CoinPostで今最も読まれています

仮想通貨取引所Binance、約1200万円相当のBNBを賞金とする「トレーダーコンテスト」を開催

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨取引所バイナンスが1万BNB(約1200万円相当)放出のトレードコンペを開催
仮想通貨取引所Binanceが、「Binance DEX」上で、トレードコンテスト開催を発表した。1万BNB(約1200万円相当)が賞金を用意、トークンを擬似発行し、価格変動率(人気度?)を競うものと、擬似発行されたBNBを元にいくらまで保有資産を増やす事を競う、2つのコンテストが開催される。

バイナンスが独自DEXでトレードコンテスト(コンペ)を開催

大手仮想通貨取引所バイナンスが、先日発表した分散型取引所「Binance DEX」上で、1万BNB(約1200万円相当)を報酬とするトレードコンテストの開催を発表した。開催期間は日本時間で3月7日17時から3月21日17時までを予定している。

Binance DEXは、先月20日に独自ブロックチェーン「Binance Chain」と共にパブリック・テストネットが開始しており、テスト環境での利用が開始されている。

今回のコンペはそれらの認知度を高めることを目的としており、トークンを擬似発行し、価格変動率(人気度?)を競うものと、擬似発行されたBNBを元にいくらまで保有資産を増やす事を競う、2つのコンテストが開催される。

基本的に1BNB持っていれば参加することが可能で(参加条件はあり)、実際のBNBが賞金として支払われる擬似的にバイナンスDEXのイベントに参加できるため、参加者が殺到することが予想される。

ここで注意点として挙げられるのは、現在テストネットで発行されているBNBは擬似的なもの(本物のBNBではない)であり、擬似的に体験することを目的としたものだ。よって、コンペ参加者に付与されるBNBは擬似的な偽BNBであり、賞金として支払われるのは価値のあるBNBであることを把握しておきたい。

以下が参加条件と注意点だ。

参加条件:バイナンスアカウントで最低1BNBの保有が必要。(1つのバイナンスアカウントで最大20のバイナンスチェーンアドレスの登録が可能、それぞれのバイナンスチェーンアドレスにコンペ開始資金として擬似発行された200バーチャルBNBが付与される)

注意点:コンペ開始時間(3月7日17時)直前にバイナンスチェーン・テストネット上で利用しているデータや資産額がリセットされ、コンペ仕様に切り替わる。

それぞれのコンテストの詳細は以下の通り。

コンテスト1:トークン・ボラティリティコンペ(Token Competition for Healthy Price Volatility)

個人がバイナンスチェーン・テストネット上でトークンの発行と上場が可能、そのトークンの5分ごとの価格変動の合計を競うコンテスト。

条件:

・5分ごとの価格変動は1から最大10の数値で評価。(計算方法は下の例を参照)

・各トークンの初期価格設定は1BNBに固定、なお各トークンの総供給量設定は上限なし。

賞金:

1位 3000BNB

2位 2000BNB

3位 1000BNB

注意点:

・トークンの発行と上場についてはこちらを参照。

・トークン・ボラティリティコンペの取引ペアは「トークン/BNB」のみ。

・賞金付与には、各トークン最低20000の保有者アドレス、期間内にそれぞれのアドレスが少なくとも1回の買いか売りの取引をすることが必要。

・同じバイナンスアカウントによる複数のアドレスは賞金付与においては1つのものとしてカウント。

例:アリスがABCトークンを発行。以下は上場して25分間の価格変動、この場合25分間の最終的なスコアは「35」となる。

時間 最高値 最低値 価格変動合計 記録
10:00‐10:05 3808 3790 10 ハイロウスプレッド=18(価格変動10)
10:05‐10:10 3814 3802 10+10=20 ハイロウスプレッド=12(価格変動10)
10:10-10:15 3812 3806 20+6=26 ハイロウスプレッド=6(価格変動6)
10:15-10:20 3815 3810 26+5=31 ハイロウスプレッド=5(価格変動5)
10:20-10:25 3818 3814 31+4=35 ハイロウスプレッド=4(価格変動4)

コンテスト2:リターンコンペ(Absolute Return Competition)

各ウォレットに付与されるバーチャルBNBを使用してのトレード利益を競うコンテスト。

賞金:

1位 1000BNB

2位 700BNB

3位 300BNB

4‐10位 1000BNBを分割

11‐20位 1000BNBを分割

注意点:

・参加者はどのペアでも取引可能、ただしリターンとしてカウントされるのは「BNB,BTC.B,ETH.B,USDT.B,XRP.B」とのペアのみ。リターンはBNB換算で最終的にカウントされる。

・リターン計算法=[最終保有量‐(開始時保有量+送金された分の保有量)]

・登録されていないアドレスから登録アドレスへの資金移動は8000BNBを超えてはならない、超えた場合はその分を最終的なリターン計算で減額。

・同一アカウントの複数登録アドレスのリターンは集約されて計算。

賞金の付与時期についてはコンペ終了から2週間以内を予定している。

今回のコンペ開催発表を受けBNBは高騰

ここ1ヶ月で高騰を続けているBNB価格だが、今回の大々的なプロモーションイベントを受け、さらに価格が急進、3月2日時点でも前日比10%高を記録した。

2月1日(21:00 UTC)時点での約772円であった1BNBの価格は、一月後の3月1日(21:00 UTC)には約1245円まで上昇。時価総額も約934億円から約1740億円へと拡大し、時価総額9位までランキングを続伸させた。

CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
10/07 月曜日
19:24
アラブ首長国連邦(UAE)が付加価値税制改正、仮想通貨取引の課税免除を発表
アラブ首長国連邦(UAE)が付加価値税(VAT)を改正し、仮想通貨取引の課税免除を発表した。仮想資産を伝統的な金融商品と同様の文脈で捉えていることを示唆し、2018年1月1日からの取引に対して遡及的に適用される。
16:55
イーサリアム改善案EIP-7782「処理速度向上とDEX効率化」で注目集める
イーサリアムの新提案EIP-7782はネットワーク処理速度33%向上を目指す。スロットタイム短縮でDEX効率22%改善、年間1億ドルのコスト削減につながる可能性も。
15:05
メタプラネット、ビットコイン保有量は639.5BTCに
メタプラネットは、10月7日に10億円分のビットコインを追加購入し、累計保有量は639.5BTCに達した。プットオプション取引で2億円超の利益も確保。
14:25
重要コアアップデート「Bitcoin Core 28.0」リリースへ、攻撃に対する脆弱性を解消
DoS攻撃などへの脆弱性対策を踏まえ、ビットコインコアの重要アップグレードである「Bitcoin Core 28.0」がリリースされた。なお、ビットコイン現物ETFは10月4日に純流入に転じ、約38億円の資金が流入した。
12:13
ビットコイン長期保有者が利益確定、短期保有者にリスク選好傾向 CryptoQuant分析
仮想通貨分析企業CryptoQuantが、ビットコインの長期・短期保有者の動向を分析。長期保有者の利益確定傾向から、新高値(ATH)到達までに時間を要する可能性を指摘した。
11:42
ビットコイン200MA上回る反発、中東リスク警戒もETF資金フローは改善傾向
中東の軍事的緊張が燻り9月3日以来最大の純流出を記録したビットコインETFだったがその後回復。ビットコイン(BTC)現物の市場価格も、200日移動平均線(200MA)の63,551ドルを超える反発を見せた。
09:39
TON、ミームコインを盛り上げる分散型プラットフォーム『Memelandia』ローンチ
テレグラム発のブロックチェーンTONが、ミームコイン特化の分散型空間Memelandiaを公開した。エコシステムの活性化を目指す。
10/06 日曜日
13:00
今週の仮想通貨市場、主要アルト材料まとめ アプトス日本進出やスイ「Walrus」発表
ビットコイン、イーサリアム、ソラナ、XRP、スイなど主要仮想通貨銘柄の最新動向を解説。価格変動や市場の影響要因、中東情勢や米雇用統計、ETFの動きまで、今週の注目トピックをまとめた。
11:30
ビットコインは中東情勢不安定化で神経質な値動き、ETFへの資金フローに引き続き注目|bitbankアナリスト寄稿
bitbankアナリストが、今週のビットコイン(BTC)相場と来週の展望を分析。中東情勢の不安定化すによりビットコインは神経質な値動きが続く中、機関投資家のビットコイン現物ETFへの資金フローが注目される。
11:00
週刊仮想通貨ニュース|米SECのリップル裁判控訴に高い関心
今週は10x Researchによるビットコイン相場分析、金融庁による仮想通貨規制の抜本的見直し、米SECによるリップル裁判控訴に関するニュースが最も関心を集めた。
10/05 土曜日
14:30
Ubisoft新作「Captain Laserhawk: The G.A.M.E.」、アービトラムでNFTリリースへ
新ゲーム「Captain Laserhawk」 フランスの大手ゲーム会社Ubisoftは、近日中にイーサリアムレイヤー2のアービトラム上で1万体のNFTコレクションを発売する計…
13:00
26000以上のBTC保有 米マラソン、ビットコインHODL戦略を継続
米マイニング大手マラソンがビットコインHODL戦略を継続。9月に売却を行わず26,842BTCを保有している。9月の採掘実績も発表した。
11:30
ビットワイズ、ビットコインとイーサリアム先物ETFで戦略変更 米国債ローテーションを採用
ビットワイズが3つの仮想通貨先物ETFの戦略変更をSECに申請。独自の「トレンドワイズ」戦略で市場下落時に米国債へローテーション。
10:45
EigenLayer、8億円の仮想通貨EIGENが不正売却 公式側が調査
イーサリアムのリステーキングプロジェクトEigenLayerで約8億円相当のEIGENトークンが不正売却。投資家のメールが侵害され、攻撃者がトークンを売却。
07:40
IMF「エルサルバドルはBTC投資に制限を」
仮想通貨ビットコインへの公的な投資に制限を課すことなどをIMFはエルサルバドルに勧告。IMFの報道官が会見で、同国のビットコイン政策に言及した。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア