WebX完全ガイド
TOP 新着一覧 チャート 取引所 WebX
CoinPostで今最も読まれています

IRENがエヌビディアと戦略的提携、最大5GW規模の次世代AIインフラ構築へ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

この記事のポイント
  • IRENとエヌビディアが提携、最大5GWのAIインフラ構築を加速
  • エヌビディアが約21億ドル投資権利を取得、GPU供給の安定性向上

IREN、エヌビディアと次世代AIインフラの展開で戦略的提携

仮想通貨ビットコインのマイニング企業から次世代データセンター事業者への転換を進めるIREN(旧Iris Energy)は7日、米半導体大手エヌビディア(NVIDIA)との戦略的提携を発表した。本提携は、IRENのグローバルなデータセンター・パイプラインにおいて、最大5ギガワット(GW)規模のエヌビディアDSXアーキテクチャに準拠したAIインフラを展開することを目的としている。

提携の一環として、IRENはエヌビディアに対し、1株あたり70ドルで最大3,000万株を購入できる5年間の権利を付与した。これによりエヌビディアは最大21億ドルの出資を行う権利を取得する。さらに、34億ドル規模のAIクラウド契約も含まれており、テキサス州にあるIRENの2GW規模の「スウィートウォーター」拠点をフラッグシップとして、次世代のAIファクトリー構築を加速させる計画だ。

調査会社バーンスタインのアナリストチームは、今回の開発を両社間における技術的・資本的な「重大な連携」であると評価している。エヌビディアを戦略的パートナーとして確保したことで、IRENは高度なAIインフラ構築に向けた技術支援を得るだけでなく、次世代プラットフォームへの移行期において極めて重要なGPU供給の安定性を高めることに成功したと分析されている。

IRENは現在、ビットコイン(BTC)マイニング事業が売上高の約9割を占めているが、AIクラウド分野への急速なシフトを加速させている。約6億2,500万ドルでのミランティス(Mirantis)社の買収により、ソフトウェア機能を強化し、単なるインフラ提供から垂直統合型のクラウド事業者への脱皮を図っている。

マイクロソフトとの200MW規模のデータセンター契約も進捗しており、AIクラウド事業の年間経常収益(ARR)は2026年までに37億ドルに達する見込みだ。

マイナーから垂直統合型クラウド事業者への転換

米投資銀行バーンスタインのアナリストは8日、IRENがビットコインマイニングで培った電力確保と土地利用のノウハウをAIクラウドに転用している点を高く評価している。ザ・ブロックなどが報道した。

エヌビディアのジェン・スン・フアンCEOは、AIファクトリーが世界経済の基盤インフラになりつつあると指摘し、計算・ネットワーク・ソフトウェア・電力・運用の各層における深い統合が必要であると述べ、IRENのインフラ専門知識に期待を寄せた。

今後、IRENはスウィートウォーター拠点において、エンタープライズ顧客の確保という課題はあるものの、エヌビディアのDSXアーキテクチャを採用することで競争優位性を確立する姿勢だ。ビットコインマイニングによる安定したキャッシュフローを維持しつつ、AIインフラという巨大な成長機会を取り込む同社の戦略は、仮想通貨業界におけるデータセンター活用の新たなモデルケースとして注目されている。

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
06/24 水曜日
08:30
米上院民主党議員、トランプ一族とUAEの5億ドル取引めぐり公聴会要求
米民主党の上院議員5名が23日、トランプ一族関連のワールド・リバティへのUAE5億ドル投資について公聴会の開催を要求する書簡を共和党委員長に送付した。米国の安全保障への影響と利益相反の調査を求めている。
07:05
クリプトクアント、ストラテジーにビットコイン購入停止を提言 優先株急落で財務悪化
クリプトクアントは23日、キャッシュリザーブの38%減少と配当カバレッジの急低下がストラテジーの優先株STRC回復の障壁になっていると分析し、ビットコイン購入の一時停止を提言。
06:30
クラリティー法案、米下院委が7月17日に公聴会 独立記念日前成立は困難に
米下院委員会が仮想通貨市場構造法「クラリティー法」の公聴会を7月17日にニューヨークで開催する。上院は60票のクロージャー確保と委員会間テキスト統合が未解決のまま議会休会が迫っている。
05:55
メタが予測市場アプリ「アリーナ」を開発、カルシ・ポリマーケットと競合へ=報道
メタのマーク・ザッカーバーグCEOが予測市場アプリ「アリーナ」の開発を指示したと報じられた。フェイスブックやインスタグラムとは独立した新アプリとして展開し、カルシやポリマーケットとの競争に参入する方針とされる。
05:35
イーサリアム財団が組織再編、人員を20%削減しプロトコル強化に集中
イーサリアム財団は23日、数ヶ月に及ぶ組織再編の結果として54名(全体の約20%)を削減し、プロトコル層をはじめとする5つのクラスターを軸とした新体制に移行したと発表した。投資家にとっては財団の戦略的優先順位が明確化される局面となる。
05:00
米上場ナカモト、医療クリニックを閉鎖しビットコイン専業企業へ移行完了
米上場のビットコインDAT企業のナカモトが6月19日に医療クリニックの運営を終了し、ビットコイン専業企業への転換を完了した。メディア・資産運用・コンサルの3事業に注力する方針だ。
06/23 火曜日
21:14
SBI新生信託銀行、円連動ステーブルコイン「JPYSC」を6月中に発行 信託型で国内初=日本経済新聞
SBIグループが日本円連動のステーブルコイン「JPYSC」を週内にも発行する。SBI新生信託銀行が発行体となる信託型では国内初。発行額の上限がなく機関投資家・グローバル企業の大口利用を見込む。3メガバンクの共同発行構想にも影響を与えそうだ。
17:32
仮想通貨市場、6月の下落銘柄比率が87% 「年間最弱月」の可能性=CryptoRank
CryptoRankのデータによると、ステーブルコインを除くトップ100銘柄のうち87.1%が6月に下落し、2026年最高水準を記録した。平均リターンはマイナス8.6%、中央値はマイナス12.3%と広範な下落となっている。
16:41
リップル、ルクセンブルク当局がMiCAライセンス予備承認 欧州展開へ
リップルがルクセンブルクの金融規制機関CSSFより、MiCA規制に基づくCASPライセンスの予備承認を取得。既存のEMIライセンスと組み合わせ、欧州経済領域(EEA)30カ国での仮想通貨決済サービスの全面展開が可能になる。
15:31
ビットコイン長期保有者の売却、2024年11月以来の低水準 平均962BTC=アナリスト
保有5年超のビットコイン古参投資家(OG)による売却ペースが急速に鈍化。90日移動平均は962BTCと2024年11月以来の低水準に低下し、相場への売り圧力が緩和しつつあることをCryptoQuantのデータが示す。
14:21
米住宅法案、上院を通過 CBDC発行を2030年まで禁止
米上院が住宅法案「21世紀ROADHousingAct」を85対5で可決。法案には連邦準備制度によるCBDC発行を2030年まで禁じる条項が盛り込まれた。下院通過・大統領署名を経て成立する見通し。
13:45
グレースケール、米クラリティー法で恩恵を受け得る4大仮想通貨銘柄を特定 機関投資家の資金はどこへ向かうか
グレースケールは、米クラリティー法案が成立した場合、トークン化資産(RWA)や分散型金融(DeFi)の本格的普及が進み、イーサリアム・ソラナ・BNBチェーン・カントンネットワークの4つが最大の受益者になると予測した。
13:05
英中銀、ポンド建てステーブルコインの行動規範案を公開 発行上限や利回り禁止など提案
イングランド銀行は、金融システム上重要なポンド建てステーブルコインを対象とした行動規範草案を公開した。発行上限、利回り禁止、償還などの内容を盛り込んでいる。
11:02
トランプ大統領が量子コンピュータ推進の大統領令に署名、2028年実現目標
トランプ米大統領が22日、量子コンピュータの開発・商用化を加速する大統領令に署名した。科学研究向けの量子コンピュータを2028年までに実現する目標を掲げ、政府システムのポスト量子暗号移行は2030〜31年を目指す。
10:45
ビットコインマイナーHIVE Digital、自社GPUクラスターでH100同等性能を実証
ビットコインマイナーからAIインフラ企業へと転換するHive Digital Technologiesの株価が一時上昇。コロンビア大学の研究チームがパラグアイのGPUクラスターで大規模言語モデルの効率化実験を行い、その成果がNeurIPSへ投稿された。
今から始める仮想通貨特集
通貨データ
重要指標
一覧
新着指標
一覧