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東南アジア最大手銀DBS、JPモルガンのOnyxネットワークに参加

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

JPモルガン提供のブロックチェーンサービス

東南アジア・シンガポール最大手の商業銀行であるDBS銀行は23日、JPモルガンのOnyx Digital Assetsネットワークを使用して、初の日中レポ取引を実行したと発表した。

ブロックチェーン技術により、通常決済に2日かかる取引が数時間で実行できるようになる。

レポ取引(Repurchase Agreement)とは、一定の価格で売り戻しあるいは買い戻しすることを条件とした売買取引のこと。米国では、銀行が短期資金調達のために、後で買い戻すことに合意しながら米国債などを売却するレポ取引を行っている。

DBS銀行のAndrew Ng財務・マーケット責任者は、次のようにブロックチェーン活用の意義を説明した。

インフラ・技術面での非効率性により、これまではレポ取引には最短で1日かかった。銀行は、日中の資金需要に対応するために、別のルートを探さなければならなかった。

ブロックチェーンの効率性を活用することで、流動性ニーズに関して、短い時間枠で米ドル資金を調達できるという恩恵がもたらされた。

DBS銀行は、JPモルガンが提供するレポ取引向けソリューションを利用する、アジア初の銀行になった形だ。

今年5月にはフランスの大手銀BNPパリバ、2021年6月にはゴールドマン・サックスもOnyx Digital Assetsを利用開始している。

BNPパリバが参加した時点で、Onyx Digital Assetsが2020年12月に立ち上げられてから、累積取引額は約42兆円(3,000億ドル)に達していた。

Onyxとは、ブロックチェーンを活用して、価値や情報、デジタル資産をグローバルに移動させる方法を変革しようとしているJPモルガンのチーム。2020年10月に立ち上げられた。

「Onyx Digital Assets」は、JPモルガンが開発したデジタル通貨「JPMコイン」を利用して、資産トークンを取引するネットワークである。

JPモルガン・チェースとは

JPモルガン・チェース(米ニューヨーク)は、総資産、収益力、時価総額で世界最大規模を誇る「総合金融グループ」。ブロックチェーンの開発も行っており、JPMコインという米ドルに価値が裏打ちされたステーブルコインも発行している。「Onyx」部門を中心として仮想通貨・ブロックチェーンにも注力していることで知られる。

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仮想通貨やメタバースにも進出

DBS銀行はブロックチェーンの他、暗号資産(仮想通貨)やメタバースの分野にも参入を開始している。

9月には、NFT(非代替性トークン)ゲームを提供するThe Sandbox(ザ・サンドボックス)との提携を発表。ザ・サンドボックス内の仮想土地「LAND」を取得し、「DBS BetterWorld」という名前の場所を構築すると説明した。

持続可能性を促進する、相互交流型のメタバース体験を提供していく計画だ。

関連東南アジア最大手銀DBS、The Sandbox(SAND)と提携

また、2022年末までに、個人投資家向けの仮想通貨取引サービスを立ち上げる計画も明かしている。

関連東南アジア最大手銀DBS、個人投資家向けの仮想通貨サービスを計画

メタバースとは

インターネット上に構築された、多人数参加型の3次元仮想現実世界のこと。アバターを使い、様々な楽しみ方ができる。例えば、『The Sandbox』というゲーム内のメタバースでは、ボクセルアート制作ツールやゲーム制作ツールが提供されており、ユーザーはそのなかで自作のゲームや施設を作ることができる。

▶️仮想通貨用語集

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