- Web3・ステーブルコイン活用の次世代広告決済システムを3社で検討
- 金融データ×広告データ連携でAIマーケティング基盤を共同開発/li>
SBIネオメディアホールディングスは6月1日、株式会社電通および株式会社電通デジタルとの戦略的業務提携を締結したと発表した。SBIグループが推進する「SBIネオメディア生態系」の構築と新たな事業機会の創出が目的で、広告・マーケティング、AI、オンチェーンなど6分野にわたって協業する。
SBIネオメディアホールディングスは2025年5月設立の持ち株会社で、SBIグループのメディア・エンタテインメント・マーケティング事業を統括する。電通グループとの提携によって、SBIグループが持つ金融トランザクションデータと電通グループの生活者データ・デジタルマーケティング基盤を組み合わせ、新たな事業領域を開拓する狙いだ。
関連記事:SBIネオメディアサミット開催、「感情経済圏」とメディア融合戦略が明らかに
SBIホールディングスが「SBIネオメディアサミット2026」を開催。北尾会長が感情経済圏構想を解説し、ライブドアのグループ参画、信託型円建てステーブルコイン「JPYSC」の6月末発行、スーパーアプリへのメディア機能統合を発表した。
ステーブルコインで広告取引の決済刷新へ
今回の提携で仮想通貨・ブロックチェーン関連として注目されるのが、Web3やステーブルコインを活用した「次世代金融・取引システム」の検討だ。
国内外の広告・マーケティング業界における商取引の通貨や仕組みを刷新し、将来的にはメディアやアフィリエイター、インフルエンサーとの広告取引にオンチェーンの決済インフラを導入することを目指す。
具体的な通貨の種類や実装スケジュールは現時点で明らかにされていない。ただし、SBIグループはSBI VCトレードをはじめとする仮想通貨事業を国内で展開しており、グループのインフラとの連携が想定される。3社はまず実証検討から着手し、実用化の可否を判断していくとしている。
6分野の協業内容と「感情経済圏構想」
業務提携の内容は広告取引システムの刷新にとどまらない。適切なプライバシー保護を前提に、電通グループが保有する生活者データとSBIグループの金融トランザクションデータを組み合わせた高度なマーケティングサービスの開発や、これらを教師データとするAIソリューションの共同研究・開発も盛り込まれている。

出典:公式発表
また、地方の新聞社や放送局、地域金融機関と連携した地方創生モデルの構築、データ起点型の広告エージェンシー機能の整備も進める方針だ。
3社は一連の取り組みを通じ、「共感」「信頼」「熱狂」を生み出す「感情経済圏構想」の実現を掲げる。金融とメディアを融合した新規サービスの企画・開発も対象に含まれており、SBIグループがメディア・エンタメ分野で存在感を高める布石となる可能性がある。
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