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「ビットコインは2030年までに6億円に」ARKウッドCEO

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

キャシー・ウッド氏が強気予測

米資産運用企業ARK Investmentのキャシー・ウッドCEOは3月、ニューヨークで行われた投資家向け説明会で、暗号資産(仮想通貨)ビットコイン(BTC)は2030年までに380万ドル(約5.9億円)に達する可能性があるとの意見を披露した。

ウッド氏はビットコインに対する強気予想で知られている。1月には2030年までに基本シナリオでは1BTC=60万ドル(約9,300万円)、強気シナリオで150万ドル(約2.3億円)まで上昇する可能性があると話していたところだ。

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今回、強気シナリオの予測を230万ドルも引き上げたことになる。

ウッド氏は、特にビットコイン現物ETFがSEC(米証券取引委員会)によって承認されたことを理由に挙げた。

現物ETF承認の後にARKが行った分析によると、もし機関投資家がポートフォリオの5%強をビットコインに割り当てた場合、2030年までに380万ドルに達することが考えられるとしている。

また、ARKは、時間の経過と共に、この割り当て率が実現されると予想しているとも述べた。ただし、現在ポートフォリオにビットコインを組み込んでいる機関投資家はごく少数であるとしてウッド氏の強気予測については懐疑的な見方もある。

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ビットコインETFへの流入は低調に

ビットコイン現物ETFに関しては、特にブラックロックのIBITが70日連続の流入超過で、2004年以来のETF日次流入連続記録のトップ10にランクインした。

ただし、その後、4月24日にはIBITへの資金流入が初めて途絶えており、一月に承認された10社のビットコイン現物ETFへの流入は、ここ一週間ほど伸び悩んでいる。

また、4月30日に香港でもビットコインおよびイーサリアム(ETH)の現物ETFが発売されたが、初日出来高は1,100万ドル(約17億円)であり、米国でのビットコイン現物ETF初日出来高約64億ドルの1/60程度にとどまった。

期待が外れたことにより、ビットコイン相場の売りを加速させる一因ともなっている。

関連: 香港のビットコイン・イーサ現物ETF、初日出来高は米国版を大幅に下回る

ビットコインETFとは

ビットコインを投資対象に含んだ上場投資信託(Exchange Traded Fund)のこと。投資信託とは、投資家から集めたお金を1つの資金としてまとめ、株式や債券などに投資して運用される金融商品。運用成果が投資家それぞれの投資額に応じて分配される仕組みになっている。投資信託の中でもETFは証券取引所に上場しているため、株式と同様に売買ができる。

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半減期にも言及

ウッド氏は、4月中旬に完了したビットコイン半減期も価格の後押しになると意見した。

半減期は、ブロック報酬を半減させることによりビットコインの希少性を高めるイベントであるが、それ自体が価格をどの程度上昇させるかについては見解が分かれるところだ。

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