伝統金融 *4/13(土)
- NYダウ:37,983 -1.2%
- ナスダック:16,175 -1.6%
- 日経平均:39,523 +0.2%
- 米ドル/円:153.2 -0.01%
- エヌビディア:881.8ドル -2.68%
- アップル:176.5ドル +0.86%
本日のNYダウやナスダックは、イスラエルがイランからの直接攻撃に警戒との報道を受け大幅安。
また、今週発表の強いCPIデータが6月利下げの可能性を後退させ、タックスシーズン(米納税シーズン:4月15日)に近づいていることもあり、リスクオフの動きが加速した格好だ。
イスラエル情勢
昨夜、米WSJ紙は「イスラエル政府は、早ければ今後24時間から48時間以内に同国南部または北部がイランによる直接攻撃を受ける可能性があるとして備えを進めている」と報じたことが悪材料となった。
仮にこうした攻撃が起これば、イスラエルとイスラム組織ハマスの戦争が全面的な地域紛争に発展する恐れがあり、この日は原油高のほか、米国債・米ドルへの資産逃避が確認された。
一方、金曜日(米時間)の暴落の真の理由として、株価が5ヶ月にわたる力強い上昇の後に買われすぎていたことも挙げられた。
なお、イスラエルからの同様の警告を受けて午後の取引で株価が急落した4月4日の市場反応と酷似と指摘されている。
今週のCPIデータ
今週水曜日夜発表の米3月消費者指数(CPI)は予想を上回る伸びとなった。利下げの時期への観測はデータを受けて6月から9月に延期された。
総合CPIより精度が高いとされるコアCPIは前月比0.4%上昇で、0.3%上昇の市場予想を超えた。年率では3.8%上昇として予想の3.7%を上回っており、2月の3.2%上昇から大幅に伸びた。
堅調な労働市場などを背景に、高金利環境下でのインフレ抑制の進展が停滞していると今週のFRB高官らは相次いで指摘した。
3月に発表されたFRBメンバーによるドットプロットでは今年の利下げ回数を3回と示したが、粘り強いインフレ水準によって2回に減らされる可能性さえ出てきた。
仮想通貨ビットコインは強いCPIを受けても金曜日までには7万ドル台を維持していたが、イスラエル情勢がリスクオフ心理に転じさせ、一時6.5万ドル台まで急落した。
なお、5月2日のFOMC開催まで、FRBが最も重視するPCE価格指数、そして生産者物価指数(PPI)はそれぞれもう1回発表される予定だ。
来週の重要経済指標・イベント
- 4/15(月)21時30分 米3月小売売上高
- 4/16(火)11時00分 中国1-3月期四半期国内総生産(GDP)
- 4/17(水)4時15分 米パウエル議長発言
- 4/19(金)8時30分 日本3月全国消費者物価指数(CPI)
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仮想通貨関連株 大幅安
- コインベース|245.7ドル(-6.5%)
- マイクロストラテジー|1,479.5ドル(-4.6%)
- マラソン・デジタル・ホールディングス|16.1ドル(-8.4%)
仮想通貨相場 2桁の下落も
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