はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

ビットコインETFの純流入は過去最高の6.7億ドル、ミームコインの循環物色も

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

マクロ経済と金融市場

前週末24日の米NY株式市場は、ダウ平均株価は前日比47.3ドル(0.12%)高、ナスダック指数は144.1ポイント(0.9%)高で取引を終えた。

東京株式市場では、前場の日経平均株価は前日比709.8円(1.81%)高の3万9,876円となり、4万円の大台が迫る。

米国株の暗号資産(仮想通貨)関連銘柄では、マイクロストラテジーが前日比5.87%高と大幅続伸した一方、マイニング関連銘柄のマラソンデジタルは前日比19.9%安と暴落した。決算発表で1株当たり利益を示すEPSが市場予想を下回ったこともあり、

CoinPostアプリ(ヒートマップ機能)

関連:新NISAのつみたて投資に、「三井住友カード プラチナプリファード」が人気急上昇している理由

仮想通貨市況

暗号資産(仮想通貨)市場では、ビットコイン(BTC)は前日比1.2%安の1BTC=60,853ドルに。

BTC/USD日足

最高値の1BTC=69,000ドルが迫る中、前週比20.2%、前月比43.3%高騰しており、足元では過熱感も指摘される。

関連:ビットコインETF承認後に高騰する相場をプロが解説|寄稿:仮想NISHI

2月29日のビットコインETF(上場投資信託)の取引量は若干落ち着いたものの、平均値を大きく上回った。

BitMEX Researchのデータによると、2月28日の流入額は6億7,340万ドルと過去最高を更新した。

相場を牽引しているのは、最大手資産運用会社ブラックロックのiシェアーズ・ビットコイン・トラスト(IBIT)とフィデリティ・ワイズ・オリジン・ビットコイン・ファンド(FBTC)で、それぞれ6億1,200万ドルと2億4,500万ドルに及んでいる。

ブラジルでは、証券市場で取引される外国企業の株式ブラジル預託証券(BDR)にて、iシェアーズスポットビットコイン上場投資信託が本日ローンチした。

『IBIT39』と名付けられた金融商品は、ブラックロックが米国で発売したBTC ETFをグローバルに拡張した設計となっており、米国ETFのパフォーマンスを再現することを目指す。

ブラジルやアルゼンチンのような新興国では、経済的な不確実性が高まる中で、ビットコインを含む暗号資産への関心が高まる傾向が見られる。中でも、過度なインフレが自国通貨不安を生み実生活への影響が懸念される場合、価値の保存手段としてデジタル・ゴールドと目されるビットコインに資金を退避させる需要が強まることも少なくない。

グレースケールの投資信託「ビットコイントラスト(GBTC)」からの大幅な流出超過が続く中、約7週間で計74 億ドルの純流入を記録し、このような機関投資家の大規模な買いが暗号資産(仮想通貨)相場を押し上げている。

ビットワイズの最高投資責任者であるマット・ホーガン氏は、現在の市場力学を評価し、「ビットコインETFに対する前例のない需要がある」と断言した。

同氏によれば、ETFへの初期需要は個人で独立したファイナンシャル・アドバイザーやヘッジファンドから来ているが、近い将来、もっと大規模な機関投資家から多額の資本が流入すると予測している。

関連:ビットコイン半減期とは?過去相場の価格変動から探る2024年の展望

関連:仮想通貨IEO投資の稼ぎ方 国内外の成功事例と参加方法は

悲観シナリオ予想も

一方、悲観的な見立てもある。

JPモルガンのアナリストは、半減期後に1BTC=42,000ドルまで暴落するおそれがあるとの見方を示した。現在の61,000ドルからだと約30%のドローダウンに相当する。

半減期では採掘報酬が6.25 BTCから3.125 BTCに減少するため、マイナーの収益性悪化と採掘コストの増加を懸念する。

非効率なマイニングリグおよび業者の一斉撤退を招いた場合、市場価格の下限として意識されるマイナーの推定生産コストは42,000ドルと概算した。

アルトコイン相場

ビットコイン(BTC)高騰に伴い、アルトコイン市場ではミームコインも循環物色されている。

関連:ミームコイン時価総額大幅増、DogeやBonkがけん引

ドージコイン(DOGE)が前日比6.9%高、前週比42.7%高となったほか、ソラナ基盤のミームコインBonk Inu(BONK)が前日比13%高、前週比98.3%高と急騰している。

関連:おすすめの仮想通貨取引所のメリットを比較 イラスト解説付き

関連:ステーキングや積み立てサービスに優位性、仮想通貨取引所「SBI VCトレード」のメリットを解説

過去に掲載したマーケットレポート一覧はこちら

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
11/18 火曜日
18:06
トランプ一族、世界初のトークン化ホテル開発プロジェクト参画を発表
トランプ・オーガニゼーションとDAR Globalが世界初のトークン化ホテル開発をモルディブで発表。ブロックチェーン技術を活用した新たな不動産投資モデルとして注目される。
18:03
Aave、米国で高利回り貯蓄アプリ「Aave App」開始へ 銀行入金・残高保護に対応
DeFi大手Aaveが一般ユーザー向け貯蓄アプリ「Aave App」を米国で提供開始予定。最大100万ドルの残高保護、自動積立機能など、従来の銀行預金(平均0.4%)を上回る利便性を提供する。
17:00
金商法移行で暗号資産市場はどう変わる? JVCEA小田会長が業界の懸念に回答|独自取材
暗号資産の金商法移行が最終局面を迎える中、日本暗号資産取引業協会(JVCEA)の小田玄紀代表理事がCoinPostの独自取材に応じた。開示規制は分散性の高い銘柄を対象外とし、取扱銘柄の大幅減少は想定されていないと明言。規制の枠組みを理解した上での革新を呼びかけた。分離課税実現には金商法移行が必要条件の一つであり、多くの政党が前向きに検討していると認識を示した。
16:23
マウントゴックス、ビットコイン1万BTCを動かす 弁済に進展か
破綻した暗号資産取引所マウントゴックスが11月18日、約1万608BTC(約1,470億円相当)を移動した。過去の大規模移動が債権者返済に先立って実施されてきた経緯から、今回も返済準備の可能性が指摘されている。同社は2024年7月から返済を開始しており、現在も約3万4,689BTCが未配布となっている。
14:54
暗号学者アダム・バック、ビットコインの現実的な量子リスクは最短でも20年後 「備えは十分可能」
暗号学者アダム・バック氏が量子コンピュータによる脅威について「20-40年は安全」との見解を示した。一方、専門家の間では5-10年以内のリスクを指摘する声もある。
13:40
エルサルバドル、下落局面で約155億円相当のビットコイン押し目買い 保有高は7474BTC
エルサルバドル政府が市場下落局面で約155億円相当のビットコインを追加購入し、保有高は7474BTCに達した。2025年1月に法定通貨地位を撤廃したものの、ブケレ政権は戦略的準備資産としての蓄積を継続している。
13:25
ヴィタリック、イーサリアムのプライバシー保護ツール「Kohaku」を紹介
仮想通貨イーサリアムのブテリン共同創設者がプライバシー保護ツール「Kohaku」を新たに紹介した。Railgun連携やゼロ知識証明で匿名性を強化する開発ロードマップを解説する。
13:10
CZ氏、6650億円の罰金返還なら米国に再投資と言及
バイナンス創業者CZ氏が米司法省への約6650億円の罰金返還時に米国再投資を表明。トランプ大統領からの恩赦後、民主党議員からの腐敗疑惑批判に対し、感謝と慎重さのバランスを強調した発言として注目される。
11:25
伝説投資家ドラッケンミラー、ブロックチェーン融資企業フィギュアの株式を120億円相当取得
フィギュア株価上昇 米ウォール街の伝説的なヘッジファンドマネージャーであるスタンリー・ドラッケンミラー氏が運営するデュケイン・キャピタルは11月15日、第3四半期の13F報告書…
10:55
ソラナ保有企業フォワード、367億円相当SOLをコインベースへ入金 警戒高まる
仮想通貨ソラナを財務資産として保有するナスダック上場のフォワード・インダストリーズが約367億円相当のSOLをコインベース・プライムに移動させた。売却か社内再編成かは不明だ。
09:50
「ビットコイン下落の背景は米ドル流動性低下」アーサー・ヘイズが年末までの市場予想
アーサー・ヘイズ氏が仮想通貨ビットコイン下落の原因を米ドル流動性縮小と分析した。ETF資金流出の背景や今後の下落および急騰シナリオを解説している。
09:30
自称「IQ276」のキム・ヨンフン、BTCは今後45日間で22万ドルまで上昇すると予想
自称IQ276のキム・ヨンフン氏は、仮想通貨ビットコインの価格は今後45日間で22万ドルに到達すると予想。明確な根拠は示していないが、世界最高のIQ記録保持者として価格を予想すると主張した。
09:20
Cboeが無期限型ビットコイン・イーサリアム先物を12月15日に開始、米国規制下で提供
Cboeが仮想通貨ビットコインとイーサリアムの無期限先物取引を12月15日に開始する。米国規制下でポジションのロールオーバーを不要にする。
08:15
米政権、海外仮想通貨口座の税務報告規則を審査中
米ホワイトハウスが海外仮想通貨口座に関する税務報告規則案の審査を開始した。国際的な仮想通貨資産報告枠組みCARFへの参加を実現し、租税回避を取り締まる狙いだ。
07:45
グレースケールのドージコインETF、11月24日取引開始見通し 新たなソラナETFも上場
グレースケールのドージコインETFが11月24日にも取引開始となる見通しだ。ヴァンエックは17日にソラナETFの提供を開始した。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧