CoinPostで今最も読まれています

米ワーナー・ミュージック、ポリゴンと提携 音楽プラットフォームをローンチへ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

Web3事業拡大へ

米大手音楽エンターテインメント企業のワーナー・ミュージック・グループ(WMG)は6日、同社とポリゴン(MATIC)、NFT(非代替性トークン)の音楽プラットフォームを開発する「LGND.io」の3社が、複数年のパートナーシップを締結したことを発表した。

3社は協業し、「LGND Music」という音楽プラットフォームを2023年1月にローンチする予定。LGND Musicでは音楽をトークン化して、ユーザーが完全な所有権を獲得できるようにする。

関連「NFTを国の成長戦略に」自民党デジタル社会推進本部・平将明議員インタビュー

LGND Musicはポリゴンを基盤にするが、イーサリアム(ETH)やWAXといった他のブロックチェーンのデジタル収集品にも対応。WMGのアーティストはファンに向けてデジタル収集品をローンチしたり、限定コンテンツや特別な体験を提供したりできる。ファンは「Virtual Vinyls」と呼ばれる音源を再生して楽しむことも可能だ。

また、今回のプロジェクトでは、ダンスミュージックレーベルのSpinnin’ Recordsとも協業。様々な革新的な機能を提供し、暗号資産(仮想通貨)やデジタル収集品に馴染みのないファン層にもサービスを広げていくと説明している。

WMGの幹部Oana Ruxandra氏は、今回の協業について、以下のようにコメントした。

革新的な技術で音楽業界を変革していくことを楽しみにしている。アーティストは、新しい方法でファンと交流できるようになり、収益化の可能性が広がるだろう。

今回の協業で、Web3技術を実験したり、コミュニティを発展させたりするアーティストをサポートできる。

また、Polygon StudiosのRyan Wyatt CEOのコメントは以下の通り。

Web3技術は、アーティストとファンの両方のために、音楽業界を変革する力がある。

我々の協業は、音楽業界にとって重要な出来事となるだろう。

ポリゴンのブロックチェーンを採用した理由は明言されていないが、WMGはポリゴンについて「手数料が安価で処理が速く、持続可能な環境で稼働しているブロックチェーンである」と説明。LGND Musicは公式ウェブサイトで、「ポリゴンは環境に優しいブロックチェーンである」と述べている。

ポリゴンとは

イーサリアムのスケーラビリティ問題に取り組むプロジェクト。「Polygon PoS」や「Polygon zkEVM」など複数のソリューションを開発し、大手企業に採用される事例が続いている。

▶️仮想通貨用語集

関連ポリゴン、デジタルグッズ開発でディズニーと協業

WMGのWeb3事業

WMGはこれまでも、Web3企業と提携してきた。今年2月には、ブロックチェーンゲーム開発企業「Splinterlands」との提携を発表。P2E(Play-to-Earn:遊んで稼ぐ)の音楽系ゲームを開発すると説明している。

関連米ワーナー・ミュージック・グループ、 Splinterlandsと提携しP2Eゲームに進出

また9月には、大手NFT電子市場OpenSeaとの提携を発表。OpenSeaはWMGに所属するアーティストの一部に、ファンコミュニティを構築・拡張するためのプラットフォームを提供するとした。

関連米エンタメ大手ワーナー・ミュージック・グループ、OpenSeaと提携

CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
04/28 日曜日
11:30
ビットコイン相場は中期的には下降チャネル内での揉み合い続くか|bitbankアナリスト寄稿
ビットコイン半減期を終え1000万円周辺で推移する相場をbitbankのアナリスト長谷川氏が分析。ビットコインチャートを図解し、今後の展望を読み解く。
11:00
週刊仮想通貨ニュース|BTCの半減期完了に高い関心
今週は仮想通貨ビットコインが半減期を迎えたこと、QCP Capitalによる半減期後の相場分析、イーサリアムの証券性などを巡りConsensysが米SECを提訴したことに関する記事が最も関心を集めた。
04/27 土曜日
21:00
OKCoinJapan 5月にオプティミズム(OP)取扱い開始へ
OKCoinJapanが暗号資産(仮想通貨)オプティミズム(OP)の取扱いを開始へ。イーサリアムのレイヤー2ソリューションとして、その技術はCoinbaseが支援するBaseやバイナンスのopBNBの基盤に使用されている。OPのユースケースや今後の展望も言及。
17:20
機関投資家のDeFiリスク管理を強化、Fireblocksの新セキュリティ機能
FireblocksがDeFi製品にdApp ProtectionとTransaction Simulationを追加。リアルタイム脅威検知と安全なトランザクション実現で、機関投資家のオンチェーン活動をサポート。
13:00
BAYCで知られるYuga Labs、事業再編でチームメンバー削減 
Yuga Labsは、事業再編の一環としてチームメンバーの一部を削減した。「より小規模で機敏でクリプト・ネイティブなチーム」にする意向だ。
10:30
米国で仮想通貨発行の推奨事項5ヶ条、a16z明かす
大手ベンチャーキャピタルa16zは、米国で仮想通貨トークンを発行する際の推奨事項を挙げた。特に証券性など米SECをめぐる対処を中心としている。
09:30
ビットコインRunesデビュー1週間、200億円以上の手数料生み出す
手数料については、ミーム仮想通貨取引への高い需要が原因で、4月初めの5ドルから平均40ドルまで高騰している。ビットコインのマイニング報酬が半減し、収益が大幅に減少する見通しとなっていた採掘業者にとっては朗報だ。
08:00
半減期後のBTCのリターン、Nansen主席アナリストが分析
半減期後の仮想通貨ビットコインのリターンを、ブロックチェーン分析企業Nansenの主席リサーチアナリストが分析。半減期後250日までが最もリターンが高いという。
07:30
円安で1ドル158円台に、米ハイテク株高 来週FOMC金利発表|金融短観
本日の米国株指数は反発。エヌビディアやアルファベットなど大手IT株がけん引役となった。前日発表の米1-3月期GDPは予想を下回って悪材料となっていたが、昨夜発表の米3月PCEデフレーターはほぼ予想通りだった。
05:55
パンテラ、FTXの仮想通貨ソラナを追加取得
FTX破産財団はこれまですでにロックアップされた仮想通貨SOLの約3分の2を手放した。その多くは4年後に完全にアンロックされる見込みだ。
04/26 金曜日
14:22
「ミームコインは危険なカジノのよう」米アンドリーセン・ホロウィッツCTOが警鐘鳴らす
米大手VCアンドリーセン・ホロウィッツの エディ・ラザリン最高技術責任者は、ミームコインを「危険なカジノ」に例え、仮想通貨エコシステムから「本物の起業家」を遠ざける可能性があると主張した。
14:00
米FBI、マネロン防止ルール非遵守の仮想通貨サービスに注意喚起
米連邦捜査局は、マネーロンダリング防止基準を遵守していない仮想通貨送金サービスを利用しないよう、アメリカ国民に対して呼びかけた。
12:55
BTC半減期後に最初に採掘されたSatoshi、3億円超で落札
仮想通貨ビットコインの半減期後に最初に採掘されたSatoshiがオークションで3億円超で落札。Ordinalsの誕生によって、今はレア度の高いSatoshiに需要が生まれている。
12:32
ビットコインの反騰失速、ブラックロックのETF(IBIT)への資金流入が初めて途絶える
暗号資産(仮想通貨)市場では、自律反発のビットコインが日足50SMAを抜けられず再反落。ブラックロックのビットコインETF「IBIT」への資金流入は、ローンチ後71日間で初めて途絶えた。
10:15
著名な「Buy Bitcoin」のサイン、1.6億円で落札
「Buy Bitcoin」と書かれた著名な法律用箋が、オークションで1.6億円で落札された。仮想通貨ビットコインで入札され、正確な落札価格は16BTCである。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア