WebX完全ガイド
TOP 新着一覧 取引所 WebX
CoinPostで今最も読まれています

ベネズエラ大統領拘束作戦に関係するインサイダー取引、CFTCが米兵提訴 予測市場で不当利益

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

この記事のポイント
  • ベネズエラ作戦の機密情報を悪用、利益は40万ドル超
  • 「エディ・マーフィ・ルール」を適用、予測市場初の法的措置

予測市場でのインサイダー取引で初の法的措置

米商品先物取引委員会(CFTC)は23日、機密情報を不正に利用して予測市場「ポリマーケット(Polymarket)」で取引を行ったとして、現役の米陸軍兵士ガノン・ヴァン・ダイク被告をニューヨーク連邦地裁に提訴した。被告はベネズエラのニコラス・マドゥロ前大統領の拘束を目的とした「アブソリュート・リゾルブ作戦」の機密情報を悪用し、多額の利益を得たとされる。

今回の提訴は、CFTCが「イベント・コントラクト(予測市場)」におけるインサイダー取引を対象に法的措置を講じた初の事例となった。また、政府情報の不正利用を禁じる通称「エディ・マーフィ・ルール」が、この種の市場における法執行に適用されたのも今回が初めてである。

訴状によれば、被告は「Burdensome-Mix」というハンドルネームを用い、2026年1月末までのマドゥロ氏の退陣を問う賭けに対し、43万6,000以上の「Yes」シェアを購入した。作戦の立案・実行に携わる立場を悪用したこの取引により、被告は40万4,000ドルを超える利益を得たと判明した。

関連記事:米予測市場カルシ、選挙に賭けた3名の政治家を取引停止 過去最大規模の処分

予測市場プラットフォームのカルシは22日、自らの選挙結果に賭けを行った連邦議会候補者3名に対し、利用停止と罰金の処分を科した。2月の事例を含む過去最大規模の摘発であり、同社はインサイダー規制の強化を継続している。

相次ぐインサイダー疑惑への対応

CFTCのマイケル・セリグ委員長は、「市場での詐欺や操作、インサイダー取引に従事する者には法の総力を挙げて立ち向かう」と強調した。同日にはニューヨーク州南部地区連邦検事局からも、同様の容疑による刑事起訴が発表される異例の共同法執行となった。

予測市場における不審な取引を巡っては、先月にもトランプ大統領のイラン政策転換の直前に、特定のウォレットが多額の利益を得たことが問題視されていた。CFTCは原油先物市場と予測市場の双方で、政治・外交上の非公開情報が漏洩した可能性について調査を強化している。

ホワイトハウスはこうした事態を受け、全職員に対し予測市場での非公開情報を利用した賭けは犯罪であるとの警告文を送付した。カルシー(Kalshi)やポリマーケットなどの主要プラットフォームも、内部情報を持つ者による取引を明示的に禁じるなど、自主的な規制強化を迫られている。

CFTCは被告に対し、取引の永久禁止や罰金、不当利益の没収などを求めている。今回の摘発は、急速に拡大する予測市場においても、従来の金融市場と同様の厳格な監視と法執行が適用されることを示す明確なシグナルとなった。

関連記事:Polymarketとは?仕組みや将来性・Google統合で注目の予測市場をわかりやすく解説

Polymarket(ポリマーケット)とは、未来の確率をUSDCで売買する分散型予測市場。米大統領選で注目を集め、Google Financeにも統合。仕組み、特徴、課題、今後の展望をわかりやすく解説。

Google Newsでフォロー
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
07/24 金曜日
10:42
アルパカ、ブロードリッジと提携 トークン化株に議決権行使
アルパカが米ブロードリッジと提携し、トークン化株式の投資家に議決権行使など株主向け機能を提供開始する。Broker APIとProxyVote.comを統合し、議決権行使や開示資料閲覧などができる仕組みを解説する。
10:02
イーサリアム、対ビットコインで割安圏も大底はまだ先か クリプトクアント分析
クリプトクアントはイーサリアムの底値を分析。対ビットコインで割安圏に近づく一方、取引所流入比率など複数指標からは大底がまだ先になることが示唆されると見解を述べた。
09:35
グレースケールが米クラリティー法の成立を支持、予測市場は五分五分
仮想通貨市場の規制枠組みを定める米クラリティー法が、米上院採決まで2週間の正念場を迎えた。ゴールドマン・サックスのソロモン最高経営責任者が支持を表明し、グレースケールも成立を求めている。
09:00
暗号資産×AI融合 Justin Sun氏がTRONの展望を語る|WebX2026
WebX 2026にビデオメッセージで登壇したTRON創設者Justin Sun氏が、暗号資産とAIの融合、AIエージェント向けブロックチェーン基盤、TRONネットワークの最新実績を語った。
08:25
「仮想通貨の次の強気相場を牽引するのは伝統金融との融合」ビットワイズ幹部が見解
ビットワイズの最高投資責任者は、仮想通貨の次の強気相場を牽引するのはオンチェーン金融と伝統金融の融合であるとの見方を示した。注目対象としてハイパーリキッドとロビンフッドを挙げている。
07:12
米BNY、米国債の24時間決済へ 2026年末にトークン試験取引
米銀大手BNYが米国債の24時間決済実現に向けて動き出した。2026年末までにプライベートブロックチェーン上でトークン化された国債の試験取引を実施し、2027年には通常の国債とともに24時間決済への対応を目指している。
06:20
EUが新たなロシア制裁を承認、複数仮想通貨プラットフォームとの取引を禁止
欧州連合は23日、対ロシア第21次制裁パッケージを正式承認。94の金融機関が新たに制裁対象に加わり、複数の仮想通貨プラットフォームとの取引が直接禁止された。石油価格上限の見直しも1年間停止された。
05:40
ゴールドマン・サックスCEOがクラリティー法案支持、銀行業界と対立か
ゴールドマン・サックスのソロモンCEOが米「クラリティー法案」への支持を表明した。JPモルガンなど大手銀行がステーブルコイン規定への反対を続ける中、業界内立場の違いが鮮明になっている。
05:00
ストラテジーやブラックロックなど9社、ビットコイン安全保障団体を設立
ブラックロックやコインベースなど大手9社が23日、ビットコインの長期的安全保障を支援するコンソーシアムを設立した。量子コンピュータへの耐性強化を最初の重点課題に掲げ、3年間で計24億円の拠出を表明している。
07/23 木曜日
17:25
ヘイズ氏創業のBitMEX、9月23日に閉鎖
ヘイズ氏創業のBitMEXが9月23日午前4時(UTC)の取引所閉鎖を発表した。新規登録を即時停止し、8月26日からは新規ポジションの取引を制限する。未撤退資産にはKYC済みユーザーへ月次手数料が課される仕組みも導入する。
16:55
カザフスタン、大規模マイナーに採掘収益の10%上納制
カザフスタン政府が戦略的デジタルマイニングの実施規則を承認した。大規模マイナーは10年固定価格の電力供給を受ける一方、採掘収益の10%を毎月Astana Hubへ無償で引き渡し、国家暗号資産準備金の原資とする。
16:03
次なるAI投資先は仮想通貨、フランクリン・テンプルトン示唆
米フランクリン・テンプルトンのサンディ・カウル氏は、自律的に取引を行うAIエージェントの普及が、ブロックチェーンと仮想通貨への新たな投資機会を生むと分析している。超少額決済や自律的な契約履行に強みを持つブロックチェーンが、次の成長領域になるとの見方を示した。
15:00
オンチェーン金融の現在地、政策・市場・技術が描く日本の針路|WebX2026
WebX2026「オンチェーン金融の現在地」セッションレポート。平将明・齋藤正勝・蓮尾聡・神田潤一の4氏が登壇し、AI・オンチェーン金融構想PTの提言をもとに、ステーブルコインやトークン化預金が変える金融の未来と日本の針路を議論した。
13:25
ポリマーケット、フランス当局に法的措置を計画 ギャンブル事業との相違点を強調
予測市場ポリマーケットが仏当局によるウェブサイト遮断命令に対して法的に異議を申し立てる計画だ。ギャンブルとの事業構造の違いも説明している。
12:16
長らく低迷するビットコイン相場解説 中東リスクとFOMC控え上値重く
ビットコインは前日比0.75%安の66,000ドル台で推移し、中東リスクの再燃とFOMCを控えた警戒感が上値を抑えている。原油高や株式への資金移動を整理し、フィボナッチと200週移動平均線から見た下値支持・上値抵抗の節目を解説する。
今から始める仮想通貨特集
通貨データ
重要指標
一覧
新着指標
一覧