はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

米下院エネルギー委員会、ブロックチェーン促進法案を可決

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

「米国ブロックチェーン導入法」が上院通過

米国の下院エネルギー・商業委員会は5日、ブロックチェーン技術や分散型台帳技術(DLT)を促進する法案を賛成46対反対0で可決した。今後は下院での審議が行われる予定だ。

この超党派法案「Deploying American Blockchains Act(米国ブロックチェーン導入法)」はリサ・ブラント・ロチェスター下院議員(民主党)ととラリー・ブクション下院議員(共和党)の主導で起草された。

法案は、「ブロックチェーン技術やその他の分散型台帳技術の展開、使用、応用、競争力、などに関して米国の能力を促進する措置を講じるよう、商務省長官に指示する」ことを目的としている。

また、商務省長官が関連するアプリケーションやトークンの導入と利用において米国がリーダーシップを取っていくことを支援するような、「ブロックチェーン導入プログラム」を指揮することも内容として盛り込んだ。

さらに、そうした技術に関する政策や推奨事項を開発することも規定している。具体的な分野としてはトークン化や分散型ID、サイバーセキュリティ、人工知能(AI)、詐欺の抑制、規制遵守、eコマース、ヘルスケア分野での応用、サプライチェーンでの応用などに言及した。

分散型台帳技術とは

これまで多くの分野において中央集権型に取られていた台帳を、一つにまとめるのではなくユーザー全員で管理、監視しあっていく技術のこと。

▶️仮想通貨用語集

関連暗号資産税制改正要望を政府に提出、日本ブロックチェーン協会

米国の競争力維持を期待

米国の業界団体ブロックチェーン協会やデジタル商工会議所も、今回の法案に賛同を示している。

デジタル商工会議所の政策関係責任者コディ・カーボン氏は、法案は国際的な競争にも役立つとして、次のようにコメントした。

この超党派法案は、ブロックチェーン開発における米国のリーダーシップを維持するのに役立つ。これは切実に必要とされていることだ。

なぜなら、例えば中国は現在、すべてのブロックチェーン特許の84%を所有している。今こそ、米国もこの方面を強化すべき時だ。

また、ブロックチェーン協会のクリスティン・スミスCEOも次のような声明を出した。

米国がブロックチェーン技術の開発と展開を主導することが重要だ。

ブロックチェーン技術には世界を変える使い道があり、この超党派の法案は、初期段階にあるブロックチェーン分野における我が国の競争力を促進する。

最新の申請状況として、GlobalDataによると、2023年第3四半期(7~9月)には世界でブロックチェーン関連の特許出願は1,401件あり、その内訳は米国が最大で58%を占めていた。二位は韓国で9%、三位は中国で4%だった。

最近では米決済大手PayPal(ペイパル)やソニー・インタラクティブエンタテインメントなど大手企業によるNFT(非代替性トークン)関連特許申請の事例が続いている。

関連米決済大手PayPal、NFTの購入・送信システムで特許出願

関連ソニー、ゲームプラットフォーム間のNFT送信に関する特許を出願

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
10/11 土曜日
14:30
13:20
ビットコインの年間の実現純利益が継続的上昇、今後の動向は=CryptoQuant
CryptoQuantが週間レポートで仮想通貨ビットコインの利確の動きは低調であるとして今後も上昇継続の可能性を予想した。一方、市場はトランプ関税発言で急落したところだ。
12:00
ケニア最大級のスラム街でビットコインが広がる理由|Afribit創業者インタビュー
ケニアの貧困地域で広がるビットコイン活用。なぜ使われ、どんな課題があるのか。現地取材による5つの質問と回答で、仮想通貨の実態をわかりやすく紹介。
10:45
「トランプ・ショック」でアルト市場に異常値 ATOMが一時0.001ドルまで暴落
トランプ大統領の対中関税警告で一部アルトコインがバイナンスなどで異常急落。ATOMは0.001ドルまで暴落しSUIは85%下落。過去24時間の清算総額は約3兆円に達した。
10:00
ノーベル平和賞めぐる情報漏洩か、ノルウェー当局が米賭けサイトのトレーダーに関する調査=報道
ノルウェー当局が2025年ノーベル平和賞の結果についてポリマーケットでの情報漏洩を調査している。受賞者マチャド氏は仮想通貨ビットコインの支持者として知られている。
09:45
米賭けサイト「カルシ」、3億ドル調達で評価額50億ドルに 140カ国展開へ
米予測市場カルシが3億ドルの資金調達を完了し評価額50億ドルに到達。セコイアやアンドリーセン・ホロウィッツが参加し事業を140カ国に拡大する計画を発表した。
08:10
世界大手銀行10行、G7通貨のステーブルコイン発行を共同検討
バンカメやゴールドマン・サックスなど世界大手銀行10行がG7通貨連動ステーブルコイン発行の共同検討を開始とBNPパリバが発表した。
07:30
32億円相当の仮想通貨を盗難か Hyperliquidのユーザーが被害者に
Peckshieldは、Hyperliquidのユーザーが32億円相当の仮想通貨を盗難されたことを報告。原因は秘密鍵の漏洩であると分析している。
07:00
キャナリー、XRPとソラナETFの申請を更新も長引く政府閉鎖が影響
米キャナリー・キャピタルがXRPとソラナETFの登録届出書を更新し手数料を0.50%に設定。SEC承認に向け前進するも政府閉鎖で承認プロセスが不透明な状況にとどまる。
06:30
モルガン・スタンレー、仮想通貨ファンドの顧客制限を撤廃=報道
モルガン・スタンレーが仮想通貨ファンドへのアクセス制限を撤廃し全顧客が投資可能にとCNBCが報道。10月15日から退職金口座を含むあらゆる口座で利用可能になる。
06:13
バイナンス創設者CZ氏への恩赦検討が進展 ホワイトハウス内で協議=報道
バイナンス創設者CZ氏への恩赦に関するホワイトハウス内の協議が進展していると報道された。トランプ大統領は恩赦に前向きだが体裁を懸念する声も。
05:45
ビットコイン暴落、1.3兆円規模のロスカット発生 トランプの対中100%関税追加を受け
トランプ大統領が中国製品への関税大幅引き上げを警告し仮想通貨市場が大幅安に。ビットコインは10%下落し市場全体で1250億ドル超の時価総額が消失した。
10/10 金曜日
16:47
ジャック・ドーシーのブロック社、ビットコイン決済・ウォレットソリューション「Square Bitcoin」提供開始へ
ジャック・ドーシー氏率いる米ブロック社が、Squareで仮想通貨ビットコイン決済・変換サービスを開始する。初年度手数料無料で、売上の一部をBTCに自動変換可能だ。
16:09
ビットコイン、2030年までに金と並ぶ中央銀行準備資産に ドイツ銀行が予測
ドイツ銀行のアナリストらが、ビットコインが2030年までに中央銀行の準備資産となると予測した。ボラティリティ低下や規制整備が進む中、ビットコインは、金と共に中央銀行のバランスシートに共存する可能性があると見ている。
15:23
カルビー×SNPIT「じゃがりこ」NFTコラボ発表 10月15日から販売開始へ
ブロックチェーンゲームSNPITとカルビーが「じゃがりこ」NFTコラボを開始。10月15日から段階的に販売。ミントスクロールを使って新カメラBOXを生成可能。価格や販売スケジュールの詳細を解説。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧