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モルガン・スタンレーのビットコイン現物ETF「MSBT」、上場初日に49億円の資金流入を記録

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

この記事のポイント
  • 手数料0.14%は米国最安水準
  • 初年度AUM50億ドル超えの予測も浮上

既存の顧客ベースが後押し

米大手投資銀行モルガン・スタンレーによる新たなビットコイン(BTC)現物ETF「Morgan Stanley Bitcoin Trust(MSBT)」は上場初日となる8日、3,060万ドル(約49億円)の資金流入を記録した。

モルガン・スタンレーのデジタル資産部門責任者、エイミー・オルデンバーグ氏は「当社のETFの中でも、初日の取引で最高レベルになった」とコメントしている。

巨額流入の背景には、モルガン・スタンレーの顧客ベースの大きさも指摘されている。エデルマン・フィナンシャル・エンジンズの創設者であるリック・エデルマン氏は、「顧客から大きな需要があり、同社が抱える16,000人の投資アドバイザーからも同様に大きな支持を得ていることを示す」と述べた。

ブルームバーグのETF(上場投資信託)アナリスト、エリック・バルチュナス氏は、MSBTのデビューは資金流入額において、新規上場銘柄の上位1%に入ると指摘。初年度の運用資産総額は50億ドル(約7,960億円)に達するだろうと予想している。

バルチュナス氏の同僚であるジェームズ・セイファート氏は、今回のETFは客を寄せるための商品かもしれないと指摘。仮想通貨で富を作った億万長者を、自社の商品に引き込もうとする試みではないかと意見した。

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最安の手数料

MSBTの手数料は0.14%と、米国のビットコイン現物ETFの中でも、最も低く設定されている。例えば、最大手のビットコインETFであるブラックロックのIBITは0.25%、グレースケールのBTCは0.15%だ。

バルチュナス氏は、手数料が一番低いモルガン・スタンレーのMSBTが登場したことで、他の企業が引き下げに踏み切ったり、新規参入企業がさらに低い手数料で参入したりする可能性もあると述べた。

手数料競争は、この分野では避けられないものだとも指摘する。ただし、最大手のIBITが手数料を引き下げることはおそらくないだろうとも続けた。流動性が非常に高い最大手の商品であれば、価格決定力を持つとしている。

ビットコイン現物ETFとは

実際にビットコインを購入し、そのビットコインを基にした信託(ETF)を株式市場で取引するもの。投資家は直接ビットコインを購入することなく、その価値に投資することが可能になる。さらにはデジタル通貨市場の成熟と認知度の向上が期待される。

モルガン・スタンレーの新たなETFは初日純流入となったものの、米国のビットコイン現物ETF全体からは二日連続で資金が純流出した。

ファーサイド・インベスターズによると、6日に約4.7億ドルの純流入があった後、7日に約1.6億ドル、8日に約9,000万ドルが純流出している。ただ、6日の流入額は2月以来最大であったため、週単位ではまだ黒字を維持している。

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