CoinPostで今最も読まれています

ビットコイン価格分析「7日間で100万円到達の可能性を示唆も、63万円の底値も警戒」米Forbes紙が掲載

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨市場
本日の仮想通貨相場は、ビットコインが前日比5%高を記録しているほか、XRPが再び急騰し圧倒的な存在感を示した。また米Forbesが興味深い価格予想を展開、複数の分析家も今後の価格高騰を示唆した。

仮想通貨市場

ビットコイン相場は21日、日本時間明朝に発表されたSECのビットコインETF関連の公式文書のタイミングで一時下落に転じるも、すぐに値を戻し、18時次点では、前日比5%を超える大きな上昇を記録、結果的にSECの発表は、市場に大きな下げ材料とは捉えられなかったことがわかります。

出典:TradingView

特にここ2日間は、XRP(リップル)が市場の話題を全て持って行ったと言えるほど、今週2度目となる急騰を記録、その後も勢いを保ち、50円台の大台まで価格を急進させました。

出典:TradingView

上記のチャートのように、XRPが昨年の高騰相場宛らの高騰劇を見せたことは、仮想通貨市場に好感された可能性もあり、ビットコインの値動きと著しく異なる値動きをしたXRPが、市場を牽引したかもしれません。

XRPは、今回起きた高騰の大きな要因の一つと考えられるCNBCのSarbhai氏のインタビューが公開された2018年09月17日18時からすでに60%も価格を続伸させている。

10月1日にSWELLを控えていることや、XRP/JPY(Bitbank)にて週足のMACDが、2月中旬ぶりに買いのサインゴールデンクロスを記録したことなどを背景に、未だ期待感が高まっています。

出典:Bitbank

なお、日足でのRSIは、2018年3度目となる買われ過ぎの70%超え、19時時点では76%に差し掛かっているため、高値掴みには注意したい状況です。

米フォーブスのビットコイン相場分析

米国著名経済誌フォーブス (Forbes)のコントリビューターアナリストPanos Mourdoukoutas氏によるビットコイン相場分析が公開されました。

概要的に、6月下旬には一度、重要サポートラインとされていた6000ドル(67万6千円)を割り、7月に9000ドルに向かって、8400ドル(94万6千円)までに上昇したのち、再び6000ドル領域(執筆時6500ドル水準)へ落とすなどボラティリティ(価格変動の度合い)の高い相場が続きました。

出典:TradingView

同アナリストは、「デジタルカレンシー市場のボラティリティから、BTC価格の行方は測り難い」としました。

しかし、『5613.89ドル(633,019円)と8931.47ドル(1,007,108円)の水準には気を付けよ』と述べました。

まず、5613.89ドルについて、同アナリストの共同著者Greg Giordano氏は

*Hayeと*Wheatleyの平均値がビットコインの実際の価格に向かい始めていることが判明した。現在、その平均値はビットコインの実価格6500ドル(執筆時)に対して、5613.89ドルとなっている」

と、指摘しました。

Hayesモデル とは、Adam Hayes教授が2015年構築した、ビットコインマイニングにおける供給本位の生産コストモデル。

Wheatleyモデル とは、2018年3月にSpencer Wheatly教授が発表した、市場不穏による差し迫るビットコインバブルの破裂と暴落を診断する需要本位の方式

次に、8931ドルに関しては上記の平均値+Market Model(マーケット・モデル)で算出されたものだそうです。

同アナリストによると、「以上の2つの価格水準は需要と供給を同時に表しているものなので、値幅の乖離はその単独の基準よりも低い」と示しました。

以下がこれから7日の価格予測:

価格予想
Forecasting Model Price
Hayes 10,157.16USD
Wheatley 1,070.77USD
Market Model 8,931.47USD(1,007,108円)

他にも、複数の専門家が同じような値幅に関する意見を語っている様です。

例えば、LDJキャピタルの代表者を務めるDavid Drake氏は7日間でBTCは8931.47ドル(1,007,108円)を少し上回ると読み、(Mourdoukoutas氏は7日以上かかると予想)

「すべてのクジラや大口買い手は買いたい値段(つまり安値)で入っていれば、供給量が激減するにつれ、価格は上昇方向へ向かっていく。 これから数か月間で起こり得る状況であり、値段も1万ドルを超えることができるだろう」

と、言及しました。

一方で、Global Blockchain Technologies Corp社のCEOであるGouran氏は、

「ビットコインの『難攻不落』のサポートラインが6000ドルであることはまず間違いない。 それ以上は落ちないと言えるだろう。なぜなら、それがマイニング費用の損益における分岐点だ。」

と、述べました。

更に、Investing.comのシニアアナリストClement Thibault氏は、ビットコインの頑丈な6000ドルサポートラインに驚いているようです。

「正直、今までビットコインの様にここまでサポートラインを堅守できる投資資産は見たことが無い。 6000ドルを長い間割らないことが驚くべきところだ。 過去24間でも見られた様に、再び6000ドルラインを保てたこと。 となると、いつか爆発的に急上昇する可能性は考えられるでしょう」

CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
05/04 土曜日
19:00
「Web3.0 - 分散型テクノロジーの未来」Gavin Wood(ギャビン・ウッド)氏講演レポート
この記事では、Gavin Wood(ギャヴィン・ウッド)氏の「Web3.0 - 分散型テクノロジーの未来」東京大学とMbSC2030共済の講演をレポート。社会での「真実」と「信頼」の役割や分散型社会の構築についての洞察、CBDCや経済分散化の討論を紹介します。
16:00
FXの「スワップポイント」とは|概念や特徴、おすすめ運用方法も解説
スワップポイントとは、2カ国間の通貨の金利差によって発生する利益または損失のことを指します。ポジションを保有する日数に応じて毎日発生し、仮想通貨のパッシブインカムに似たインカムゲインを期待できます。
12:00
米ブロック社1Q決算発表、DCAでビットコインを毎月購入へ
米ブロック社は2024年第1四半期(1~3月)の決算を報告。ビットコイン製品収益の10%で毎月ビットコインを購入する戦略も発表した。
12:00
ドージコインとシバイヌ 国内取引所の選び方・買い方、投資のポイント
代表的なミームコイン、ドージコイン(DOGE)とシバイヌ(SHIB)を取り扱う、おすすめの暗号資産(仮想通貨)取引所を紹介。購入方法や今後の注目点、投資に役立つ詳細を解説。
10:00
「ソラナは第3の主要仮想通貨になる」フランクリン・テンプルトン見解
フランクリン・テンプルトンは、仮想通貨ソラナについてのレポートを発表。ビットコインとイーサリアムに続く第三の主要トークンになるとしている。
09:00
M・セイラー氏、ETHやSOLは有価証券であると主張
仮想通貨ビットコインを大量保有するマイクロストラテジーのマイケル・セイラー会長は、イーサリアムなどのアルトコインは証券に該当すると主張。それらの銘柄の現物ETFは米国で承認されないだろうと述べている。
07:50
GBTCに約100億円の資金、1月デビュー以来初の純流入 
GBTCはローンチ以来78日連続ですべて純流出だったが、今回はデビュー以来初の純流入となった。
06:30
米4月予想外の失業率上昇、ビットコイン63000ドル台回復
仮想通貨ビットコインは4日、米国の4月雇用統計結果が予想を下回ったことでドル安が進行し、NYダウなどの主要株価指数の上昇に連動して63,000ドルの大台を回復した。
05/03 金曜日
16:00
FSL開発の次世代ブロックチェーンMMOゲーム「Gas Hero」とは
Gas Hero(ガスヒーロー)とは、日本でもブームになったフィットネスアプリ「STEPN」を生み出したFind Satoshi Lab(FSL)が開発・運営し、2024年1月3日にリリースされたNFTゲームです。エコシステムの暗号資産(仮想通貨)はGMTを基盤としています。
15:00
コインベースQ1決算報告、総収益は前期比72%増の2500億円
米大手仮想通貨取引所コインベースは、2024年第1四半期(1月~3月)の決算報告書を公開。総収益は前期比72%増の16億3,700万ドル(2,507億円)で、前年同期の7億7,200万ドルと比較すると2.12倍と好調な滑り出しとなった。
14:20
金融大手BNPパリバ、ブラックロックのビットコイン現物ETFへの投資が判明
金融大手BNPパリバがブラックロックのビットコイン現物ETFを購入していたことが分かった。ブラックロックは今後新たな流入の波を予測している。
12:00
ビットコインおすすめ取引所、手数料・スプレッド・積立・レンディング機能など徹底比較
暗号資産(仮想通貨)ビットコインの売買や送金におすすめの国内取引所について、メリットとデメリットを徹底比較。手数料・スプレッド・送金速度、セキュリティ、積立・レンディング機能などを調査しました
09:50
ソラナのゲームプラットフォーム「GameShift」、グーグルクラウドと提携
仮想通貨ソラナの開発を行うソラナラボは、独自Web3ゲームプラットフォーム「GameShift」とグーグルクラウドの提携を発表した。
05/02 木曜日
18:20
米マイクロストラテジー、ビットコイン利用の分散型IDを発表
米マイクロストラテジーは、ビットコインのチェーン上に構築された、企業向けの分散型IDプラットフォーム「MicroStrategy Orange」を発表した。
14:00
米検察、ビットコイン売買のCashApp運営企業Blockを捜査か
ツイッター(現X)の共同創業者ジャック・ドーシー氏が立ち上げた金融テクノロジー企業Block Inc.が、コンプライアンス違反で米連邦検察当局からの捜査を受けていることが、米NBCニュースの報道から明らかになった。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア