからの5億ドルの融資枠と合計で、借入期間が364日の融資枠は総額10億ドル(約1,600億円)になった。コア・サイエンティフィックのアダム・サリバンCEOは、次のようにコメントしている。

総額10億ドルの融資枠が確保できたことで、インフラ整備を加速させ、高い需要に対応するために資金を投入し、開発や市場投入戦略を着実に実行できる体制が整った。

同社は、この借入金を、データセンター開発に関連する機器購入、開発準備、不動産取得、追加エネルギー(電力)調達契約の締結などの費用に充当する計画だ。

コア・サイエンティフィックは、様々な競合他社と同様に、ビットコインマイニングへの依存度を低下させ、AI(人工知能)向けのデータセンター事業へと軸足を移そうとしているところだ。

今月には、この移行資金を確保するために、2026年中に保有するビットコインの「ほぼ全て」を現金化する計画を明かした。背景には、BTCマイニング報酬の半減による収益性低下と、AI分野における爆発的な需要拡大がある。

関連:米大手マイナー2社、ビットコイン売却へ方針転換 理由は?

同社は2024年時点で、AIモデルのトレーニング向けインフラ提供で、クラウドプロバイダー「コアウィーブ」と12年間に渡る契約を結んだ。その際、コア・サイエンティフィックの累計総収益は12年間で35億ドル(約5,600億円)を超えると推定していた。

この契約については予定通り進捗しており、現在までに約350メガワットの電力を供給済みで、2027年初頭までに約590メガワットを供給する予定である。

現在、収益の大きな部分は仮想通貨採掘によるものだが、高密度コロケーション(HDC)からの収益は急速に増加すると見込んでいる。コロケーションとは、顧客の機器を自社の施設に設置し、電力などのインフラを提供することだ。

また、状況が許す限り、現在仮想通貨マイニングに使用している施設を、高密度コロケーションサービス事業に転用する予定だとも述べた。

決算報告も事業の変化反映

2日に発表された2025年10~12月期の決算によると、四半期の総売上高は7,980万ドル(約130億円)で、前年同期の9,490万ドルと比較して減少。一方で、コロケーション事業の売上高は3,130万ドル(約50億円)で、前年同期の850万ドルから大幅に増加している。

仮想通貨の自社採掘による売上高は4,220万ドル(約70億円)で、前年同期の7,990万ドルから減少した。これは主に、マイニングされたビットコインの量が57%減少したことによる。

仮想通貨マイニングのホスティング事業の売上高は630万ドル(約10億円)で、前年同期の650万ドルから減少。これは、高密度コロケーション事業への戦略的なシフトが継続していることによるものだ。

サリバンCEOは、コロケーションプラットフォームを拡張して、リース可能な容量を1.5ギガワット規模に拡大しようとしているところだと述べた。

関連:ビットコインのマイニング難易度が7.76%下落、2026年2番目の大幅調整

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
05/08 金曜日
17:47
韓国、2027年1月から仮想通貨課税を開始へ 税務当局が方針を正式確認
韓国財政経済部が2027年1月からの仮想通貨課税を初めて公式確認。年間約27万円の利益に22%課税、対象投資家は約1,326万人の見込み。
14:30
国際通貨基金、AIによるサイバー攻撃の高度化に警鐘 「マクロ金融ショック」リスク指摘
IMFは、AIの進化がサイバー攻撃を強化しており、金融システム全体の安定性を脅かすリスクが高まっていると警告した。さらに、今日の金融システムは高度に接続された共通のデジタル基盤を持つため、サイバー攻撃が「マクロ金融ショック」に発展する可能性も指摘した。
13:45
米クラリティー法案、来週にも上院銀行委でマークアップか コインベース政策担当者が予想
米仮想通貨取引所コインベースのカラ・カルバート氏が仮想通貨市場構造法案「クラリティー法案」が来週にも上院銀行委員会でマークアップを迎える可能性があると予想。ホワイトハウスは7月4日成立を目標と立てた。
13:30
ポリゴンが性能向上、毎秒3200件の取引処理を実現 プライベート決済も導入
ポリゴンはブロック生成時間を1.75秒に短縮し、毎秒3,260件超の取引処理を実現した。「Hinkal」との連携で機関投資家向けプライベート決済にも対応している。
12:00
日本JCBAがステーキング事業の運営指針を策定、業界の健全化と利用者保護を推進
一般社団法人日本暗号資産ビジネス協会(JCBA)は、国内で拡大するステーキング市場の健全な発展を目的とした「ベストプラクティス」を公表した。手数料体系の透明性や資産管理のあり方など、事業者が実務で参照すべき指針を明文化し、利用者保護の強化を図る。
11:45
アメリカン・ビットコイン、26年1Qは約128億円の純損失
トランプ一族関与の仮想通貨ビットコインマイニング企業のアメリカン・ビットコインは、2026年1Qの決算を発表。ビットコインの採掘量が過去最高だったことなどを報告した。
11:15
米上場企業HSI、仮想通貨HYPE保有でQ3に1.5億ドルの純利益 アーサー・ヘイズの150ドル強気予測も
ナスダック上場のハイパーリキッド・ストラテジーズは、HYPEトークンの保有により2026年Q3に約230億円の純利益を計上。アーサー・ヘイズ氏による将来的な150ドル到達予測や耐量子インフラへの投資など、エコシステムの急成長が投資家の注目を集めている。
11:05
Progmatが描く日本国債のオンチェーン化、24時間365日レポ取引の実現へ
Progmatが共同検討を開始したトークン化国債とオンチェーン・レポ取引について、「振替国債に紐づく権利」方式の仕組みと、24時間取引・当日決済が機関投資家にもたらす価値を解説する。
10:50
ビットコイン、3か月ぶり高値も弱気相場の反発である可能性=クリプトクアント
クリプトクアントが仮想通貨ビットコイン市場を分析。3か月ぶりの高値を更新したものの、弱気相場における一時的な上昇局面の可能性があるとの見方を示した。
09:45
予測市場カルシ、評価額3.4兆円で1570億円調達
米予測市場最大手のカルシが5月7日、シリーズFで10億ドルを調達。コートゥ(Coatue)主導で評価額は220億ドルに到達した。過去6カ月で機関投資家取引が9倍に拡大、年換算取引高も3倍超に成長した。
09:45
Fireblocks CEOが語る日本市場戦略、過去のハッキング事案の教訓とAI決済の展望
FireblocksのCEOが語る、バイビット事案の核心・日本市場が2年で急成長した理由・AIエージェント決済の実態。機関投資家向けセキュリティの最前線を単独インタビューで届ける。
08:30
米ビットワイズ、スーパーステートのトークン化ファンド「USCC,」を運営へ
米資産運用大手ビットワイズは、スーパーステートのトークン化ファンド「USCC」の運営を6月1日より引き継ぐ。インベスコやコインベースに続くFundOSの採用により、伝統的金融機関によるDeFi担保活用や資産トークン化の動きがさらに拡大する見通しだ。
08:06
クラーケン親会社、ステーブルコイン決済企業リープの買収契約を締結
仮想通貨取引所クラーケンの親会社ペイワードは、ソラナのパートナーでステーブルコイン決済インフラ企業のリープを買収するための正式契約を締結。買収の目的や取引内容を発表している。
07:35
ビットマイン、イーサリアム保有5%目前で購入ペース減速の意向=トム・リー会長
米上場企業ビットマインのトム・リー会長が5月7日、保有イーサリアムが総供給量の4.29%に達したことから購入ペース減速を示唆。同社の目標は総供給量の5%取得。
06:55
ビットワイズCEO、仮想通貨の「4年周期」終焉を指摘 機関投資家主導の新時代へ=報道
米ビットワイズのCEOは、仮想通貨市場の従来の4年周期が終了したと主張。機関投資家の参入やマイクロストラテジーの金融商品「ストレッチ」の台頭を背景に、ビットコインが固定利回り市場や決済手段として再評価される新局面を分析。
今から始める仮想通貨特集
通貨データ
重要指標
一覧
新着指標
一覧