はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 取引所 WebX
CoinPostで今最も読まれています

仮想通貨イーサリアム次期大型アップデート「イスタンブール」へ 改善提案(EIP)を選考開始

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

「イスタンブール」改善提案が公開
イーサリアムの次期大型アップデート「イスタンブール」に向け、イーサリアム改善提案のリスト28項目を公開。アップデート計画の詳細が明らかになった。

「イスタンブール」改善提案が公開

イーサリアムの次なる大型アップデート「イスタンブール」に向け、これまでに提出されたEIP(イーサリアム改善提案)のリストが公開された。その数は28におよび、近日中に少なくとももう1つ追加される予定だ。

コア開発者は改善案提出締め切り当日(5月17日)に電話会議を通し、そのうち約12件のEIPについて詳細な議論を行ったという。その結果、1件のみが仮承認を受け、大半は後日に予定される追加議論で話し合いが行われる予定だ。

次回のコア開発者会議でベンチマークとなる数値を提示する」という条件付きで仮承認を受けたのは、EIP 1108という改善案。これは第二曲線暗号のプリコンパイルを見直すことで、プライバシー・ソリューションとスケーリング・ソリューションに役立てるという改善案だ。要するに匿名性と処理能力に関するものである。

ASIC対応改善提案、トランザクション手数料モデル導入案は延期?

議論の対象となった改善案の中には、監査遅れが原因でアルゴリズム「ProgPoW」の導入延期の可能性が報じられたばかりのEIP 1057も含まれる。EIP1057はコンセンサス・アルゴリズムを現行のEthashからProgPoWに置き換えることで、ASICマイニングの効率を下げ、GPUに優位性を与えるという提案だ。

年間最大6億5500万ドル(約715億 7036万円)の報酬を生みだすイーサリアムのマイニングにおいて、昨年4月以降「ASICがGPUのパフォーマンスを上回るのではないか」という懸念が生じている。EIP1057は「マイニング環境の集中化」に対するソリューションとして、イーサリアムのコア開発者に昨年2回承認を受けた。

また、EIP 1559の新しいトランザクション手数料モデルを導入するという提案は、開発者のRick Dudley氏いわく「かなり複雑な変更」であるため、恐らく10月中旬にメインネット・アクティベーションが予定されているイスタンブールには間に合わないとの見解を示した。

今後のタイムライン

EIPのリストとともに発表された今後のタイムラインは以下の通り。

  • 2019月07月19日(金)主要なクライアント実装の仮期限
  • 2019年8月14日(水)テストネット・アップグレード予定日
  • 2019月10月16日(水)メインネット・アップグレード(イスタンブール)予定日
  • ハードフォーク・プロセスを「固定9ヶ月サイクル」に分割

    イスタンブールのハードフォークの次の正式な期限には、承認を受けたEIPをクライアントと呼ばれる既存のバージョンのイーサリアムのソフトウェアにマージ(併合)する。EIP2015(リストには含まれていない)の作成者であるJames Hancock氏は、「このステップはコードをまとめることに似ているため完全にテストできる」とCoinDeskに語った。「提案は2つの主要なクライアントにリファレンス実装を含めること」であり、ここでいう「主要」の定義はかなりアバウトだという。

    イスタンブールで予定されているタイムラインは、過去のイーサリアムのハードフォーク・アプローチとは異なる。元イーサリアムの開発者Afri Schoedon氏とイーサリアム・ファウンデーションの開発者Alex Beregszaszi氏が、ハードフォーク・プロセスを「固定9ヶ月サイクル」に分割する方法として提案したものだ。

    今回(5月)の締め切り前に受け入れられていたプロトコル・アップグレードをメインネットにリリースすることが目的であり、それ以降に承認されたすべての改善案は9か月後に実施される次のハードフォークに含まれる。

    この新たなアプローチに対し、イーサリアム・ファウンデーションの助成金受領者であるAlexey Akhunov氏は、「提案された新たな期限について皆が考える必要がある」とGitterチャットルームを通して呼びかけている。

    いずれにせよ現時点で提案されているイスタンブールEIPは順番にふるいにかけられ、最終的には「本物」だけが実装されるはずだ。今後いくつのEIPが承認されるか、今後の注目に値する。

    CoinPost App DL
    厳選・注目記事
    注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
    05/30 土曜日
    13:45
    ルミス米議員「今国会を逃せば次は2030年」、クラリティー法案成立促す
    米上院のルミス議員は5月30日、仮想通貨市場構造法「クラリティー法」の今国会での成立を逃せば次の立法機会は2030年になると警告した。JPモルガンCEOのダイモン氏は現行案に反対を表明。
    13:25
    スイ、ユーザー取引を一時停止 三日連続で断続的なネットワーク障害
    仮想通貨スイ(SUI)のメインネットが5月30日、エポック移行処理の失敗によりユーザー取引を停止した。v1.72リリースを起点とする障害が3日連続で発生し、バリデーターが修正を実装して復旧した。
    10:25
    ストラテジー、48億円相当のビットコインをコインベースへ送金 目的は不明
    ビットコイン保有企業最大手ストラテジーが約400枚のビットコインをコインベースへ送金し、売却やウォレットシャッフルする可能性が浮上。セイラー会長の発言など最新動向を解説。
    10:10
    FBI、詐欺拠点摘発で1.2兆円相当の仮想通貨を押収 米政府史上最高額
    FBIはアジア・中東に展開する詐欺拠点の一斉摘発で127000BTC超を押収した。カンボジア企業CEOの逮捕など約300人を拘束し、米政府史上最高額の没収となった。
    08:30
    CFTCがビットコイン無期限先物を解禁、米国機関投資家のオフショア依存に終止符
    米CFTCは29日、KalshiEXのビットコイン無期限先物(BTCPERP)を先物契約として承認した。CoinbaseもDeribit経由の仮想通貨デリバティブ提供でノーアクションレターを取得し米国内でのパーペチュアル取引が正式に解禁された。
    08:00
    Base、Azulアップグレードをメインネットで実施
    仮想通貨取引所コインベース支援のイーサリアムL2のBaseは、アップグレードBase Azulをメインネットで実行したことを発表。処理速度や安全性が向上した。
    07:30
    米財務省、イラン関連仮想通貨の押収累計額が1600億円相当に
    米財務省ベッセント長官は、イラン政権に関連する仮想通貨の押収総額が約10億ドルに達したと明らかにした。4月末時点の約5億ドルから倍増しており、ウォレットを直接差し押さえた事例もある。
    06:55
    NYSE親会社ICE「ハイパーリキッドと相互学習中」 ナスダックより大規模と評価
    米インターコンチネンタル取引所(ICE)のスプレッチャーCEOが、Hyperliquidと双方向で協議中と明かした。規制対象取引所での24時間無期限先物提供を認めるよう当局に求めている。
    06:15
    JPモルガンのダイモンCEO、「銀行界はクラリティー法案を拒否」と明言
    JPモルガンCEOジェイミー・ダイモン氏が5月29日のフォックスビジネス出演でクラリティー法の現行案を批判し銀行は受け入れないと発言。上院では複数の優先案件が競合しており、投資銀行TDコーウェンは8月前の成立を困難とみている。
    05:00
    ステーブルコイン発行企業PaxosがSEC清算機関に登録、仮想通貨関連企業として米国初
    Paxosの子会社PSSCが米SECより清算機関として正式登録を受け、仮想通貨関連企業として唯一の中央証券保管機関に認定された。2019年から続く規制当局との7年越しの協議が実を結んだ。
    05/29 金曜日
    16:14
    NTTドコモビジネス、Carbontribe Labsと水資源データアセットの投資活用で共同検討
    NTTドコモビジネスとCarbontribe Labsが水資源データアセットの投資活用に向けた共同検討を開始。AIとブロックチェーンで構造化した水資源データを投資判断に接続、2027年前半の商用化を目指す。
    15:14
    ツルハHDら9社、DCJPYで企業間決済自動化の実証実験が成功
    ディーカレットDCPが事務局を務めるデジタル通貨フォーラムが、ツルハHD・イオンスマートテクノロジーら計9社と実施した実証実験の結果を公表。流通業界の標準EDI規格「流通BMS」の受発注データからDCJPYによる支払い・照合までをワンストップで処理し、数人月分の業務削減効果を確認した。
    13:50
    グレースケール・リサーチがハイパーリキッドを高評価、「デジタル資産分野の傑出した成功事例」
    グレースケール・リサーチは最新レポートで、ハイパーリキッドを「現代のデジタル資産業界における傑出した成功事例」と高く評価した。2025年に約2.9兆ドルの永久先物取引高を記録した同プラットフォームが急成長した5つの要因とHYPEトークンの経済モデル、今後の展望とリスクを解説する。
    13:15
    米司法省、グーグル社員を起訴 ポリマーケットにおけるインサイダー取引容疑で
    米司法省は、予測市場ポリマーケットでグーグルの社内データを悪用しインサイダー取引を行ったとして、同社エンジニアを商品詐欺などの罪で起訴したと発表した。
    11:30
    シークアンス、77億円相当のビットコインを売却へ
    米上場シークアンス・コミュニケーションズは、仮想通貨の財務戦略を継続しないことを公表。77億円相当の保有ビットコインも売却していくと述べている。
    今から始める仮想通貨特集
    通貨データ
    重要指標
    一覧
    新着指標
    一覧