はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

米仮想通貨OTC取引所、マネロン対策を業界初導入 大口顧客の取引に係る透明性と規制準拠の事例に

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

「コイ・トレーディング」、新たな協力関係
バイナンスから出資を受けているOTCデスク「Koi Trading」は、初となる仮想通貨を対象としたプラグ・アンド・プレイのAMLプロダクトを導入する。

「Koi Trading」が新たな協力関係

バイナンス・ラボから出資を受けている米仮想通貨OTCデスク「Koi Trading」は、資金洗浄対策(AML)などのリスク管理などを提供するプラットフォーム「IdentityMind」と協力関係を結び、初となる仮想通貨を対象としたプラグ・アンド・プレイのAMLプロダクトの導入をプレスリリースにて明らかにした。

出典:CISION

仮想通貨やマネーサービス関連のビジネスを対象としたAMLプロダクト「Koi Compliance」を導入することで、KYCや取引の監視、サンクションスクリーニング(制裁措置ツール)、記録の保持などができるとのことだ。

それらプラットフォームを提供する「IdentityMind」は現在、およそ35の仮想通貨取引所を対象に、法律やコンプライアンス面でサポートを行なっている。

「Koi Trading」CCOのHarry Zhou氏は、以下のように語っている。

「IdentityMind」の仮想通貨業界での豊富な経験や、AMLサービスなどのリスク管理によって、最良のAMLサービスが取引所にもたらされるだろう。

いま世界中において、OTC取引やステーブルコインなどのプロジェクトは、規制面の問題に直面している。

バイナンスからの出資

去年11月にBinance Labs(バイナンスのVC部)は、「Koi Trading」に300万ドル(約3.3億円)を出資を行なっている。

同社は、サンフランシスコに拠点を置くOTC取引所で、データサイエンスや定量調査、コンプライアンス関係のコンサルティング業のアシスタントなどのサービスも提供している。

出典:Koi Trading公式サイト

2017年中国での仮想通貨取引所の停止措置以降、同国ではOTC取引が普及している。ただOTC市場には監視および情報共有の取り決めがなく、既存の市場のような不正摘発措置は期待できないとされており、Binance Labsの目的は、そうした世界的に見られるOTC取引の課題を克服し、クライアントにより良い選択肢を提供することにある。

こうした背景がある中、今回「Koi Trading」はOTC取引の健全化を目指し、新たな動きを見せた格好だ。

▶️本日の速報をチェック

CoinPostの関連記事

バイナンス公式ウォレット、XRP(リップル)を対応仮想通貨に追加|ビットコインなど5銘柄のクレカ購入も可能へ
出来高1位を誇る大手仮想通貨取引所バイナンスの公式ウォレット「Trust Wallet」がクレジットカードの仮想通貨購入と仮想通貨XRPの追加対応することが発表された。ビットコインなど主要5銘柄をクレジットカードで購入することが可能になる。
世界最大級の取引所バイナンス:米仮想通貨トレーディングデスクに300万ドルを出資
Binance Labsは、Koi Tradingに約3.3億円出資したことを明かした。OTC取引に山積する課題解決を目的としており、各国の規制当局や金融機関との信頼構築に期待を寄せた。
CoinPostのLINE@

スマートフォンへの「プッシュ通知」で、相場に影響を及ぼす重要ニュースをいち早く知らせてくれる「LINE@」の登録はこちら。大好評につき、登録者13,000名突破。

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
11/26 水曜日
11:05
米上場のリライアンス社、デジタル資産トレジャリーをジーキャッシュ(ZEC)に一本化
ナスダック上場のリライアンス・グローバル・グループがデジタル資産トレジャリーを仮想通貨ジーキャッシュ(ZEC)に統合した。プライバシー機能を持つ仮想通貨への需要が高まる中、サイファーパンク・テクノロジーズも追加購入を発表している。
10:25
予測市場ポリマーケット、CFTC承認受け米国市場に正式復帰
予測市場大手ポリマーケットが米CFTCの承認を受け、3年ぶりに米国市場に正式復帰。2022年の罰金処分後、QCX買収とICEからの投資を経て、完全規制下での事業再開へ。
10:10
スタンダードチャータード銀行、21Sharesの仮想通貨カストディアンに選定
スタンダードチャータード銀行が21Sharesの仮想通貨カストディアンに選定された。機関投資家の需要に対応し安全な保管サービスを提供。様々な仮想通貨企業とも提携を進めている。
10:05
「仮想通貨交換業者の販売所誘導に懸念の声」金融庁の作業部会
金融庁は、仮想通貨制度に関する作業部会の報告書案を公開。報告書案には、仮想通貨交換業者の販売所誘導に対する懸念が指摘されているとも記載されている。
07:35
仮想通貨支持派のホワイトハウス経済顧問ハセット氏、次期FRB議長の最有力候補に浮上
ホワイトハウス国家経済会議のケビン・ハセット委員長が次期FRB議長の最有力候補として浮上。トランプ大統領の信頼が厚く金利引き下げ方針に賛同する人物で、デジタル資産市場作業部会で中心的役割を果たしコインベース株も保有。
06:58
米銀大手USバンコープ、ステラで独自ステーブルコインをテスト
米国第5位の銀行USバンコープがステラブロックチェーン上で独自のステーブルコインをテストしている。資産凍結機能などのセキュリティを評価し、バンク・オブ・アメリカやシティに続いてデジタル資産への取り組みを拡大。
06:40
メタプラネット、ビットコイン担保に約200億円を借入れ
メタプラネットは、約203億円の借入れを行ったことを発表。調達した資金は、ビットコインの追加取得やビットコインインカム事業、市場環境に応じては自己株式の取得に充当する予定だと説明した。
06:30
ビットワイズのドージコインETFも承認、水曜日にも取引開始見込み
ニューヨーク証券取引所がビットワイズのドージコインETFの上場を承認した。水曜日にも取引が開始される見込みで、グレースケールとREX-オスプレイに続く3番目のドージコインETFとなる。
06:15
JPモルガン、高リスクのビットコインETF連動仕組債を提案
JPモルガンがブラックロックのビットコインETFに連動する仕組債を提案した。1年後に16%の固定リターンを保証し、2028年には投資額の1.5倍を上限なく受け取れる設計だが、30%超の下落時は損失を全額負担する高リスク商品となる。
05:50
JPモルガンが仮想通貨業界関係者の口座を相次ぎ閉鎖、シェイプシフトも対象に=報道
JPモルガンがシェイプシフトとストライクの関係者の銀行口座を警告なしに閉鎖した。トランプ大統領の禁止令にもかかわらず、仮想通貨業界へのディバンキングが続いているとの懸念が高まる。
05:25
テキサス州、米国初のビットコイン購入州に 7.8億円相当分のブラックロックETFで
テキサス州が20日に500万ドル相当の仮想通貨ビットコインを購入し、米国で初めてビットコインを購入した州となった。1000万ドルが配分されたが残り500万ドル分は今後実施される見込みだ。
11/25 火曜日
17:47
ギャラクシー・デジタル、ポリマーケットとカルシで流動性提供を検討=ブルームバーグ
仮想通貨投資大手ギャラクシー・デジタルが予測市場プラットフォームのポリマーケットとカルシでマーケットメイカーとして流動性提供を検討。既に小規模実験を開始しており、機関投資家の参入で市場の成熟が加速する可能性。
17:39
ビットコイン急落の背景は ETF・DAT・ステーブルコインの3大需要が逆転=NYDIGレポート
NYDIGは最新レポートでビットコイン急落の本質を明らかにした。ETF資金流出、DAT企業のプレミアム崩壊、ステーブルコイン供給減少という3大需要源の反転により、強気サイクルを支えた自己強化型ループが破綻したことが大きく影響している。
17:34
ソラナとXRPのETFが好調 資金フローの明暗が鮮明に
ビットコイン・イーサリアムETFが週次で大幅流出する一方、ソラナとXRPの現物ETFは資金流入を維持。20日連続流入のSOLや週次トップのXRPなど、資金フローの明暗を比較する。
17:05
CMEグループ、仮想通貨先物・オプション取引高が過去最高を更新
CMEグループが11月21日に暗号資産先物・オプション取引で過去最高の79万4,903件を記録。年初来の平均取引高は前年比132%増となり、機関投資家の参入拡大と市場成熟を示す。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧