CoinPostで今最も読まれています

Uniswap、新機能追加をQ2に公開へ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

Uniswapの新バージョンで様々な機能追加

イーサリアムブロックチェーンを利用する分散型取引所(DEX)のUniswapはプロトコルの第2バージョンを第2四半期(Q2)にリリースする予定だ。

新機能として、ERC20変換ペア、分散型の価格オラクル、フラッシュスワップなどが追加される。

Uniswap(ユニスワップ)とは

2018年年末にメインネットを開始したイーサリアム(ETH)基軸のDEX。主な機能はスワップ、送金、プールとの3つで、それぞれ交換、送金、流動性提供の役割を持つ。

*プールではETHと同価値のトークンを預けることで取引の流動性を確保、インセンティブを得ることも可能だ。

ERC20ペア

Uniswapバージョン2の重要な追加機能の1つは、任意の2つのERC20トークンをともにトークン変換にプールする機能だ。

現在のバージョン1では、ユーザーはERC20トークンをイーサリアム(ETH)とのみ交換可能である。

バージョン2からは、イーサリアムだけではなく、より多様なERC20トークン建てでポジションを維持することができるという。

たとえば、ステーブルコインペアDAI/USDCだと、2つともERC20規格のトークンだが、従来ではETHを介して変換する必要があった。しかし新たな機能では直接変換することができる。取引手数料も安くなるという。

オラクルの改善

Uniswapバージョン2では価格フィードモデルも改善される(スマートコントラクト関連)。開発チームは現行の価格オラクルにおいて、価格が短期間で大幅に変動する可能性があるため正確に価格を反映することができないといった問題点があると指摘した。

この脆弱性に対処するため、新バージョンでは、各ブロックの開始時にペアの市場価格が決定される。

よって、不正行為を行おうとする者がいても、連続した2つのブロックをマイニングできない場合、アービトラージを失う可能性があり、価格操作の代償が高くつくようになる仕組みだ。

これに加えて、更新された価格フィード機能では、ブロック終了時の価格を、当該価格が存在した時間を考慮して検討し、不正操作から得られる潜在的な利益がそのコストを超えないようにする。

フラッシュスワップ

また、「フラッシュスワップ」も有効になる。

ユーザーは任意の量のERC20トークンを取り出して、必要に応じてアービトラージコードを実行可能に。唯一の条件としては、ユーザーが、引き出したトークンの代金を支払うか、トークンを返却することだ。0.3%の流動性プロバイダー料金を除き、初期費用なしでフラッシュスワップを実行できる。

Uniswapによると、この機能には前払い資金が不要のアービトラージや、より効率的な証拠金取引プロトコルなど、様々なユースケースが想定できる。

CoinPostの注目記事

ビットコイン大暴落で数億ドルの「マージンコール」発生、大手仮想通貨ローン企業で
ビットコインの歴史的急落に伴い、仮想通貨を担保とするローンで大規模なマージンコールが発生。MakerDAOはETH暴落で一時緊急閉鎖まで迫られた。
仮想通貨ビットコイン、3日後に過去最大規模の難易度マイナス調整 半減期後の予想ケースでも注目
ビットコインネットワークは、3日後に過去最大規模の難易度調整を控える。現在の仮想通貨マイナーの収益性の悪化を解消することに繋がる見込みだ。
CoinPost App DL
記事提供:THE BLOCK
THE BLOCKとは

Cryptoにおける”最初で最後の言葉”であること。
The BlockはCryptoにおける最高クオリティで最重要のシグナルをお届けします。日々、Website、Newsletter、Podcast、イベントを通じて、業界で最も影響力のある人々にリーチしています。

注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
06:35
バイナンスアプリの削除、フィリピン当局がアップルとグーグルに命令
フィリピンはバイナンスの顧客基盤における重要な構成国だが、同SECは2023年11月以降、バイナンスを投資に利用しないよう国民に積極的に警告していた。
05:50
エルサルバドルの国営ビットコインウォレット、ハッカーがコードを流出
今回の漏洩は、4月上旬に報告された510万人のサルバドル人の個人情報リークを含む、一連のChivoウォレット関連のハッキングに続くものだ。
04/23 火曜日
19:00
メゾンマルジェラ MetaTABI NFT発売
メゾンマルジェラがMetaTABI NFTを一般販売開始。デジタル専用設計のタビシューズはThe Fabricantとのコラボで、限定版タビブーツとレザーウォレットが付属。今後のWeb3ブランドイベントにも参加可能。
18:00
ライフカードVプリカ 仮想通貨で購入可能に
ライフカードが暗号資産(仮想通貨)決済サービス事業者Slash Fintechと提携。2024年5月15日から「Slash Vプリカ SHOP」でステーブルコイン等を使ったVプリカギフトの販売を開始する。インターネットショッピングやオンラインゲーム等、デジタルサービスでのプリペイド決済が拡大する見込み。
14:00
ベネズエラ、石油取引で仮想通貨使用を加速か
ベネズエラの国営石油会社PDVSAは原油と燃料の輸出において、暗号資産(仮想通貨)の利用を増やす計画だ。背景には米国による制裁再発動がある。
13:00
SEC弁護士2名が辞任、「重大な権力乱用」と非難受け 
米仮想通貨企業Debt Boxに対する訴訟において、連邦地裁が「重大な権力乱用」を理由に米国証券取引委員会に制裁を課したことを受け、同委員会の担当弁護士2名が辞任したことがわかった。
12:00
「スイス中銀はビットコインを準備資産に持つべき」2B4CHが提唱
スイスの仮想通貨擁護団体「2B4CH」は、スイス国立銀行がビットコインを準備金として持つことを提唱している。国民投票を目指す計画だ。
11:00
米大統領候補ケネディJr氏、ブロックチェーンによる国家予算監督を提唱
米大統領選候補のロバート・F・ケネディ・ジュニア氏は21日、米国の国家予算をブロックチェーンに記録して透明性を高めるという考えを披露した。
10:12
NY証券取引所、取引時間の延伸を検討か
仮想通貨と同様に株式等を24時間取引できるようにすることのメリットなどを、ニューヨーク証券取引所が市場参加者に調査していることがわかった。調査の概要が明らかになっている。
09:25
Xverseウォレット、ビットコインRunes機能対応
XverseはOKXのOrdinalsマーケットプレイスや、Magic EdenのビットコインNFT電子市場で利用可能だ。ライバルの仮想通貨ビットコイン専用ウォレット「UniSat」もRunesに対応済み。
08:00
FTX、ロックされたソラナを個人投資家参加のオークションに
FTXは4月上旬ロックされたSOLを清算するために、高割引として、2,500万~3,000万の仮想通貨SOLを約19億ドル相当で売却。これは、1トークン=64ドルの安値だったが、当時の価格は約175ドルだった。
07:15
スクエニ「シンビオジェネシス」、世界展開をアニモカJPが支援
スクエニのNFTコレクティブルアートプロジェクト「シンビオジェネシス」の世界展開を支援するとアニモカブランズジャパンが発表。400社超のWeb3企業に投資するアニモカブランズのネットワークも活用する。
06:45
Magic Eden、ビットコインのミームコイン規格Runesに対応
Runesはビットコインの4度目の半減期が発動した4月20日にローンチされたビットコインメインネット上で代替可能な新規ミームコインを発行するプロトコルで、既存のBRC20トークン規格の改善版に当たる。
05:55
コインベース、AI・ゲーミング仮想通貨銘柄新規上場
KARRATプロトコルは、仮想通貨KARRATによってサポートされた分散型ゲームインフラストラクチャレイヤーで、ゲーム、エンターテインメント、AI主導の体験進化を加速させることを目的としている。
04/22 月曜日
14:47
ビットコインの新規格「Runes」、半減期後の需要殺到でBTC取引手数料が急騰
半減期直後の仮想通貨ビットコインにおいて、新規格「Runes(ルーン)」の影響が大きな反響を呼んだ。Ordinals(オーディナル)」開発者であるCasey Rodarmor氏が生み出したものであり、そのメリットに焦点が当たっている。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
イベント情報
一覧
2024/04/24 11:30 ~ 13:30
その他 オンライン
2024/04/25 ~ 2024/04/26
東京 国立新美術館
2024/04/27 10:30 ~ 20:00
東京 東京都渋谷区
重要指標
一覧
新着指標
一覧