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テザー社CEO、リップル社CEOを非難「ステーブルコインUSDTに対する不安を広めている」

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

不安を煽る発言

ステーブルコインUSDTを発行するテザー社のパオロ・アルドイノCEOは13日、「米国政府はテザーを狙っている」というリップル社のブラッド・ガーリングハウスCEOの発言を強く非難する声明を出した。

SECの捜査を受けている企業を率いる情報不足のCEOが、競合するステーブルコインを立ち上げ(誰が恩恵を受けるのか)、USDTに対する不安を広めていると報じられている。

 (注:同氏は次のツイートで”uniformed” を”uninformed”に訂正)

アルドイノ氏はガーリング氏を名指しはしていないが、先日公開されたガーリング氏のインタビューの発言に言及しているものと容易に推察できる。

関連:リップルCEO「米国政府は、ステーブルコインUSDT発行企業のテザー社を標的にしている」

アルドイノ氏の指摘に対し、ガーリング氏はすかさず反論。インタビューでは、テザーを攻撃したのではなく、テザーがエコシステムの非常に重要な一部であると述べたと主張した。

私が言いたかったのは、米国政府は米ドルを裏付けとするステーブルコイン発行体に対する管理強化を明確に示していることから、最大手であるテザーは彼らの視界に入っているということだ。

ガーリング氏は、インタビューで米国政府がテザーを狙う理由や背景については、触れていなかった。リップル社は4月、今年後半に米ドルペッグのステーブルコインの発行する計画を発表している。

関連:リップル社、米ドルステーブルコイン発行へ

テザー社の安全性を強調

アルドイノ氏は、USDTは主に新興市場と発展途上国に数億人のユーザーを持つ、世界で最も使用されているステーブルコインであり、テザー社の使命は従来の銀行システムから取り残されたコミュニティに、安全な金融エコシステムを提供することだと述べた。

また、ステーブルコインが広く普及するための要件である、強固な価格の安定性、流動性の高い準備金、一流のカストディアン、徹底したコンプライアンスを、テザー社が満たしていることは、時間と共にすでに証明されていると主張した。

同氏は、ほとんどの主流メディアは、ステーブルコインや暗号資産(仮想通貨)について、扇状的なニュースは報道はするが、実際にUSDTがブロックチェーン技術の透明性を活用して、世界の法執行期間といかに協力してきたかについての報道はしないと指摘。USDTエコシステムの安全性の基礎となるグローバルなコンプライアンス活動について、以下の点を共有した。

  • 財務省外国資産管理局(OFAC)の制裁対象国リストを尊重
  • 訓練された調査チームがプライマリーおよびセカンダリー市場を監視
  • 職員に監視活動の訓練を提供
  • 40カ国超、124の法執行機関と協力
  • 詐欺、ハッキング、機械学習に関連した13億ドル超をブロック。うち160万ドルがテロ資金関連
  • 過去12か月では198件、過去3年間では339件でウォレットのブロック要請に、自発的に協力
  • 米法執行機関との協力で、6億3,900万ドル超をブロック
  • 再発行のためFBIとUSSSが参加
  • イスラエルとウクライナの法執行機関と協力
  • 法執行機関に直接協力している

関連:USDTは犯罪だけに利用されているわけではない」テザー社、国連の指摘に反論

透明性の向上

テザー社は2021年、準備金について顧客に誤解を与えたとして、米商品先物取引委員会(CFTC)から4,100万ドルの罰金を科された経緯がある。そのため、テザー社の準備資産の管理方法については、疑問視する声が多く上がってきた。

同社は透明性向上のため、準備資産に関して自社のデータを公開するとともに、独立した第三者による四半期ごとの監査レポートを発表してきたが、今年から準備資産のデータをリアルタイムで公開するよう計画を進めていると報道された。

関連JPモルガン「米当局はテザー(USDT)にも影響力を行使可能」

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