CoinPostで今最も読まれています

Kyber Network、次期アップグレード「Katalyst」は来月7日に実施 ガバナンスを仮想通貨KNC所有者へ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

Katalystの日程が決定

分散型の流動性システムを提供するKyber Networkは29日、プロトコルの次期大型アップグレード「Katalyst」を来月7日に実施することを発表した。

ローンチ初期段階ではKyber Networkが中心になってネットワークを管理してきたが、コミュニティプラットフォーム「KyberDAO」をローンチし、分散型のガバナンスを促進する。今後は仮想通貨(暗号資産)Kyber Network(KNC)の7.2万超の所有者がKyberDAOを利用し、ガバナンスを引き継いでいく

Kyber Networkは「Any token Anywhere=あらゆるトークンをどこででも」をテーマに掲げているDeFiのプロジェクト。異なる仮想通貨の交換(スワップ)を可能にする分散型取引所(DEX)を運営している。

今年の4月にはKNCを残高に持つアドレス数やKNCを使用するアドレス数が増加し、DEXの人気が高まっていることが分かった。その際KNCの価格も上昇しており、人気の背景には、Katalystへの期待があるとみられていた。

関連分散型取引所Kyber Networkの利用が増加

Katalystが実施されると、KNC所有者はKyberDAOで自身のトークンをステークし、重要な提案やパラメーターの設定に投票を行うことによって、ガバナンスに参加することができるようになる。それによってイーサリアム(ETH)で報酬を得ることが可能になる

KyberDAOでは7月7日のローンチ直後からKNCのステーキングは開始できるが、実際の投票はその1週間後から開始。報酬の受領はさらにそこから2週間以降となっている。以下の図のように、対象の投票が行われる前の段階(Epoch)でステーキングを行っていないと、投票が行えない仕組みだ。

出典:Kyber Network

またKyberDAOでは、他のKNC所有者の代わりにガバナンスの投票が行えるように、ステーキングプールを運営することが可能。投票は行いたくないが報酬を受け取りたいKNC所有者は、プール運営者に投票を委任することができる。プール運営者は、投票を依頼したKNC所有者に手数料を課すことができる。

KatalystのためにKyber Networkの担当チームは何カ月もリサーチと開発を重ねてきた。上述した以外にもdAppsの開発者が自由に手数料を設定できる等の変更も実施される。今回のアップグレードでKNCの価値が上昇することによって、Kyber Networkの成長につながれば、エコシステムへの分散型の流動性も向上するという長期的な好循環が生まれることが期待されている。

参考資料 : Kyber Network

CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
05/14 火曜日
14:23
ビットトレードがシバイヌ貸して増やすの特別募集を開始
ビットトレードが年率48%のシバイヌ(SHIB)の貸して増やす・貸暗号資産の特別募集を開始。さらに、ビットコイン・ピザ・デー記念キャンペーンでAmazonギフトカードが当たる施策も実施中。
14:17
SBI VCトレード、アプトス、ヘデラ、ジパングコインを新規上場へ
SBI VCトレードが暗号資産(仮想通貨)アプトス(APT)、ヘデラ(HBAR)、ジパングコイン(ZPG)の取扱いを開始へ。販売所や貸コインなど、フルラインナップサービスを提供します。ステーキング銘柄取扱い数は、国内最大級となる。
13:00
テザー社CEO、リップル社CEOを非難
ステーブルコインUSDTを発行するテザー社のパオロ・アルドイノCEOは、「米国政府はテザーを狙っている」というリップル社のブラッド・ガーリングハウスCEOの発言を強く非難する声明を出した。
12:36
CPI控えビットコイン様子見基調、縮小するコインベース・プレミアムが示唆するものは
暗号資産(仮想通貨)市場では命運を握る15日のCPI(米消費者物価指数)発表を控えポジション調整の動きが散見された。一部アナリストは、コインベース・プレミアムの縮小を根拠にエントリーのタイミングを見計らっている。
11:30
OpenAI、生成AIの革新的ニューモデル「GPT-4o」公開
ChatGPT開発で知られるOpenAIは「GPT-4o」と呼ばれる新たなAIモデルを公開した。音声、画像も入出力可能で、人間とより自然なやり取りができる。
10:47
R・キヨサキ氏、仮想通貨に関するBRICSの動向に注目
『金持ち父さん 貧乏父さん』の著者ロバート・キヨサキは、BRICSによる金を裏付けとする仮想通貨発行の噂に注目していると指摘。ビットコイン・金・銀への投資を推奨した。日本では、老後4000万年問題が取り沙汰されている。
09:50
中国の警察、仮想通貨による400億円以上の違法取引を摘発
中国吉林省の警察は、仮想通貨を使用して400億円規模の違法な人民元・韓国ウォン取引を行っていた疑いで犯行グループを摘発した。
08:45
ArbitrumとBase利用のレイヤー3チェーンDegen Chain、24時間以上稼働停止
「Degen Chain」という仮想通貨イーサリアム系のレイヤー3ネットワークは、24時間以上トランザクション処理が停止している。このブロックチェーンはArbitrumとBaseを利用している。
08:00
Jupiterローンチパッド投票第三弾、deBridgeなどが参加
仮想通貨ブリッジサービスのdeBridgeは今回の有力候補とされている。これまで20億ドル相当のブリッジボリュームを記録し500万ドル以上の手数料を徴収してきた。
07:26
トランプ前大統領、10億円相当の仮想通貨を保有か
米トランプ前大統領が10億円相当の仮想通貨を保有していることなどを公表し、Arkhamが著名人の所有額を比較。同氏はミームコインのTRUMPの次にイーサリアムを多く保有している。
06:40
エルサルバドル、ビットコイン保有の追跡サイトを公開
同国は現在5,749.76 BTCの仮想通貨ビットコインを保有しており、565億円に相当する金額だ。
06:20
GameStop株やミームコインが暴騰
仮想通貨市場では「GMCIミーム指数」は、301.1で7.67%上昇。GMEミームトークンは前日比で1,200%以上高騰した。
05/13 月曜日
15:05
リップルCEO「米国政府は、ステーブルコインUSDT発行企業のテザー社を標的にしている」
リップル社のブラッド・ガーリングハウスCEOはインタビューで、米国政府がステーブルコインUSDTの発行企業テザーに監視の目を強めていることを注視していると語った。
14:32
ユニスワップ創設者ら、SECの仮想通貨規制はバイデンの大統領選に悪影響と指摘
ユニスワップの創設者らは仮想通貨業界に対する米SECの姿勢を批判し、大統領選で現職バイデン氏の再選に不利になる可能性を示唆した。
12:18
JPモルガン、ビットコイン現物ETFの保有が明らかに
米JPモルガンはSECへ提出した書類の中で複数社のビットコイン現物ETFへの投資を報告した。ダイモンCEOはBTCに対して懐疑的な姿勢を保っている。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア