CoinPostで今最も読まれています

米FRBパウエル議長「仮想通貨リブラは潜在的利点とリスク両方持つ」規制当局からの高い期待値

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

米連銀議長、フェイスブック通貨は「利点とリスク両方持つ」
米国連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長が新発表の仮想通貨リブラについて言及。新たな通貨の誕生に前向きな姿勢を示した。

米FRB議長、リブラ「利点とリスク両方存在する」

米国連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長がフェイスブック社主導で発表された仮想通貨リブラについて言及し、「潜在的な利点とリスクの両方」を持つなどと発言した。海外メディアのCNBCなどが報じた。

また米時間17日に発表されて話題を集めている仮想通貨リブラについて、パウエル議長はフェイスブック社が発表する以前から規制当局と対話を重ねていたことを明らかにした。

多くの企業が様々なフィンテック分野におけるイノベーションを続けている。

フェイスブック社は発表前の段階で多くの規制機関と対話を重ねており、我々(米国の連銀)もその一部に含まれていた。

このようにフェイスブック側が事前に各国の規制当局やその他企業側と連携をとっていた姿勢を示している。さらにパウエル議長は仮想通貨リブラについて以下のように述べた。

スケールの大きい通貨となる可能性が見込まれるため、潜在的な利点とリスクの両方が存在する。

そのため安全と規制の面における整合性への期待値は高いものとなるだろう。

フェイスブック社の影響力、そしてリブラ協会の大きさを考慮して規制当局との連携は必要であることとパウエル議長は説明。なお仮想通貨の規制は連銀が行うものではないが、「送金システムにおける重要なインプットを持つ」ことからほとんどの影響力は国際舞台において発揮すると述べた。

なお昨日、イギリスの中央銀行である「イングランド銀行」のMark Carney総裁はリブラついて、「グローバルにおける最高水準の規制を遵守する必要がある」と指摘した。リブラ協会がどのように、ユーザーの個人データを保護しながら、アンチマネーロンダリング法を遵守するかについても疑問視する姿勢を見せた。

よって、パウエル議長は自分自身のリブラに対する意見がCarney総裁の発言と見解に一致するとも言及した。

仮想通貨が法定通貨を置き換える可能性

さらにパウエル議長は今後仮想通貨が既存の法定通貨を取り換える可能性についても「まだ先だろう」と以下のように予想した。

デジタル通貨はまだ初期段階にある。 そのため仮想通貨が中銀の金融政策執行にもたらす影響は考えにくいだろう。

仮想通貨リブラ、政府関係続報

仮想通貨リブラに対する米上院公聴会が7月16日に予定、その狙いは
賛否両論で注目されている仮想通貨リブラについて、米国会上院の銀行委員会は公聴会を7月16日に開催する。同時期に下院の金融サービス委員会によるフェイスブックの役員らに対するリブラ関連の公聴会も開かれる可能性が考えられる。
「フェイスブックの仮想通貨リブラは、最高水準の規制を遵守する必要性がある」英中銀総裁
英イングランド銀行総裁は、フェイスブック主導の仮想通貨「Libra」を公平な視点で評価するも、各国における最高水準の規制を遵守する必要があると指摘した。
CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
07/27 土曜日
08:10
マスク氏のX(旧ツイッター)、ビットコインなどの仮想通貨絵文字表示を削除か
イーロン・マスク氏がオーナーのX(旧ツイッター)は、ビットコインなどの仮想通貨絵文字表示を削除した。ドージコイン擁護のためか。
07:35
BitwiseのETH現物ETFの横断幕、NYSEに掲揚
仮想通貨運用企業Bitwiseのイーサリアム現物ETFの横断幕が、ニューヨーク証券取引所に掲げられた。同社は、取引終了のベルを鳴らすことも報告している。
07:05
野村傘下のレーザーデジタル、利回り提供のイーサリアムファンド販売予定か
野村ホールディングスの仮想通貨資産子会社であるLaser Digital(レーザーデジタル)は、イーサリアム現物ETFの代替商品の導入を計画しているようだ。
06:40
米SEC、グレースケールのミニ版ビットコインETFを承認
仮想通貨投資企業グレースケールが提供するGBTCは手数料(1.5%)が最も高く資金流出は続いていたが、新商品を導入し0.15%という業界最安の手数料設定で競争力を高める狙いだ。
06:20
ビットコイン価格が21年後に最大で75億円に到達か、マイケル・セイラー氏の強気予想
ビットコインを最も保有する米上場企業マイクロストラテジーのマイケル・セイラー氏はカンファレンス「ビットコイン2024」で、BTCの今後の強気予想のプレゼンテーションを行った。
07/26 金曜日
17:10
「米大統領選で価格変動 トランプやハリス由来のミームコインの買い方
トランプトークンの概要 ドナルド・トランプ前米大統領とその「Make America Great Again」(アメリカを再び偉大に)というスローガンからインスピレーションを得…
17:10
ヤマハ発動機が初のVTuberコラボNFTを発行、Yamaha E-Ride Baseを訪れて進化可能
ヤマハ発動機が初のNFTデジタルステッカーを発行。横浜のYamaha E-Ride Baseで進化するダイナミックNFTを体験し、限定グッズをゲットできる。
15:13
ビットフライヤーがFTX Japan買収完了、カストディ事業展開へ
株式会社bitFlyer HoldingsはFTX Japanの株式100%を取得し、完全子会社化を発表。8月26日までに社名を変更し、クリプトカストディ事業を展開予定。法制度整備後の暗号資産現物ETF関連サービス提供も視野に入れている。
14:43
Neo Xメインネットが正式稼働 EVM互換でネオのエコシステムを拡張
Neoは高性能EVMベースのサイドチェーン「Neo X」のメインネット正式稼働を発表。クロスチェーンブリッジで流動性と互換性が向上し、エコシステムの可能性が広がる。
14:15
カマラ・ハリス氏のミームコインが過去最高値を記録、大統領候補指名の期待受け
PolitiFiと呼ばれる政治パロディのミームコインが、仮想通貨領域で独自のジャンルを形成しており、カマラ・ハリス副大統領のパロディコイン「 Kamala Horris(KAMA)」が急騰し話題となっている。
12:55
アルトコインETFの未来、ブラックロックが語る現実と可能性
ブラックロックのデジタル資産責任者は、イーサリアム現物ETFが承認されていても他のアルトコインETF誕生には困難があると話した。
12:14
仮想通貨相場反発、ビットコイン・カンファレンスのトランプ登壇に関心集まる
昨日までの大幅下落とは打って変わり暗号資産(仮想通貨)相場は反発した。強気シグナルのハッシュリボンが点灯しているほか、今週末にはビットコインカンファレンスに米国のトランプ前大統領が登壇予定であり、投資家の関心が集まる。
11:00
トランプ前大統領の陣営、4〜6月期で仮想通貨で6億円の寄付金調達
トランプ前大統領は、ビットコインなど仮想通貨で6億円以上の選挙資金を調達。「ビットコイン2024」でもさらに資金を集める予定だ。
10:30
BTCが290万ドルに到達するシナリオ、VanEckが公開
仮想通貨ビットコインが2050年までに290万ドルに到達するシナリオをVanEckのアナリストが公開。このシナリオを実現するための条件を説明している。
10:00
ソラナ初事例、パラオ共和国がデジタルID発行
主権国家が仮想通貨・ブロックチェーンであるソラナ上で、法的アイデンティティを発行する初めての事例となった。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア