はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

ソラナNFT「y00ts」、ポリゴンから4億円の助成金獲得

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ポリゴンの誘致戦略

ソラナ基盤の人気NFTコレクション「y00ts」がポリゴン(MATIC)に拡大する戦略で、助成金約4億円(300万ドル)を受け取っていたことが明らかになった。

米スタートアップ企業DeLabsは2022年12月に、PFP(プロフィール画像)NFTコレクション「DeGods」をイーサリアム(ETH)に拡大し、15,000 NFTのジェネレーティブアートプロジェクトである「y00ts」をポリゴンに拡大する計画を明かしていた。

関連:DeGodsら、ETHとポリゴンに拡大へ

7日にDeLabsの創業者Frank氏がDiscordで発表した声明は、以下のように述べている。

DeLabsは、ポリゴンから300万ドルの非株式の助成金を受け取った。この資金はDeLabsチームの拡大に充て、私たちが取り組むインキュベーターを補強する。

DeLabsのインキュベーターで開催される新規NFTコレクションのローンチパッドでは、DeGodsやy00tsのステーキングで付与されるトークン「y00tpoints」と「DePoints」を使用できるという。

Frank氏はまた、より大きなオファーも受けていたが、ポリゴンがy00tsにとって最良の目的地と判断して選択したと述べている。

私たちはお金のためにこの契約を選んだのではない。それはただの素晴らしいボーナスであり、チームにとって効果的な方法に使用する。プロジェクトとしてy00tsにとって最もエキサイティングな方向性であるため、このオファーを受けたのだ。

イーサリアム(ETH)のスケーリングソリューションを提供するポリゴン(MATIC)は、スターバックス、コカ・コーラ、ディズニー、ナイキ、インスタグラムといった大手ブランドとのパートナーシップを獲得している。

Frank氏は、資金の拡大により「リアルビジネスとのクールなパートナーシップ/取引/割引/特典を提供できる」と展望を語った。

ポリゴン側は公式発表を行っていないが、海外メディアDecryptに対して以下のように述べている。

ポリゴンは、Frankとy00tsチームの透明性を重視する姿勢を全面的に支持する。彼らのローンチパッドを通じてポリゴン上に構築されるすべてのプロジェクトを楽しみにしている。

ソラナ基盤の大手NFT電子市場Magic Edenの週間ランキングでDeGodsとy00tsはトップ2にランク。執筆時点で2つのNFTコレクションのフロアプライス(底値)はそれぞれ前日比10%前後上昇している。

出典:Magic Eden

別途、NFTコレクション「DeGods」プロジェクトから派生した開発企業Dust Labsは22年9月、シードラウンドで、エクイティとDUSTトークンを介して10億円(700万ドル)を調達したことを公表していた。

関連:y00ts関連のDust Labs、Magic Edenなどから10億円調達

FTX破綻後のソラナ

高速L1ブロックチェーンのソラナ(SOL)とその上で構築するプロジェクト群は、FTXの経営破綻によって大きなダメージを受けたエコシステムの一つ。仮想通貨ソラナ(SOL)は過去1年で90%下落している。

前CEOであるサム・バンクマン・フリード(SBF)氏がSerumDEXを主導するなど、ソラナのDeFi(分散型金融)ユースケースの初期の発展に貢献した印象が強い。しかし、近年ではソラナに限らず、幅広いエコシステムのプロジェクトがFTXから出資を受けてきた。

ソラナはFTXと切り離されたエコシステムが発展しており、過去1週間には犬系ミームコイン(BONK)が1269.4%高騰、執筆時点に過去24時間取引量は1億ドルを越えている。ソラナ(SOL)が12月30日につけた約8ドルの安値から13ドルへの回復に寄与したとされた。

公式サイトによると、BONKトークン供給の50%は、NFTホルダー、Openbook(Serumフォーク)ユーザー、ソラナクリエイターや開発者らに配布される設計。コミュニティの支持を得ており、Magic Edenの決済通貨として統合されることが明らかになっている。

また、最新データによると、主なL1チェーンの中でソラナの1日のアクティブアドレスがイーサリアムやポリゴンを超えたという。

関連:バミューダ諸島の銀行、ポリゴンでステーブルコイン発行へ

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
11/16 日曜日
14:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、XRP現物ETFの米上場や世界初のZcash保有企業の91億円調達など
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナ、ジーキャッシュといった主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
11:30
ビットコイン、下値余地残すも反発は時間の問題か|bitbankアナリスト寄稿
今週のBTC相場は1530万円周辺で推移。米政府機関閉鎖解除後もハイテク株軟調で上値重い展開。12月FOMC前の経済指標不足が懸念材料に。一方、STH損失レシオが95%超となり売られ過ぎの水準。オプションOI分析では9.5万ドルがターゲットに。
11:00
週刊仮想通貨ニュース|米史上最長の政府閉鎖終了に高い関心
今週は『金持ち父さん貧乏父さん』著者ロバート・キヨサキ氏によるビットコイン・金・銀の価格予想、堀田丸正のBitcoin Japanへの社名変更、米政府の閉鎖終了に関する記事が関心を集めた。
11/15 土曜日
13:55
続落するイーサリアム、長期保有者が1日4.5万ETH超を売却=グラスノード
グラスノードによると、イーサリアムの3年から10年保有者が1日あたり平均4万5000ETH超を売却している。イーサリアム現物ETFも13日に2億6000万ドルの純流出を記録し売圧を高めている。
13:20
リミックスポイント決算発表、仮想通貨評価益で売上高が大幅増加
リミックスポイントが2025年4~9月期決算を発表した。仮想通貨評価益で売上高が大幅増加している。同社はビットコイン、イーサリアムなどの仮想通貨を財務資産として蓄積している。
13:00
Visaアジア太平洋地域デジタル通貨責任者、ステーブルコインの展望を語る|CoinPostインタビュー
Visaアジア太平洋地域デジタル通貨責任者ニシント・サンガヴィ氏がCoinPostの独占インタビューに応じ、ステーブルコイン決済戦略の拡大、CBDCとの共存、米国ジーニアス法の影響について詳しく語った。4つのステーブルコインと4つのブロックチェーンをサポートし、2億2,500万ドル超の決済を実現。今後5年間のアジア太平洋地域におけるデジタル通貨の展望と、Visaが果たす役割について解説。
11:15
テクノロジー大手アリババが預金トークン決済を開発 中国当局のステーブルコイン懸念に対処か
中国アリババが預金トークン決済システムを開発している。当局によるステーブルコイン規制を回避することも背景とみられる。AI活用サービスも発表した。
10:30
ビットコイン急落、45日ルール通過とFOMC利下げ見送り観測で売り圧力が最大化|仮想NISHI
仮想通貨ビットコインは足元で強い売り圧力に晒されているが、ヘッジファンドの45日ルール通過により解約売りの終了が期待される。ビットコイン長期保有者が直近1カ月で12兆円相当のBTCを売却したことは心理を悪化させていた。
09:50
トランプ一族関連のアメリカン・ビットコイン、売上高99億円に増加 決算発表 
トランプ一族の仮想通貨マイニング企業「アメリカン・ビットコイン」が2025年7~9月期決算を発表した。前年同期比で黒字転換し、ビットコイン保有量は4,090BTCに到達している。
09:35
ジャック・ドーシーのCash App、ステーブルコイン決済機能を導入
決済アプリのキャッシュアップがステーブルコインの送受信機能を含む11の新機能を発表した。ライトニングネットワークを使用したビットコイン決済機能も拡充している。
08:50
ソニー銀行の米銀免許申請、通貨監督庁にICBAが否認を要求
ソニー銀行が米国で信託銀行の国家免許を申請したことについて、米組織ICBAが強く反対すると表明。通貨監督庁に書簡を送付して反対理由を説明し、ソニー銀行の申請を認可しないように要求した。
07:45
バイナンス、ブラックロックのトークン化ファンド「BUIDL」を取引担保として受け入れ
仮想通貨取引所バイナンスがブラックロックの「BUIDL」を取引所外担保として統合した。BUIDLはBNBチェーンで新シェアクラスも立ち上げる。
06:50
ビットマイン、45億円相当のイーサリアムを追加購入 新CEOにHSBC元幹部を任命
ビットマインが3000万ドル相当の仮想通貨イーサリアムを追加購入した。同社は新CEOにHSBCアジアTMT投資銀行部門の元責任者を任命した。
06:25
ビットコイン長期保有者が1カ月で12兆円相当BTCを売却、初期投資家も2400BTCを取引所へ送金
ビットコインの長期保有者が過去1カ月で約81万5,000BTCを売却し、2024年1月以来の高水準となった。初期保有者のオーウェン・ガンデン氏も2400BTC以上を売却している。
05:50
ストラテジーのセイラー会長、6900億円相当のビットコイン売却の噂を否定
ストラテジーのマイケル・セイラー会長が47000BTCの売却憶測を否定した。オンチェーン上の動きは保管業者の入れ替えによるもので、実際に購入ペースを加速させていると説明。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧