はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

ヘデラ、サウジアラビア投資省と2.5億ドルの大型契約 ディープテックを加速

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

サウジアラビア投資省と5年契約

分散型ネットワーク「ヘデラ・ハッシュグラフ(HBAR)」を運営するハッシュグラフ協会は6日、サウジアラビア投資省(MISA)と5年間にわたる戦略的パートナーシップを締結し、その規模が2億5,000万ドル(370億円)に達することを発表した。

サウジアラビア投資省は、サウジアラビアの投資促進と支援を担当する政府機関。この金額は、協定の期間中に展開されるプロジェクトやイニシアチブへの総投資額を表しており、特にWeb3分野やディープテック関連のイノベーションを推進するための資金とされる。

このパートナーシップにより、ハッシュグラフ協会は、特にWeb3分野におけるイノベーションの推進を目指すディープテックベンチャースタジオを設立した。

調印式は、6日にリヤドで開催されたサウジアラビアとスイスの間の円卓会議で行われた。MISAとハッシュグラフ協会が署名した覚書(MoU)により、両者はサウジアラビア国内外でのパートナーシップを通じて、国内の起業エコシステムを支援し、革新的な投資機会を促進することを目指す。

新設されたディープテックベンチャースタジオは、人工知能やブロックチェーン、ロボット工学、モノのインターネット、仮想現実、量子コンピューティングといった先端技術分野において、最先端のソリューションの開発を支援する企業に焦点を当てることで、グローバル市場におけるサウジ企業の競争力を高めることを目的としている。

CoinMarketCapのデータによると、へデラの暗号資産(仮想通貨)であるHBARは、前日比で4.79%の値上がりを記録、過去24時間で取引量が約600%急増している(執筆時点)。

出典:CoinMarketCap

サウジアラビア政府は、Web3、メタバース、そしてCBDC(中央銀行デジタル通貨)などの先端産業への支援を強化している。昨年4月、政府系ファンドであるSanabil Investmentsは、Andreessen Horowitz(A16z)、Coatue Management、KKR、Polychain Capitalを含む約40の米国ベンチャーキャピタル(VC)との提携を公表した。これらのVCは、特に暗号資産やWeb3関連の分野への投資を行っている。

さらに昨年後半、Web3の大手企業であるAnimoca Brandsは、サウジアラビアのスマートシティプロジェクト「NEOM」から5000万ドルの出資提案を受けた。

関連:米リップル社、ヘデラのプロジェクトと協業か デジタル資産や決済で連携を模索へ

ヘデラ・ハッシュグラフとは

ヘデラ・ハッシュグラフは、1秒当たり1万トランザクションを処理可能な高いスループットを誇ると同時に、公平性と安全性を重視した分散型台帳技術(DLT)の開発に取り組んでいる。

重要なパートナーシップやトークン配分を通じて、Hederaのエコシステムは着実な成長を遂げている。特に今年1月には、日立アメリカがHedera協議会に加盟し、ヘデラネットワークのさらなる革新と分散化に貢献する意向を示した。

日立アメリカは、2025年までにHedera上でのサプライチェーンや持続可能性に関するソリューションの概念実証を開始する計画である。

ヘデラ協議会は、Hederaのソフトウェアとサービスの方向性に関する平等な投票権を共有し、初期のネットワークノードを運営するグローバルな組織や企業のコンソーシアムだ。

関連:米中銀の即時決済システム「FedNow」、へデラ活用の「Dropp」をサービス提供企業に追加

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/24 水曜日
10:20
ブラックロック、ビットコインETFを「今年の3つの投資テーマ」に選出
最大手資産運用会社ブラックロックが、仮想通貨ビットコイン現物ETF「IBIT」を2025年の上位3つの投資テーマに選出した。米国債などと並ぶ投資先として位置づけている。
09:46
コインベースがベース経由でSOL入出金に対応
コインベース取引所が23日、ベースネットワーク経由でのSOL入出金機能を開始。チェーンリンクとの協力により、外部ブリッジを使わずソラナとベース間の直接送金が可能に。ただし日本を含む一部地域では利用制限あり。
09:45
IMF「エルサルバドルのBTCプロジェクトに関する議論は継続中」
IMFは、エルサルバドルに関する職員の報告を公開。報告は40カ月間の中期融資制度のレビューに関する内容で、同国の仮想通貨ビットコインのプロジェクトにも言及している。
08:30
米Amplify ETFs、ステーブルコインとトークン化特化の新ETFを上場
米Amplify ETFsがステーブルコイン技術とトークン化技術に投資する2つの新ETFを発表した。ステーブルコイン市場は2030年に3兆7000億ドル、トークン化資産は3兆6000億ドルへの成長が見込まれている。
07:20
ロシア中銀、適格投資家以外の仮想通貨購入の認可を政府に提案
ロシア中銀は、仮想通貨規制のコンセプトを考案して政府に対して法改正の提案を行ったと発表。提案の内容や今後の計画を説明している。
06:55
ソラナ特化型ウペクシ社、シェルフ登録で柔軟な資金調達体制を構築
米上場のソラナ特化型企業ウペクシが米SECにシェルフ登録届出書を提出し、未使用のエクイティラインを解約する計画を発表した。資本調達の効率性向上とコスト削減を目指す動きとなる。
06:20
ビットコイン、金・銀と乖離し上昇に遅れ 大口売り圧力が要因に
仮想通貨ビットコインは金や銀と異なり最高値から30%下落したまま推移。8月以降ナスダックとの相関が乖離し、大口プレイヤーからの売り圧力が上昇を阻んでいると分析された。
05:35
米アリゾナ州、仮想通貨免税法案を提出
米国アリゾナ州で仮想通貨を州税から免除する法案が提出された。連邦レベルでは200ドル未満のステーブルコイン取引を非課税とする超党派法案の草案が発表された。
12/23 火曜日
18:30
CircleのStableFXとは?外国為替をステーブルコインで効率化する戦略を読み解く
1日1,400兆円超のFX市場に、Circle社がステーブルコインで挑む。StableFXの仕組み・強み・日本円ステーブルコインJPYC採択の背景まで、戦略を読み解きます。
18:16
ビットコイン、インフレ調整後の購買力ベースでは10万ドル突破せず=Galaxy分析
ギャラクシー・デジタルの研究者がインフレ調整後、ビットコインは「真の10万ドル」に未達と指摘。しかし日本の投資家は円安効果により米国投資家を大きく上回る実質リターンを獲得。円キャリートレードの典型例を分析。
18:00
edgeX(エッジエックス)とは?エアドロップ情報・使い方を解説
edgeX(エッジエックス)は累計取引高5,900億ドル超の永久先物DEX。独自トークンの発行やエアドロップも予定されています。本記事では特徴や使い方、流動性提供の方法、手数料・リスクまでわかりやすく解説します。
18:00
SBIホールディングス株式会社、次世代金融カンファレンスMoneyX 2026の企画・運営として参画決定
SBIホールディングスが、2026年2月27日にザ・プリンスパークタワー東京で開催される次世代金融カンファレンス「MoneyX 2026」に共催企業として参画。通貨のデジタル化と社会実装をテーマに開催される。
15:46
予測市場カルシ、BNBチェーンでの入出金サポートを開始
CFTC規制下の予測市場カルシがBNBチェーンの入出金に対応。BSCユーザーはブリッジ不要で直接アクセス可能に。予測市場業界は2025年に急成長、取引高は400億ドル規模へ。
14:34
ソラナ財団、手数料代行サービス「Kora」を発表 SOL不要で取引可能に
ソラナ財団が12月23日に発表した「Kora」により、ユーザーはSOLを保有せずにUSDCなど任意のトークンで取引手数料を支払えるようになる。手数料代行の仕組みと応用例を解説。
13:15
仮想通貨ウォレット狙う情報窃盗マルウェア「Stealka」検出=Kaspersky
Kasperskyが仮想通貨ウォレットなどを狙う高度マルウェア「Stealka」を報告した。海賊版ソフトなどに偽装し100種類以上のブラウザやウォレットを標的に。被害を防ぐ対策も解説。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧