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イーサリアム2.0コア開発者、長期ロックアップ通貨の「出金コントラクト」を提案

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ロックされたETHの出金解決法

イーサリアム2.0ビーコンチェーンローンチしてから一夜明け、デポジットにロックアップされたイーサリアムをより早く出金するためのソリューションが提案された。

関連イーサリアム2.0「ビーコンチェーン」が起動

イーサリアム2.0のコア開発者Danny Ryan氏は、早ければ21年1Qにも約8割のステークETHを出金することを可能にする改善案を提出した。

現在、ビーコンチェーンには約560億円に相当する925,314ETHが入金されているが、イーサリアム2.0の仕組み上、先のフェーズまで約2年間ロックアップされたままになるというデメリットがある。フェーズ2までの道のりで技術的な課題点が発生した場合は、ロックアップ期間がより長くなる可能性もあるため、投資家の躊躇につながっている側面が否めない。

関連次世代イーサリアムで報酬を得る「ステーキング」手順を解説

出金を早める提案とソリューション

Ryan氏の提案はビーコンチェーンに特化した「出金コントラクト」を作成するというもの。この方法では、入金されたETHの8割以上の出金可能にするという。コントラクトコード

Ryan氏の提案を用いて、入金されたETH及び報酬のETHを出金する機能を実装予定のステーキングプールは、Rocket Pool。Rocket Poolは、複数の投資家から一つのノードを運用するために必要な32ETHを集めてステーキングサービスを提供。現時点では、出金機能が実装されるまでステーキングサービスを開始しないとしている。

Rocket Poolの創設者David Rugendyke氏はRyan氏の提案について、「イーサリアム2.0は出金機能に対応しないが、ステーキング環境を民主化するため、サードパーティプロジェクトはバリデータの出金鍵を中央集権的管理者に管理させる必要がある。トラストなどのリスクが発生しかねない」と指摘し、「Ryan氏の提案は非常に素晴らしい。必ず支持する」と前向きな意向を示した。

取引所の対応

バイナンスなど一部の仮想通貨取引所も、デポジット時のデメリットを緩和すべく、代替トークンを発行・付与する仕組みなど、独自の対応を模索している。

バイナンスは、イーサリアム2.0のステーキング対応について、ステーキングしたユーザーに入金数と同数量の代替トークン「BETH」を付与することを発表した。報酬分のETHもBETHとして付与し、BETHの取引自体にも対応するという。

関連バイナンス、イーサリアム2.0のステーキング対応で「BETH」を発行

米大手取引所コインベースも、イーサリアム2.0におけるETHを代替トークンの形式付与し、現行ETHと新規ETHに対応した取引システムの提供を2021年初頭に開始する予定を示している。

参考:Rocket Pool

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