はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

Huobiレポート|上位100通貨の総時価総額は前週比+4.9%の約29.4兆円に(5/20〜5/26)

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

Huobi研究所提供の業界研究レポート
Huobi研究所提供の業界研究レポート。5/20〜5/26は前週の乱高下から一服した週のため、上位100通貨の24時間取引高は、前週比-7.8%の約8.6兆円と若干落ち着きを見せた。

仮想通貨市場 前週比

  • 仮想通貨上位100通貨の合計時価総額:約$2,679億(+4.9%)
  • 上位100通貨のうち最も価格が上昇した通貨:TFUEL(+133.3%)
  • 上位100通貨のうち最も価格が下落した通貨:INB(-18.9%)
  • 時価総額上位100通貨の5/26取引高:$783.2億(-7.8%)

仮想通貨市場

仮想通貨マーケット概況

2019/5/20〜5/26の仮想通貨市場は、時価総額上位100通貨のうち66通貨の価格が上昇した。Coinmarketcapによると、2019/5/26の時点で時価総額上位100通貨の合計時価総額は、前週比+4.9%となる約2,679億ドル(29.4兆円)となっている。

その中でも、時価総額が最も上昇したのは+135.0%となったTheta Fuel(TFUEL)であり、時価総額ランキングは91位にランクアップ。最も時価総額が減少したのはInsight Chain(INB)であり、前週比-20.1%で、時価総額ランキングは71位となった。

新たに時価総額上位100通貨にランクインしたのは、TFUEL((91位にランクアップ)、MXM(92位にランクアップ)、R(95位にランクアップ)、ELA(98位にランクアップ)、LOOM(99位にランクアップ)の計5通貨となっていた。

時価総額上位100通貨の中、価格が最も上昇したのは+133.3%となったTFUELであり、最も下落したのは-18.9%となったINBだった。

5/26時点で、ビットコイン(BTC)の価格は、前週比+8.0%の8,673ドルとなり、イーサリアム(ETH)は前週比+4.6%の267.1ドルとなった。

図1:時価総額100位以内通貨の変動率トップ5

時価総額トップ100位通貨の取引高

5/26時点で、時価総額上位100通貨の24時間取引高は、前週比-7.8%となる783.2億ドルとなり、内58通貨の取引高は20%以上増加。最も取引高が増えたのは+35,251%となったTFUELだった。一方で、25通貨の取引量が20%以上減少、4通貨の取引高が50%以上減少となった。最も取引高が減ったのは-77.4%となったSOLVEだった。

図2:仮想通貨時価総額トップ100位の合計時価総額(左)と24時間の取引高(右、10億ドル単位)

上位10通貨の市場占有率、マーケットシェア

時価総額上位10通貨の時価総額が上昇した一方で、市場占有率(ドミナンス)が安定的に推移してきた。

5/26時点で、上位10通貨の時価総額は、前週比+5.0%の2,329億ドルとなり、総時価総額の87.0%を占め、前週比+0.08%となった。

ビットコイン(BTC)の市場占有率(ドミナンス)は、前週比+0.5%となる57.4%となった。

図3:時価総額上位10通貨の市場占有率(マーケットシェア)

図4:時価総額上位10通貨の市場占有率(ドミナンス)の前週比比較

マイニングに関する統計

ハッシュレート

5/20〜5/26の一週間、ビットコイン(BTC)のハッシュレートがやや上昇した一方で、イーサリアム(ETH)のハッシュレートが少し下落した。

ビットコイン(BTC)ネットワークの平均ハッシュレートは前週比+5.3%の52.8EH/sとなり、イーサリアム(ETH)ネットワークの平均ハッシュレートは前週比-0.5%の161.1TH/Sとなった。

図5:ビットコイン(BTC)ハッシュレートの変化

図6:イーサリアム(ETH)ハッシュレートの変化

ディフィカルティ(難易度)

5/20〜5/26の週に、ビットコイン(BTC)のマイニングディフィカルティは少し増加したが、イーサリアム(ETH)のマイニングディフィカルティは減少した。

ビットコイン(BTC)の平均マイニングディフィカルティは前週比+0.04%となる6.7Tとなり、イーサリアム(ETH)の平均マイニングディフィカルティは前週比-0.8%となる2,043.8THとなった。

図7:ビットコイン(BTC)及びイーサリアム(ETH)のマイニングディフィカルティ(難易度)

マイニングプールの市場占有率、マーケットシェア

ビットコイン(BTC)

5/20から5/26までに、BTCブロックチェーン上で行われたマイニングのブロック数は、前週比-0.6%となる1,090個となった。AntPool及びViaBTCのランキングが上昇した一方で、F2Poolのランキングが下落した。

    ビットコイン(BTC)マイニングプールの市場占有率

    (マイニングプール名−ブロック生成数、市場占有率、ハッシュレートの順で記載)

  • BTC.comー213個、19.5%、10.1EH/s
  • AntPoolー148個、13.6%、7.0EH/s
  • F2Poolー129個、11.8%、6.1EH/s
  • SlushPoolー105個、9.6%、5.0EH/s
  • ViaBTCー86個、7.9%、4.1EH/s

図8:ビットコイン(BTC)マイニングプールの市場占有率(マーケットシェア)

イーサリアム(ETH)

5/20から5/26までの間に、イーサリアム(ETH)ネットワークで生成されたブロック数は前週比-0.1%となる44,804個となった。Ethermineのランキングが上昇した一方で、SparkPoolのランキングが下落した。

    イーサリアム(ETH)マイニングプールの市場占有率

    (マイニングプール名−ブロック生成数、市場占有率の順で記載)

  • Ethermineー11,760個、26.3%
  • SparkPoolー11,291個、25.2%
  • F2pool_2ー5,238個、11.7%
  • Nanopoolー5,002個、11.2%
  • MiningpoolHubー2,490個、5.6%

図9:ETHにおけるマイニングプールの市場シェア

アクティビティデータ

ビットコイン(BTC)

5/20〜5/26の週に、ビットコイン(BTC)のブロックデータサイズとブロック毎のトランザクション平均数と共にやや減少した。

blockchain.infoによると、5/20から5/26までの間にビットコイン(BTC)のブロックデータの平均サイズは前週比-2.4%の1.21MBとなり、ブロック毎のトランザクション平均数は前週比-2.2%となる2,373回となった。

図10:ビットコイン(BTC)のブロックデータ及びトランザクション平均数

イーサリアム(ETH)

etherchainによると、イーサリアム(ETH)のブロック毎のトランザクション平均数は前週比+4.8%となる131.8回となった。イーサリアム(ETH)のブロックデータの平均サイズは前週比+0.4%の24,356bytesとなった。

図11:イーサリアム(ETH)のブロックデータの平均サイズ及びトランザクション平均数

Huobiについて

Huobi は2013年の創業以来、顧客数·取引量共に世界トップレベルの取引所として、130か国以上のお客様にサービスを展開してきております。

2018年、BitTrade(仮想通貨交換業者関東財務局第00007号)を傘下に安心・安全・顧客本位の金融サービスを日本の顧客に提供いたします。

Huobi研究所

Huobi研究所は、仮想通貨取引所を運営しているHuobiグループによって2016年4月に設立され、2018年3月に、ブロックチェーン分野における技術開発・業界調査分析・応用研究・コンサルティングを目的とした、より高度な組織へ発展を遂げました。

また、経済、金融、AI、法律等様々な分野に精通する人材を多く抱えている他、世界のあらゆるブロックチェーンに関する学術団体や大学、研究施設と提携しており、Huobi研究所の所長を務める袁煜明(Hubery Yuan)氏は、元産業保安研究所の副院長兼TMT(テクノロジー・メディア・通信業界)主席アナリストを務めた人物であり、New Fourtune社から「ベストアナリスト賞」を受賞しております。

また、同研究所はブロックチェーン分野の研究基盤を構築し、業界に対してより明確に根拠のある理論や研究成果を提供する事で、業界及び産業の発展を促進する事を目指しております。

Huobi研究所の理念として、「ブロックチェーンのエコシステムを構築し、より良い未来に貢献する事」を掲げております。

Huobi Japan公式アカウント

Twitter:https://twitter.com/HuobiJapan?lang=ja

Telegram:https://t.me/huobijapanofficial?utm_source=Telegram

Facebook:https://www.facebook.com/HuobiJapan/

YouTube: https://www.youtube.com/channel/UCpWnfmrT6qyTtkdgZJgNn4w/

※注意事項

今回の記事はあくまで、調査レポートを元にCoinPostの考えを述べたもので、仮想通貨の値上がりを保証するものや、投資を奨励するものではございません。

仮想通貨への投資の際は、価格変動リスク、信用リスク、流動性のリスク等、リスクを確認した上、ご自身の責任の下で投資を行いましょう。

▶️本日の速報をチェック

CoinPostの関連記事

Huobiレポート|Githubコミュニティでイーサリアムのコード更新が頻繁に(12/12〜12/19)
世界有数のHuobi研究所提供。1000BTC以上の大口取引は、前週1143回から1037回へと微減。Githubコミュニティでは、ETHのコード更新が頻繁に行われており、3週連続で大量の更新があった。
「休眠状態のビットコイン」数量と相場の相関性を考察|Huobi研究所が10年間のBTCデータを分析
Huobi研究院のデータによると、永久紛失したBTCは大凡200万〜300万があり、BTCトータル数量の12%〜18%だと予測されている。BitcoinTalkから見れば、10年間に渡り、bitcoinがヒットワードランキングのトップ1となった。
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
09/18 木曜日
10:02
ヴィタリック、イーサリアムの開発計画をプレゼン
ヴィタリック・ブテリン氏は、仮想通貨イーサリアムの開発計画についてプレゼンを行った。大阪で開催されているイーサリアムのカンファレンスEDCONに登壇した。
09:40
フォワード・インダストリーズ、最大5900億円規模の資金調達でソラナ戦略を推進
米上場企業フォワード・インダストリーズが最大40億ドル規模のATM増資で仮想通貨ソラナトレジャリー戦略を推進する。DeFi Development Corpもソラナ買い増しを発表した。
08:45
トランプ・ジュニア出資のサムザップ、750万ドージコインを初購入
米ナスダック上場のサムザップメディアが750万ドージコインを200万ドルで公開市場から初回取得したと発表した。
07:20
米SEC、仮想通貨ETF上場手続きを大幅簡素化へ
米証券取引委員会が、ナスダック、Cboe BZX、NYSEアルカの3大取引所による包括的上場基準を承認。今後、仮想通貨を含むコモディティベース株式の上場プロセスが大幅に簡素化される見通しである。
07:10
SBI新生銀行、トークン化預金「DCJPY」の導入を検討へ
SBI新生銀行は、円建てトークン化預金DCJPYの導入を検討すると発表。JPモルガンらが参加するプラットフォームを活用し、トークン化預金での多様な外貨の取り扱いも検討する。
06:50
仮想通貨取引所Bullish、NY州からビットライセンス取得 米国展開へ
機関投資家向け仮想通貨取引所ブリッシュが17日にニューヨーク州金融サービス局からビットライセンスと送金業ライセンスを取得したと発表した。
06:25
マネーグラム、ステーブルコイン送金サービス開始 
国際送金大手のマネーグラムが9月17日にクロスミントと提携しステーブルコインを活用した新たな送金サービスを南米コロンビアで開始すると発表した。
06:02
カルシ、予測市場エコシステムハブ開始 ソラナとベースと提携
予測市場プラットフォーム大手Kalshiが17日、ソラナとベースとの提携によるエコシステム支援ネットワーク「カルシエコ」の開始を発表した。
05:45
米CME、ソラナとXRPの先物オプション取引を10月に提供予定
世界最大のデリバティブ取引所CMEグループが10月13日にソラナとXRPの先物オプション取引を開始すると発表した。
09/17 水曜日
18:00
日本でステーブルコイン普及のハードルと可能性は?|WebX2025トークセッション
WebX2025で日本円建てステーブルコインの普及をめぐるパネルセッションが開催された。専門家がステーブルコインの課題やユースケース創出をめぐって徹底議論した。
17:43
メタプラネット、「Bitcoin.jp」ドメインを取得 「ビットコインジャパン」も設立
メタプラネットは「Bitcoin.jp」を戦略的に取得し、新会社を設立。国内ビットコイン事業の拡大と収益基盤強化を目指す。
15:15
ビットコイン・スタンダード著者、アルゼンチン・ミレイ政権の経済政策を「ポンジスキーム」と指摘
ビットコイン・スタンダード著者のサファディーン・アモス氏が、アルゼンチンのミレイ政権の経済政策を「国家規模のポンジスキーム」と痛烈に批判。キャリートレードによる金融システムの崩壊リスクと、自由主義政策の矛盾を解説した。
13:30
11年間休眠のビットコインクジラが1000BTC移動、170億円相当
11年以上休眠していたビットコインクジラが17日朝、1000BTCを4つの新しいアドレスに移動したことがオンチェーンデータで判明した。
11:40
コインベース、銀行の「預金流出」懸念を否定 ステーブルコイン規制めぐり反論
米仮想通貨取引所大手コインベースが銀行業界のステーブルコイン規制変更要求に対し、預金流出は根拠のない神話だとする反論文書を発表した。
10:45
米ビットコイン法案承認に向けた円卓会議、セイラー会長らが出席
米連邦議会でビットコイン法案の円卓会議が開催され、ストラテジーのマイケル・セイラー氏らが出席。この法案では米政府が合計で仮想通貨ビットコインを100万BTC購入することなどが提案されている。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧