凍結したイーサリアム資金の解除案を模索/外部ハッキングのリスクはなし

イーサリアムで起きたハックによって1.6億ドル(182億円)以上の資金がフリーズ
Parity社は解決案の開発を急ぐ中、ユーザーの不安は広がります。今回は資金が口座に残されたままのため、The DAO事件の様に外部からの盗難にあうことはありません。

先週のハックによりマルチシグネチャウォレット内でフリーズ状態にある1.6億ドル(182億円)以上のイーサリアムコインを解除する方法を模索しています。

本日最新の発表では、Parity社のソフトウェア開発チームは『事件の調査を行っていて、今後数日後に真相を発表する』と述べました。

2018年『Constantinople』ネットワークアップグレードの一部として実行予定だったハードフォークによって解決策はみつかると提案されていましたが、今回の発表は凍結資金措置案は現時点で存在しないことを示唆します。

これを踏まえて、スタートアップ企業らはEIP156(2016年イーサリアム創業者ヴィタリック・ブテリン氏が出した、スマートコントタクト契約の際にフリーズした資金を解除するための案)を一つの解決策として出しました。

またチームは以下のように述べています。『私たちは過去数日間この事件を厳密に調査しました。確定した解決策を決めるには段階が早すぎますが、EIP156は相当な時間を掛けて討論され、コミュニティで多様な角度から支持を得ています。我々のチームは幅広く受け入れられる資金解除案を開発中です。』

過去に報道されたように、Parity社のウォレットのコードバグは匿名の開発者の不注意によって広がり、コードライブラリーの“自滅”を起こし、587ウォレット内で合計約51万イーサリアム(現行価額約182億円)をフリーズさせました。

この事件はThe DAO事件(2016年夏コードバグ発覚後暴落したイーサリアムベースの資金提供技術)の恐怖を蘇らせます。しかしThe DAO事件とは違い、今回のフリーズ資金は口座に残されたままのため、外部の盗難の対象ではないようです。

Parity Floats Fix for $160 Million Ether Fund Freeze

Nov 13, 2017 by Stan Higgins

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CoinPostの考察

イーサリアム史上最悪と言われたDAO事件の再来とも言われたパリティのイーサリアム凍結事件。DAO事件のように脆弱性を突かれるハッキングのリスクがないことから、コミュニティは解決策は急ぐが、堅実かつ正確な解決策を模索しています。

今回のパリティ事件もイーサリアムが万能で、かつ有益なプラットフォームであるからこそ多くのコミュニティに利用され、その結果としてバグが発生してしまいました。

仮想通貨市場も、イーサリアムの価格が下落しないないしは上昇傾向にあることを加味して考えても、このイーサリアムの事件をハッキングリスクがないことや強制ハードフォークが行われない可能性が高いことから、寛容な立場をとっていることがわかります。

今回の件に限らず、イーサリアムの新たな進展が公開され次第、記事にて公開し、仮想通貨を代表するイーサリアムの発展に今後も注目して行きたいと思います。