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ソラナ基盤ウォレットPhantom・Backpackに新たな動き 【Solana Breakpoint 2023】

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

Solana Breakpoint 2023に向けて相次いで発表

昨日開幕されたソラナの大型カンファレンス「Breakpoint2023(10/30〜11/3)」に際してソラナ基盤ウォレットPhantomやBackpackは新たな発表を行なった。

まず、Phantomについては、写真・画像・映像をNFTにする機能「Camera Mint」を導入した。この機能はPhantomのスマホアプリで利用可能で数円ほどの手数料でできるという。

Phantomはソラナの代表的なウォレットで、イーサリアムの「メタマスク」の立ち位置にあたるが、イーサリアムとポリゴンにも対応しているマルチネットワークウォレットだ。

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Backpack iOS版リリース

また、xNFTウォレットと知られるBackpackについては、iOS版モバイルアプリをリリースした。Android版は近日公開だという。

Backpackの特徴は独自開発のプロトコル「xNFT」への対応で、Phantomなどのウォレットにはない機能だ。xNFTとは個別のdAppsをNFTにしてウォレット内でアクセスする技術で、予め認可されダウンロードされたdAppsにウォレットアプリから毎度署名なしで直にアクセスし利用することができる。署名(シグネチャー)は従来のウォレットにおけるセキュリティー弱点であり、フィッシングサイト(偽サイト)に接続してしまうと資産が盗まれるリスクがある。

ソラナ初のスマコンウォレットも

さらに、ソラナ初のスマートコントラクト基盤のウォレット「Fuse」も発表された。

このウォレットはソラナの資産管理インフラを提供するSquadsの技術によって実現したもので、近いうちにiOS版アプリがリリースされる。

Fuseの特徴は、シードフレーズ(秘密鍵のような仕組み)を必要としない点で、ログインパスワードのみでアクセスできるUX向上型のウォレットだ。従来のウォレットでは秘密鍵を無くすと復元はほぼ不可能だが、秘密鍵を数桁のパスワードに抽象化しEメール等の復元方向を導入してセキュリティと利便性を高めるアプローチだ。イーサリアムエコシステムでは、ArgentやBraavosウォレットがスマートコントラクトウォレットに該当する。

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