- ICEとOKXが折半出資の共同事業設立を発表、規制認可待ち
- 米国外ユーザーもICE先物市場へのアクセスが可能になる計画
金融インフラ構築へ
ニューヨーク証券取引所(NYSE)の親会社であるインターコンチネンタル取引所(ICE)は22日、暗号資産(仮想通貨)取引所OKXと新たな共同事業を行う計画を発表した。
この共同事業では、トークン化した金融商品やデジタルネイティブの金融商品のための次世代のインフラを構築すると説明。また、OKXの米国や米国外のユーザーがICEの先物市場やNYSEのトークン化株式市場にアクセスできるようにするとも述べている。
ICEは今年の3月にOKXに投資することと両社で戦略的な関係を構築することを発表。この時に、OKXが2026年後半をめどにユーザーに対して、NYSEに上場するトークン化株式やデリバティブ商品を取引できる機能を提供する計画があることは伝えられていた。
関連記事:NYSE親会社ICE、仮想通貨取引所OKXに出資 トークン化株取引も計画
ニューヨーク証券取引所の親会社インターコンチネンタル・エクスチェンジが、グローバル大手の仮想通貨取引所OKXに出資し、2026年後半にトークン化株式取引機能を開始する予定だ。
今回新たに発表された共同事業は、これから規制の認可が必要になる。認可されれば、米国で登録されたブローカー・ディーラーと先物取次業者(FCM)として事業を運営する計画であるとICEは説明。共同事業には、ICEとOKXがそれぞれ50%ずつ出資する。
また、この事業はICEと第56代ニューヨーク州知事を務めたアンドリュー・クオモ氏が共同で率いるとも説明。クオモ氏は2023年からOKXと協業を開始していると述べている。
そして、上述した以外にも、規制に準拠したブロックチェーン基盤の市場における関連事業の機会も模索すると説明した。
発表でクオモ氏は以下のようにコメントしている
金融市場の次の章は、イノベーションと政府による規制がいかにうまく連携して前進することができるかによって決まるだろう。
今回のパートナーシップでは、OKXの世界クラスのブロックチェーン技術とICEの信頼性のある市場インフラを組み合わせ、より現代的で透明性や回復力が高い、未来のための金融システムの構築を支援する。
個人的には、ブロックチェーン技術がもたらすことができる社会的影響の可能性に期待をしている。それは、金融の民主化であり、十分なサービスを受けられない人々に基本的な金融サービスを提供することである。
関連記事:金融大手シティ、非上場株のトークン化預託証券をローンチ
シティは、非上場株のトークン化預託証券をローンチしたことを発表。SIXが運営する規制下のブロックチェーンインフラを活用して非上場株をトークン化預託証券にする仕組みを導入した。
最近では米国を中心に仮想通貨・ブロックチェーンの規制整備が進められており、ICEのような伝統的金融機関などの大手企業がトークン化事業などを模索する事例が増えている。
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