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サウジアラビアの投資ファンド、多数の仮想通貨・Web3 VCに出資

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

数多くのWeb3関連VCとの提携を公開

サウジアラビア政府の公共投資ファンドSanabil Investmentsは、約40社の米国ベンチャーキャピタル(VC)との提携関係を公開した。提携先の中には、暗号資産(仮想通貨)や、Web3関連に出資を行うVCも多く含まれている。

例えば、Sanabil Investmentsは、Andreessen Horowitz(A16z)、Coatue Management、KKR、Polychain Capitalなどに投資していることが明らかになった。

A16zは、業界最大手の仮想通貨ファンドとして知られている。最近では、イーサリアム(ETH)のプライバシーに特化したL2ソリューションを開発するAztec NetworkのシリーズBラウンドを主導した。

関連:イーサリアムL2「Aztec」、a16zなどから1億ドル調達

Coatue ManagementはNFT(非代替性トークン)マーケットOpenSeaなどに出資。KKRは、米大手仮想通貨カストディ企業Anchorage Digitalや、Web3大手のAnimoca Brandsなどに出資している。

Polychain Capitalは、最近では大手DEX(分散型取引所)Uniswapの開発企業であるUniswap LabsのシリーズBラウンドを主導した。

関連:Uniswap Labs、シリーズBで242億円調達

他にも、Sanabil Investmentsのポートフォリオにおいて、Web3やブロックチェーン関連では、Griffin Gaming Partners、500 Startups、9Yards、B Capital、Collaborative Fund、Costanoa、Valar Venturesなどが含まれていた。

Sanabil Investmentsは2009年設立。公式サイトによると、毎年約2,600億円(約20億ドル)を複数の資金調達ラウンドに投入し、斬新なビジネスモデルを持つ事業を後押ししている。なお、仮想通貨やWeb3関連VCへの具体的な投資額は今回明かされていない。

サウジアラビアについては、2018年のサウジアラビア人記者ジャマル・カショギ氏殺害をムハンマド皇太子が命じていたという疑惑があり物議を醸しているところだ。このため、サウジアラビアのファンドと提携する企業についてはブランド価値が影響を受ける可能性を指摘する声も出ている。

Web3とは

現状の中央集権体制のウェブをWeb2と定義し、ブロックチェーン等を用いて非中央集権型のネットワークを実現する試みを指す。代表的な特徴は、仮想通貨ウォレットを利用したdAppsへのアクセスなど、ブロックチェーンをはじめとする分散型ネットワークのユースケースがある。

▶️仮想通貨用語集

メタバースなどに取り組むサウジアラビア

サウジアラビア政府は、メタバースやCBDC(中央銀行デジタル通貨)などにも取り組みを見せているところだ。

最近では2月、サウジアラビアのデジタル政府機関(DGA)とNFTゲームを提供するザ・サンドボックス(SAND)がメタバースの活用で提携していくことが分かった。

関連:The Sandbox、サウジアラビアとメタバースで提携 SAND高騰

昨年2月には、メタバースを含む、複数の先端技術へ約8,400億円(64億ドル)以上を投資することを発表。特に、独自のメタバース開発を行うNEOM Tech & Digital Company社に約1,300億円(10億ドル)を出資するとした。

関連:サウジアラビア政府、メタバースなど最先端技術に7000億円以上を投資へ

サウジアラビア政府は2018年時点では、ビットコイン(BTC)などの仮想通貨取引は当局の監督下にないためリスクがあると警告していた。しかし現在は、隣国のアラブ首長国連邦(UAE)が仮想通貨政策を推進していることもあり、仮想通貨に関する規制整備を迫られているとされる。

22年9月には元アクセンチュア幹部のMohsen AlZahrani氏を、政府における仮想通貨とCBDCの責任者として採用した。

関連:サウジアラビア中銀、仮想通貨とCBDCプログラムのリーダーを採用

メタバースとは

インターネット上に構築された、多人数参加型の3次元仮想現実世界のこと。アバターを使い、様々な楽しみ方ができる。例えば、『The Sandbox』というゲーム内のメタバースでは、ボクセルアート制作ツールやゲーム制作ツールが提供されており、ユーザーはそのなかで自作のゲームや施設を作ることができる。

▶️仮想通貨用語集

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