はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

FTX、サム前CEOらの内部関係者を証人として召喚できる認可を取得

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

重要情報の提供を要請へ

破綻した暗号資産(仮想通貨)取引所FTXは8日、米デラウェア州の破産裁判所から、サム・バンクマン=フリード前CEOらの内部関係者を証人として召喚できる認可を得た。

召喚の目的は、FTXや顧客の資産をどのように使用したかなどについて情報や文書を要求すること。対象者は姉妹企業アラメダリサーチのキャロライン・エリソン元CEO、FTXの共同設立者ゲーリー・ワン氏、バンクマン=フリード前CEOの両親らが含まれる。

FTXは破綻に関する利害関係者への価値を最大化するように取り組んでおり、そのためには内部関係者の召喚が非常に重要であると以前から主張してきた。内部関係者の中には協力的な人とそうでない人がいるという。

同社は内部関係者を召喚し、FTXの資産や取引、口座、事業運営、個人資産、コミュニケーションの記録などについて、情報や文書を提供するよう求めていく。

また今回FTXは、内部関係者だけでなく、関係のある第三者を召喚する認可も得た。

関連仮想通貨市場に激震、アラメダショックとFTX騒動の動向まとめ

内部関係者の状況

FTXは昨年11月に米連邦破産法11条(チャプターイレブン)にもとづいた破産を申請。その後は、米エネルギー企業エンロンなどの破産を監督した経験を持つジョン・J・レイIII新CEOが中心となり、FTXの財務状況の確認を行うなど、破産処理を進めている。

チャプターイレブンとは

日本の民事再生法に似た再建型の倒産法制度。経営を継続しながら負債の削減などを実施し、企業再建を行う。申請後に債権取り立てが停止され、債務者は負債の整理に取り組み、原則120日以内に再建プランを策定する。

▶️仮想通貨用語集

レイ氏はCEOに就任後、これまで40年以上事業の再構築に携わってきたが、FTXのような状態は見たことがないと説明。信頼できる財務情報がなく、システムの完全性や規制の監督が欠如していると指摘した。そして、企業の管理は、経験が不足した、問題のある可能性がある少数の人々によって行われていたと説明し、前例がない破綻だと述べている。

関連FTXの実態の一部が明らかに 新CEOが裁判所に書類を提出

FTXの内部関係者については、サム前CEOが逮捕後に保釈され、両親の家で厳しい監視下に置かれた。今年に入りサム前CEOは、詐欺など8つの刑事告発について無罪を主張している。

一方で、エリソン氏やワン氏は、FTXの顧客に対する電信詐欺の共謀などの刑事責任を認めた。両名は検察に協力しているという。

関連FTXサム前CEO、罪状認否で無罪を主張

厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
05/17 土曜日
14:00
アブダビ政府系ファンド、ビットコインETF買い増しで保有額750億円突破
アブダビのムバダラ・インベストメントが第1四半期にブラックロックのビットコインETFを49万株追加購入。ゴールドマン・サックスは最大保有者として3000万株を保有。
13:05
ビットコインETFフェイクニュース事件、犯人に懲役14か月の判決
米SEC公式Xアカウントを乗っ取り、ビットコインETFについてのフェイクニュースを流した26歳の被告に懲役14か月の判決が下りた。偽情報で仮想通貨市場を混乱させたことが重大視された。
11:00
ビットコイン長期保有数1437万BTCに到達も、利確売り強まる=アナリスト分析
ビットコインの長期保有者が3月から5月にかけて利益確定を加速。支出利益率は71%増加し227%の平均リターンを記録。長期保有量は1437万BTCに達するも、市場サイクルの分配フェーズへの移行を示唆。
10:10
トランプ家のWLFI、民主党議員による調査要請を正式拒否
トランプ一族の金融企業WLFIが上院による調査を拒否した。政治的動機と批判し、同社は説明責任や米ドル優位性を指針としていると主張。倫理規定違反の疑惑なども否定している。
09:02
ETH・BTC比率が5年ぶり急騰、アルトシーズンの到来示唆か
イーサリアム/ビットコイン(ETH・BTC)価格比率が過去5年最低水準から38%急反発。ETFによる買い増し、取引所流入減少などの指標から需要増加・売却圧力低下が鮮明に。「極端な過小評価ゾーン」からの回復が示すアルトコインシーズン到来の可能性を分析。
07:50
ビットコインで利回り獲得、Solvがアバランチ基盤の新トークン発表
仮想通貨ビットコインの保有者にRWAの利回り獲得手段を提供するため、Solv Protocolはアバランチ上にSolvBTC.AVAXをローンチ。ローンチの目的や仕組みを説明した。
07:30
10億ドルのビットコイン投資を検討、米上場のシンガポール医療企業
シンガポールの医療企業バーゼル・メディカル・グループが10億ドル規模のビットコイン投資に関する交渉を開始。ストラテジー社に続く大規模企業BTC投資の新事例として注目される中、「革新的な株式交換契約」を通じてアジア医療企業最強の財務体質構築を目指す。
06:45
米裁判所、SECとリップルの和解案を「手続き上不適切」として却下 再申請へ
米連邦地裁がSECとリップルの和解申請を「手続き上不適切」として却下。民事訴訟規則違反が原因で、両者は適切な手続きでの再申請を迫られる状況に。
06:25
イーロン・マスクの『Kekius Maximus』切り替えでミームコインが2倍以上急騰
イーロン・マスク氏がツイッターのプロフィール画像とユーザー名をミームトークン「Kekius Maximus」に変更し、関連トークンが2倍以上急騰。昨年の900%上昇・急落事例に続くマスク氏のSNS活動による仮想通貨市場への影響力を示す展開に。
06:05
サウジ中央銀行、15億円相当のストラテジー株保有でビットコインに間接投資
サウジ中央銀行がセイラーのストラテジー社の株を25656株取得し仮想通貨ビットコインへの間接投資を開始したことが確認された。
05/16 金曜日
17:00
マスクネットワークとは?仮想通貨MASKの買い方・取引所まで徹底解説
Mask NetworkはSNS×Web3をシームレスに接続するSocial-Fiプラットフォーム。本記事では特徴とMASKトークンの買い方を初心者向けに解説します。
13:50
米ステーブルコイン法案、来週末までの成立視野に 次の「起爆剤」との見解も
米上院のステーブルコイン法案「GENIUS法案」で新たな超党派修正案が決定された。消費者保護や倫理規定が強化され、5月19日に討論終結投票が予定されている。
11:58
ビットコイン高値圏推移もアルトコインは上昇一服
仮想通貨ビットコインは104,100ドルと高値圏で推移、アルト市場ではメイプルストーリー(NXPC)はバイナンス対応で一時高騰したほか、XRPは7,300万ドル相当の大口売りとリップル和解手続き却下で下落した。コインベースはサイバー攻撃で最大4億ドルの損失も被害者への返金を約束した。
11:30
ブラックロックの「BUIDL」、初めてDeFiと接続へ アバランチ利用で
ブラックロックの米国債ファンド「BUIDL」がアバランチ上のプロトコル「Euler」に導入された。セキュリタイズは、機関投資家のDeFi参入を促進する一歩になったとしている。
10:55
加速する企業のビットコイン争奪戦、米上場のDDC社が5000BTC取得計画
香港発DDCエンタープライズが5000ビットコイン取得計画を発表。テザーの4812BTC購入、アデンタックスの8000BTC購入のための交渉、ウクライナの国家準備金構想など、企業・国家レベルでビットコイン争奪戦が激化。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧