CoinPostで今最も読まれています

米SECは、仮想通貨仲介業務へと規制対象を拡大

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

規制対象の拡大
BTCやETHの「証券性」を摘除や、ビットコインETFへ対する慎重な態度が注目されている中、米国SECが規制対象を仮想通貨ブローカー業務まで範囲を拡大したことがブルームバーグの報道で、明らかになった。
SECとは
米証券取引委員会(SEC)は、インサイダー取引や相場操縦など不公正取引に対する「処分権限」を有しており、司法に準じる権限を持った強力な独立機関である。

▶️CoinPost:仮想通貨用語集

SECの仮想通貨業界に対する「興味」がブローカー業へ

ブルームバーグ紙は、米国SECがビットコイン(BTC)とイーサリアム(ETH)の「証券性」を摘除したことや、ビットコインETFへ対する慎重な態度に注目している一方で、規制対象を仮想通貨ブローカー業務まで範囲を拡大したことが明らかになったと報じました。

規制対象の拡大に至った理由として、「不正行為の蔓延」を問題視しているとしています。

仮想通貨ブローカー業務に対して、取引手数料・入出金・ICO等の業務内容とクライアントの取り扱い方に関して、SECは質問形式の情報収集を行っているとのことです。

先日、CoinPostでも報道したように、米国司法省はトレーダーが「相場操縦」に関わっているか捜査を開始しており、米規制執行当局の仮想通貨業界に対する取り締まり範囲が広くなってきているのが現状です。

また、今回行われるSECの調査対象となるのは、eToroのような大口企業でなく、主に零細ブローカーとされています。

規制団体の動向

今年2月に発表されたOCIEの報告では、個人投資家が直面するICOプロジェクトの急増に伴う投資リスクを解消すべく、「金融プロフェッショナルが十分にデジタル・アセットを盗難や横領から守ろうとしているか」が審査の優先対象となっていました。

それ以来、いくつかのブローカー企業とアセット・マネージャーから法的規制に準拠する方法のガイドラインを含めた報告が届いたようですが、未回答の業者もいる上、SECによるICOトークン「証券性」の判断が不明瞭であるため、ブローカー業に該当する統合した規制の立案も、また困難であるとされています。

SECからは、ICOトークンを取り扱っているかの質問だけでなく、クリアリングの契約や社内業務に係る諸事情も審査されている模様です。

さらにNFAは、仮想通貨のデリバティブ商品や現物取引を提供するブローカーに情報の追加公開を要求することをCFTCへ通知したことが分かりました。

CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
05/14 火曜日
08:00
Jupiterローンチパッド投票第三弾、deBridgeなどが参加
仮想通貨ブリッジサービスのdeBridgeは今回の有力候補とされている。これまで20億ドル相当のブリッジボリュームを記録し500万ドル以上の手数料を徴収してきた。
07:26
トランプ前大統領、10億円相当の仮想通貨を保有か
米トランプ前大統領が10億円相当の仮想通貨を保有していることなどを公表し、Arkhamが著名人の所有額を比較。同氏はミームコインのTRUMPの次にイーサリアムを多く保有している。
06:40
エルサルバドル、ビットコイン保有の追跡サイトを公開
同国は現在5,749.76 BTCの仮想通貨ビットコインを保有しており、565億円に相当する金額だ。
06:20
GameStop株やミームコインが暴騰
仮想通貨市場では「GMCIミーム指数」は、301.1で7.67%上昇。GMEミームトークンは前日比で1,200%以上高騰した。
05/13 月曜日
15:05
リップルCEO「米国政府は、ステーブルコインUSDT発行企業のテザー社を標的にしている」
リップル社のブラッド・ガーリングハウスCEOはインタビューで、米国政府がステーブルコインUSDTの発行企業テザーに監視の目を強めていることを注視していると語った。
14:32
ユニスワップ創設者ら、SECの仮想通貨規制はバイデンの大統領選に悪影響と指摘
ユニスワップの創設者らは仮想通貨業界に対する米SECの姿勢を批判し、大統領選で現職バイデン氏の再選に不利になる可能性を示唆した。
12:18
JPモルガン、ビットコイン現物ETFの保有が明らかに
米JPモルガンはSECへ提出した書類の中で複数社のビットコイン現物ETFへの投資を報告した。ダイモンCEOはBTCに対して懐疑的な姿勢を保っている。
12:17
冴えない動きの続くビットコイン、15日にCPI控え様子見基調
暗号資産(仮想通貨)相場では、15日にCPI(米消費者物価指数)を控える中、ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)相場の様子見基調が強まっている。売り優勢の局面を打開できずにいる。
05/12 日曜日
11:24
来週のビットコイン相場はPPIとCPIに注目、ネガティブならチャネル下限試すシナリオも|bitbankアナリスト寄稿
GW明けのビットコイン(BTC)相場をbitbankのアナリスト長谷川氏が分析。ビットコインチャートを図解し、今後の展望を読み解く。
11:00
週刊仮想通貨ニュース|トランプ前大統領の異例発言に高い関心
今週は、米フランクリン・テンプルトンによる仮想通貨ソラナのレポート発表、ビットコインの累積トランザクション数の10億件到達、ドナルド・トランプ氏による異例の発言に関する記事が最も関心を集めた。
05/11 土曜日
15:00
ビットコイン上のステーブルコイン発行計画 Taproot Assetsのテストが進行
Lightning LabsのCEOエリザベス・スターク氏が、暗号資産(仮想通貨)ビットコインのブロックチェーンにステーブルコインを導入する新技術「Taproot Assetsプロトコル」について解説。ライトニングネットワークを使った即時、低手数料の国際取引が可能に。
14:00
「Friend.TechなどでBaseがイーサリアムL2を主導」フランクリン・テンプルトン分析
フランクリン・テンプルトンは、仮想通貨ブロックチェーン「Base」がFriend.Techなどソーシャルファイに牽引され、今後も代表的なイーサリアムL2であり続けると予想した。
12:45
日本代表団、スイスのDFINITY本部を訪れる
平将明氏および加納裕三氏を含む日本の代表団がDFINITY本部を訪問。DFINITYが推進するInternet Computerは、高速で広範なブロックチェーンベースのプラットフォームで、スマートコントラクトとデータシャーディングにより、効率的なWeb3アプリの開発を可能にする。
11:20
米SEC、コインベースの仮抗告を却下するよう申し立て
米SECは仮想通貨取引所コインベースとの裁判で新たな書類を提出。コインベースが証券性をめぐり求める仮抗告を退けるべきだと申し立てている。
10:00
著名投資家マーク・キューバン氏、SECゲンスラー委員長を批判
著名投資家マーク・キューバン氏は米大統領選挙で仮想通貨も争点の一つになると意見した。また米SECのゲンスラー委員長に批判を向けた。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア