Symbol 情報（日本語要約）

2021年3月15日、Symbolパブリックチェーンがローンチする。Symbolリリースには4年間の開発期間があり、厳格なテストプログラムを経てローンチとなる。

Symbolに関するオプトインをするには、Ledger NanoまたはTrezorにインストールされている必要がある。インストール後、手順に従ってオプトインすることができる。

Ledger Nano SとXは、Symbol（XYM）を含む複数の仮想通貨に対応したハードウェアウォレットである。デスクトップ版のSymbolウォレットは、Ledgerハードウェアウォレットを使用してXYMの送受信が可能である。また、XYMのサポートに加えて、Symbolブロックチェーン上で作成されたトークンのサポートも行う。

金融市場では、毎日約2500億ドルの株式やその他の証券が取引されているにも関わらず、相互運用性が低く、証券会社などのサードパーティに依存している。STOはこのような状況を変える可能性のある、ユースケースの1つである。SymbolはSTOの発行をサポートするための理想的な機能が実装されている。

2025年までに、大半のトークン市場は相互接続され、あらゆる産業に影響を与えると予想する。また、技術と規制の成熟に伴い、新たな需要が創出され、Symbolはすべての分野で市場をリードしていくことを想定している。

2021年1月14日にSymbolはメインネットをリリースする。2020年6月にSymbolに実装されたコード設計と実装が安全であることを検証するために、NEMGroupとTrailof Bitsはコードレビューを実施。また、2020年末までに問題の修正とパッチに関するレビューが行われた。

今回のNEM Focusでは、NEM GroupのCEOであるDavid Shaw氏が「なぜ、Symbolのハイブリッドブロックチェーンがエンタープライズ向けなのか」について説明。

Symbolは、パブリックチェーンとプライベートチェーンの両方の長所を提供する。ハイブリッド（パブリック/プライベート）ネットワークとして、パブリックネットワークとプライベートネットワークの利点を同時に提供することで、イーサリアムと同様にパブリックな相互運用性と分散化、およびHyperledgerと同様の速度と低コストを実現可能。

NEMフォーカスのこのエピソードでは、NEMグループのCEOであるDavid Shaw氏が、約4分の動画でSymbolのハイブリッドブロックチェーンがビジネスに適している理由などを説明している。

ハイブリッドシステムなら、低価格、スピード、プライバシー、セキュリティといったパブリックチェーンとプライベートチェーンの全利点を享受可能。Symbolのパブリックテストネットは、アイデアを試すのに最高の場所であるため、開発者向け資料で利用方法を確認の上、NEMコミュニティにアクセスし、質問を投げかけ、ハイブリッドチェーンシステムでできることを探求してみよう。

NEMとPropineのコラボレーションは、資産のトークン化を提供し、証券市場を開設。また、Wong Liang Zan氏にインタビューを行い、同氏はSymbolを統合するために取られた手順（評価、プロトタイピング、統合をカバー）の概要を説明し、Symbolに組み込まれた主要な機能とトークン発行との独自の関連性についての興味深い洞察を提供している。

NEM Focusウェビナーシリーズは、エンタープライズパートナー、コミュニティ参加者、開発者の間の対話を開き、ブロックチェーン業界のホットトピックについて議論するためのディスカッションプラットフォームとなる。最初のNEM Focusは、2020年10月15日20時から放送される。