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NFTゲーム「Star Atlas」開発企業が人員削減を発表 新戦略採用へ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

スターアトラスが戦略を変更

ソラナブロックチェーンの戦略ゲームStar Atlas(スターアトラス)を開発する企業ATMTAのMichael Wagner CEOは26日、SNSの一種であるDiscord上で、同社の新しい戦略について説明した。The Blockが報じた。

暗号資産(仮想通貨)市場の停滞も背景にして、今後はより制作にコストがかからないゲームプロジェクトに注力するなどの方針を示した形だ。

Wagner氏は、今後3週間程度で「Sage」と呼ばれるオンラインブラウザゲームの新たなバージョンをリリースすることから始めたいと語った。

Wagner氏は、このゲームは、「よりシンプルなユーザーインターフェイスになる予定だ。2Dの環境だが、メインネットの実際のメカニックをすべて再現するもの」で、プレイヤーに現実世界での経済的な報酬をもたらすことも可能だと述べている。

これまで、スターアトラスは、コストをかけて3Dで開発されてきた。多人数同時参加型オンライン・ロールプレイング・ゲームとして、ソラナブロックチェーン上で開発されているWeb3ゲームの中でも主要なものだった。

スターアトラスは、ゲーム内アイテムをNFT(非代替性トークン)の形で表現しており、遊んで稼げるGameFiプロジェクトとして構築されている。宇宙船や装備品、資源や土地に至るアイテムを、プレイヤーはゲーム内の市場で売買することも可能だ。

関連Star Atlas(スターアトラス)とは|注目すべき点や将来性を解説

NFTとは

「Non-Fungible Token」の略称で、代替不可能で固有の価値を持つデジタルトークンのこと。ブロックチェーンゲームの「デジタルアイテム」交換などに用いられるのみならず、高額アート作品の所有権証明や、中古販売では実現の難しかった「二次流通市場」における権利者(クリエイター)への画期的な還元手段としても注目を集める。

▶️仮想通貨用語集

FTX破綻や市場停滞の影響

スターアトラスの開発企業ATMTAは、昨年の大手仮想通貨取引所FTX破綻の影響を受けている。Wagner CEOは2022年11月、FTX破綻によってFTXに存在していた運転資金の半分が取り戻せなくなり、事業が現金不足に陥るまでの残存期間(ランウェイ)が縮んでしまったと伝えた。

関連Star Atlasの運転資金に打撃 FTX破綻で

ATMTAは今週、大規模な解雇を行ったところでもある。Wagner CEOは「非常に困難な決断」で多くの素晴らしい才能を持つ人々を手放さなければならなくなったと述べた。

また、現在ゲーム開発や関連のマーケティングその他で人員を募集している企業があれば、推薦できる人物が数多くいると呼びかけている。

ATMTAは、167名から45名までチームを削減した形だ。なお、2022年のピーク時には235名のスタッフを擁していた。

Wagner氏は、停滞する市場環境と、長期的なランウェイに対応するために、支出を調整する必要性があったと述べた。ATMTAがインフラを維持できるようにするための予算や開発事項を検討したとも続けている。

モバイルアプリに活路見出す

Wagner CEOは、今後、経営状況を上向きにする戦略として、モバイルアプリについて言及して、次のように話した。

モバイルアプリは、ユーザーベースを拡大する素晴らしい機会となるだろう。事業の観点からは、新しい資産クラスから収益を上げる機会を与えてくれるもので、これは事業を継続していく運転資金の面からも恩恵がある。

また、今後スターアトラスのプロモーションイベントを開催するが、参加するためには、ゲーム内の船を購入しておく必要があるとも、既存プレイヤーにアピールしている。

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