- ローンチ時からDeFiにフルアクセス、25超のチェーンに対応
- 一般向けローンチは2026年夏を予定
AIエージェントの需要に対応
暗号資産(仮想通貨)ウォレット大手のメタマスク(MetaMask)は8日、AI(人工知能)エージェント向けの「メタマスク・エージェント・ウォレット」のローンチを発表した。
まずは同日から、早期アクセスプログラムを開始して一部のトレーダーや開発者向けに提供を開始。エージェント・ウォレットを使うと、イーサリアム(ETH)と互換性のある25超のブロックチェーンとハイパーリキッド(HYPE)のブロックチェーンで、AIエージェントに取引などを行わせることができる。
AIエージェントとは、AIの技術を活用して人間や別のシステムに代わって自律的にタスクを実行してくれるシステムやプログラムのこと。最近は仮想通貨領域の内外で注目度が高まっている技術だ。
関連記事:AIエージェントのマイクロ決済が急拡大、1年で1.7億件超処理 9割以上がUSDC利用=Keyrockレポート
Keyrockの最新レポートによると、AIエージェントによるM2M決済が急拡大しており、1年間で1億7600万件・7300万ドル超を処理した。その98.6%がUSDCで決済されており、仮想通貨決済システムの優位性が確立されている。
メタマスクのエージェント・ウォレットはセルフカストディアル型で、ローンチ時点でDeFi(分散型金融)にフルアクセスすることが可能。ユーザーはAIエージェントに、仮想通貨のスワップ(交換)や永久先物取引、予測市場での取引や流動性提供などを行わせることができる。
セルフカストディアル型とは
取引所などではなく、自身で秘密鍵を管理してデジタル資産を保有する形式のこと。
ユーザーはAIエージェントが稼働する前にルールを設定する。メタマスクはAIエージェントの利用にはリスクが伴うとして、ユーザーが安心して使えるようにトランザクションを保護したり、セキュリティを高めたりする仕組みを導入した。
また、AIのフレームワークに依存しない設計にしてあり、「OpenAI Codex」や「Claude Code」などに対応しているとも説明している。
一般向けのローンチは、今年の夏の予定。それまでは早期アクセスプログラムのユーザーからフィードバックを受け付ける。
解説記事:メタマスクトークンとは?報酬プログラムや参加方法・リスクをわかりやすく解説
メタマスク独自トークン(MASK)の発行背景と期待値を解説。ポイントプログラム「MetaMask Rewards」の参加方法や効率的なポイントの貯め方、価格試算、リスクと注意点まで初心者にもわかりやすくまとめた。
イーサリアムの共同創設者で、メタマスク開発企業コンセンシスの創設者でもあるジョセフ・ルービン氏は発表で以下のようにコメントした。
オンチェーン経済の次の拡大は、人間だけが促進するわけではない。
仮想通貨のプロトコルは自律的な主体に合うように設計されているため、マシンインテリジェンスが仮想通貨のインフラ上でお互いに取引したり、調整したり、検証したりすることが増えていくだろう。
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