- アプリ名は「アリーナ」、他SNSとは独立して運営
- 2026年の予測市場取引額は既に1,300億ドル超
メタも参入
メタのマーク・ザッカーバーグCEOが、予測市場アプリの開発を社内チームに指示したと、ニューヨーク・タイムズが23日に報じた。事情に詳しい社員2人が匿名を条件に明らかにしたという。
予測市場とは、スポーツの試合結果や政治イベントの結末など特定の事象の結果に対してポイントや資金を賭け、予測の正確さに応じて報酬を得る仕組みだ。
開発中のアプリは社内で「アリーナ」と呼ばれており、フェイスブック・インスタグラム・ワッツアップ・メッセンジャーとは独立して機能する設計だという。ユーザーが資金を賭ける仕組みは当初採用せず、ビデオゲーム的なポイント制を採用する見込みとされるが、将来的な実物賭博の導入も排除していないと伝えられている。
急拡大する予測市場
報道によると、メタはアリーナの普及にあたり、35.6億人超の既存ユーザー基盤を活用し、ソーシャルネットワーキングの利用者を誘導する戦略を描いている。ザッカーバーグ氏は以前にも同様のアプローチでスナップなどの急成長サービスの機能を自社に取り込み、事業拡大を図ってきた。
予測市場は近年、急速に拡大している。カルシとポリマーケットの2社合計の取引額は2025年に500億ドルに達し、2026年は既に1,300億ドルを超えた。この市場に参入しようとしているのはメタだけではなく、ファンデュエル、ドラフトキングス、仮想通貨取引所のジェミナイ、そしてトランプ・メディア・アンド・テクノロジー・グループも予測市場への展開を進めている。
関連記事:米ゲーム業界、クラリティー法案で予測市場のスポーツ賭博禁止を要求
アメリカン・ゲーミング・アソシエーションなど複数のゲーム業界・労組団体が、仮想通貨市場構造法案「クラリティー法案」に、カルシ等の予測市場プラットフォームによるスポーツ賭博を禁止する条項の追加を議会に求めた。
メタは過去にも2020年に「フォーキャスト」という予測市場アプリを公開したが、2022年に終了した経緯がある。
なお、ゲーム業界・労働組合・部族組織の連合は先週上院に提出した書簡で、審議中の仮想通貨市場構造法案「クラリティー法案」に予測市場プラットフォームによるスポーツ賭博を禁止する条項の追加を求めている。
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