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FTXの実態の一部が明らかに 新CEOが裁判所に書類を提出

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

FTXの問題点を指摘

破産申請した暗号資産(仮想通貨)取引所FTXの新CEOに就任したジョン・J・レイIII氏は、17日に米デラウェア州の裁判所に提出した破産申請関連の書類の中で、同社やグループ企業の状況を「完全な企業統治の失敗」と指摘した。

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レイ氏はこれまで40年以上事業の再構築に携わってきたが、今回のような状態は見たことがないという。信頼できる財務情報がなく、システムの完全性や規制の監督が欠如していると指摘。そして企業の管理は、経験が不足した、問題のある可能性がある少数の人々によって行われていたと説明し、前例がない破綻だと述べている。

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FTXの破産申請に合わせ、サム・バンクマン=フリード前CEOの後任となったレイ氏は、米エネルギー企業エンロンなどの破産を監督した経験を持つ。

今回の書類では、CEO就任以降、ブロックチェーン分析企業Chainalysisやサーバーセキュリティ企業らの専門家とも協力し、債務者の資産の確保などに取り組んでいると説明。そして、米商品先物取引委員会(CFTC)や米証券取引委員会(SEC)を含む規制機関や政府機関らからの多くの質問にも対応できるように取り組んでいるとした。

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その他の問題点

レイ氏は今回の書類の中で、多くの問題を指摘。FTXのグループ企業は、適切な記録やセキリティ管理などが欠如していることに加え、許容できない経営慣行で運営されていたと説明している。

世界のグループ企業の秘密鍵や極秘データにアクセスするために安全性の低いメールアカウントを使用していたり、顧客資産の悪用を隠すためのソフトウェアを使っていたりしたと主張。他にも姉妹企業のアラメダリサーチが、FTX.comの自動清算から免れるような仕組み(ゴッドモード)も導入されていたという。

また、書類ではアラメダリサーチの財務状況も公開しており、約5,700億円(41億ドル)がサム氏らに貸し出されていたことも記載した。このうち、サム氏自身は約1,400億円(10億ドル)を受け取っており、この点について顧客資金を横領していた可能性も指摘されている。

さらに、今回の書類で、JPMorganチェースやWells Fargo、Bank of Americaも影響を受けた可能性のある銀行という項目に含まれている。

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